・今週のWord5(ことば)
~東風ふかば にほひをこせよ梅の花 あるじなしとて 春なわすれぞ
歴史上有名な菅原道真の歌。すでに、大宰府への左遷が決定したときに
京都の自邸で詠んだ歌とされている。自宅の庭にあったであろう
梅の花を擬人化して思いを託している。自分の家族への別れの歌とも
解釈できる。
ただ、道真は政争で敗れての左遷。しかし、政争は浮沈の激しい世界で
あることは、いつの時代も一緒だ。政治に身を託すのであれば、
道真のような境遇になるのも仕方のないことだろう
ところで、大宰府は古代から政治的に重要な拠点だったことが
今回の旅行ではっきりわかった。つまり、片田舎などではなく
政治上、重要な拠点だったのだが...