ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

オーストラリア米

2008年04月13日 23時12分40秒 | 食べる/飲む
土曜日の晩、いつものようにモール・オブ・ジ・エミレーツのカルフールに1週間分の必要品を買い足しに行く。エジプト米はまだ残っているが、ふとオーストラリア米を試してみたくなり、1kgだけ買う。サンホワイトというブランドで1キロ6.75ディルハム(写真)。カリフォルニア米の6~7割の値段だ。

エジプト米がやわらかく感じたのは水加減のせいかと思い、水を少し少なめにして1合炊いてみる。噛むと歯にあたる弾力感が日本米やカリフォルニア米と同じ。これは素直に美味しいと言える。

オーストラリアの米作の歴史は、エジプトより古く1906年に遡る。これを始めたのが、高須賀穣という日本人だというのを知り、日本人の嗜好に合う理由がわかった気がする。日本が米の凶作に陥った1993年に、タイ米とともにオーストラリア米も輸入されたが、タイ米が不人気だったのに対して人気が高かったという。当時、細長いタイ米をおいしく食べるにはどうやって料理したらよいかというような話題がメディアで盛んに取り上げられていたことが記憶に残っている。だが、不思議なことにオーストラリア米のことはよく覚えていない。

オーストラリアの中でもニューサウスウェールズ州でしか生産していないため、収量はそれほど多くないそうだが、カルフールの棚には結構なスペースを占めており、マリーナのスピニーズでもみかける。カリフォルニア米を置いている店はまだ限定されているのに比べ、ドバイでは容易に入手できそうだ。

エジプト米はまずいとは言わないが、日本食にはあまり向いていない気がする。今後ドバイで食べ続けるのはカリフォルニア米かオーストラリア米のどちらかになると予想している。

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