ドバイのインターネット環境について、書こうと思ったことは概ね書き尽くした。最後に、ヴォイス・オーバー・IP、いわゆるIP電話の制限について書くことにする。日本では、ヤフーBBがこの機能のついたADSLのモデムを街頭でばらまいてはじめ、NTTグループやKDDIもこれに追随して、一気に普及した感があるIP電話だが、UAEにおいては制限されている。一時期、当地の通信会社エティサラット自身が導入を検討した . . . 本文を読む
夜のバージュ・ドバイを紹介したので、昼のバージュ(建築中)も紹介しておこう。
外装工事はまだ始まっていないようだ。感性の問題かもしれないが、この建物のむき出しのコンクリートをみるたびに人間の業(ごう)というものを思わずにいられない。「バベル」はイスラム教も共有している旧約聖書に出てくる物語だから、アラブ人も学んでいるはずだ。私のようにバージュ・ドバイをみてバベルを連想したりすることはないのだろう . . . 本文を読む
5月28日付のガルフ・ニュースの1面に、クウェートが27日、本年9月1日から週末をこれまでの木曜日と金曜日から金曜日と土曜日に変更することを決めたという小さな記事が載っていた。昨年9月に、同様な措置を実施しているUAE、バーレーン、カタールに次いで湾岸協力会議(GCC)で4ケ国目になる。GCCで木曜日と金曜日を週末としている国は、サウジアラビアとオマーンを残すのみだ。 . . . 本文を読む
ドバイに出張で来た人達からよく聞かれるのは、UAEは石油が出るんだから、ガソリンもただ同然なんでしょ、とか水よりも安いんですって、という質問だ。
土曜日には、ドライブで行った西海岸の首長国、ウム・アル・クワインとドバイの2箇所のガソリンスタンドで給油した。いずれもレギュラーガソリン(当地ではスペシャルと呼ばれる)の値段が1ガロンあたり6.25ディルハムだった。1ガロンは約3.7854リットルだか . . . 本文を読む
ラス・アル・ハイマとは「テントの先端」という意味で、UAEの中では最も北に位置する首長国。石油が出ないためか発展が遅れているが、同じように石油に乏しいながら成功したドバイを研究し、さらに有利な条件を提示するフリーゾーンを設けて外資の誘致に懸命と聞く。ルブナ・アル・カーシミー経済大臣はこの首長国の首長家の出身というから、そういったことも関係があるかもしれない。そういえば、UAE日本ビジネスフォーラムの後で、唯一私にメールを送ってきたのもラス・アル・ハイマの担当者だった。今後注目すべき首長国だ。
写真はラス・アル・ハイマ博物館。入場料2ディルハムに、カメラを持ち込む場合5ディルハムの追加料金が必要。2階は工事中だった。ショップにも、写真集がおざなりに置いてあるだけで、素朴と言えばそうだが、もう少しやる気をみせたらよいのにと思った。 . . . 本文を読む
今日は、レンタカーを借りて、藤枝市民会の友人と西海岸の首長国を訪ねることにした。まず砂漠の中のハイウェイを北上して、ラス・アルハイマを目指しそこから海岸沿いに南下し、ウル・アル・クワイン、アジマン、シャージャーをみてまわることにする。
異変が起こったのは、アジマン・ミュージアムを見てさあシャージャーに行こうとした時だ。交代で運転をしていた友人が、エンジンをスタートしオートマのギアをパーキングから . . . 本文を読む
22日(火)のガルフ・ニュースの1面と3面に載っていた、UAEが献血に関する制限を強化したという記事が目を引いた。それによれば、ジュベル・アリ・フリー・ゾーンで行われた献血キャンペーンで、インド人とパキスタン人のグループが、それぞれの国がマラリア汚染地区であることを理由に献血を拒絶されたという。厚生省(Ministry of Health)によれば、過去6ケ月以内にマラリア汚染地域に滞在したことがある人間の献血を受けいれない新制度を導入した、国籍による差別ではない、とのこと。フィリピンも汚染地域とされているが、同じキャンペーンで3人のフィリピン人の献血は認められたというから、たまたま6ケ月以上帰国していなかったのだろう。
ドバイではUAE国民は人口の15%程度と言われる。残る人口の大半はインド人・パキスタン人・フィリピン人だから、これは随分大胆な制度だ。輸血用の血液が足りなくなったらどうするのだろうか。
ちなみに、1980年から1996年までの間、5年以上英国に居住した人間の献血も原則として受け入れないとのこと。
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ゴールド・スークを出てから、ナイフストリートを真っ直ぐ500メートルほど進んだ左手にあるのが、当地の大衆食堂アル・カイファク・レストラン。「地球の歩き方」に紹介されているのを読んで、昨年の最初か2番目の出張の時に来て以来、知人にゴールドスークを案内した後はここで食事することが多い。
このレストランは、地元の人でにぎわっていて、みんな右手をつかって食べている。入るのにちょっと勇気がいるせいか、観光客は少ない。
スープ・パン・ホムス(ひよこ豆のペースト、このレストランに限らないが日本人の受けがすこぶるよい)・サラダが付いた料理は、大抵が17ディルハム~25ディルハムで、人数分の料理を頼んで取り分けて食べるのが、色々な料理を楽しめておすすめだ(下の写真は、チキン・ブリヤーニ)。量が多いので、完食はまずできないが、一人20ディルハムで満腹になるから、何人かで来ておごらなければならなくても平気なのがうれしい。
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本日のガルフニュースの1面は、ムハンマド首長と韓国の盧武鉉(ろむひょん)大統領が韓国の大統領府で会談する様子を伝えている。ムハンマド首長は昨日、2日間にわたる韓国訪問を終えた。UAEの代表者が韓国を訪問するのは、今回が初めてという。
こういった場合の常として、商工会議所同士が協力覚書に調印したりした他、ムハンマド首長の肝いりで設立された資本金10億ディルハムの株式会社「ディラ・インベストメント」 . . . 本文を読む
写真は、8時半頃弁当屋を出た時に撮ったバージュ・ドバイ。このタワー、完成すれば高さ800メートルを超え、世界一になると言われている。ただ、他に抜かれることを怖れ、最終的な高さは完成するまで明かさない方針と聞く。建設を請け負っているのは、韓国の三星グループでマレーシアの高層ビルの建設などの実績が買われたものとみられる。(そのビルはちょっと傾いていると評判だが、韓国人に言ったら激怒するから気をつけた方がいいと、日本のゼネコンの当地駐在員にたしなめられた。)
外装工事業者が倒産したとかで、外装工事はまだ始まっていないようだ。昼間みるとコンクリートがむき出しになっていてグロテスクな印象を免れないが、夜の姿は美しい。
このタワーを見る度、旧約聖書中に神の怒りを買ってついに完成されることがなかった都市として描かれる「バベル」を連想してしまう。このタワーは無事完成するのだろうか。 . . . 本文を読む
1ケ月ほど前から、トレードセンターを中心とする道路の歩道に、写真のような人形が置かれるようになった。いったいなんだろうとずっと気になっていた。出張で来ていた同僚の一人がこんなのみつけました、とラベルにくだんの人形が描かれたオレンジジュースを買ってきてくれた。
Modhesh(モデッシュ?)というのがその名前らしい。インターネットで調べてみると公式ホームページまである。ドバイ生まれの子供向けのマス . . . 本文を読む
木曜日の晩、出張で来ている同僚4人(含む女性一人)を私が運転するレンタカーで弁当屋に連れて行く。インドから帰って以来腹の調子のよくない私を除く全員が、じゃこチャーハンセットに挑戦する。全員が昼飯を抜いて仕事していたのに、完食率は50%だった。
その後、同僚達がバージュ・アル・アラブがみたいと言うので、仕事を続けなければならない一人を仕事場に落として、ミナ・アサラームへ向かう。写真は、何食わぬ顔を . . . 本文を読む
今日は、レンタカーを運転して、すいているので最近よく行くようになったイブン・バトゥータ・モールに買い物に出かける。
このモールの1角にある気球ツアーの受付で、ツアー開始の時刻を聞く。毎日10から15分間隔で飛ばしているが、今日は風が強いので飛ばさないという。風で砂が舞って、今日は朝から空が白く煙ったようだ。東京から出張で来ている同僚達にデザートサファリを薦めたのだが、気の毒なことをしたかもしれな . . . 本文を読む
木曜日にデリーから戻って来ると、大学時代の友人がアブダビに出張に来ていて、晩から金曜2時35分のエミレーツで帰国するまで時間があると言う。
私の定番となった、ミュージアム~アブラ~スパイス・スーク/ゴールド・スークを案内した後に、空港の近くのアル・ブスタン・ロタナ・ホテル内にある「マワル」というレバノン料理レストランに行く。
このレストラン、料理もさることながら、売り物はベリーダンスを中心とし . . . 本文を読む
水曜日、デリーのインディラ・ガンジー国際空港から、インド人で寿司詰めの4時15分発エミレーツ513便でドバイに6時過ぎに到着。
空港からアパートへ向かうタクシーの中で、ドバイの整然とした町並みにあらためて感銘を受ける。ドバイに出稼ぎに来るインド人も同じように感じるだろうか。
日中の気温は現在40度前後で似たりよったりだが、ムンバイやデリーでは、タクシーに乗ってもエアコンがついていないことが多い . . . 本文を読む