gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

大人たちにCRACK CLOUDは聞こえない

2019-05-06 16:02:00 | 新入荷 JUST ARRIVED







みなさま、ゴールデンウィークいかがお過ごしでしたでしょうか。
A.Savageのエキシビジョンにたくさんのみなさまご来場&ご来店いただき本当にありがとうございます。
まだまだ19日までやっています。
本人も8日まで日本にいます。
そしてそんなゴールデンウィーク最終日、私の疲労は相変わらず頂点に達しているようです。
皆が休むべきところにA.Savageのエキシビジョンなんて入れてしまった私がバカだった...いや何もなかったらこんな長い休暇、営業的にはどうなることか不安でたまらず結果心身ともに疲れ果てていたと思うので、どっちにしても一緒のような状態であったと思う。

そしてこのゴールデンウィークの間、ずっと成田か羽田かにみなさまが買うべきレコードたちがずっと待っております。
とても怖い。
私も君もとても怖い。
果たして本来楽しむべき音楽鑑賞とショッピングといった行為を簡単に怖いなどとなぜ我々は表現できるのか。
それは新譜のレコードを買い続ける者にしか知りえない苦しみであり、宿命であり、また使命であり、悦びでもある。
そしてそれは決して被虐趣味なものではない。
つまりやっぱり説明できない。






Hannah Cohen - This Is Your Life

BIG LOVE RADIOでも紹介したけど、Hannah Cohenの新譜は3枚目になるのだけど、とても初めて好き。
と言ってもこれまでの作品も気になるものではあったし、BIG LOVEにもしっかりと入荷しているし。
彼女のヴィデオを時系列に遡ってもらえればわかるけど「やってるんだけどなんだかうまくいかない」という表現者としてもがいている過程が見れて、だけど彼女は修正しながら時には恥をかきながら今作までたどり着いたのだと思う。
そういう作品ってなんだかビジネスに従って音楽を批評したり楽しんだりする者にとってはどこかバツが悪く、またタピオカドリンクのように行列に2時間も並んでもインスタしてついでにお腹も満足する(だって芋だかんな、太るぞ。)ようなお手軽に得した錯覚に陥るものでもないので、たぶんそれが未だ再生回数が1万回も満たない理由でもあるだろうし、またマスでもなくカテゴライズされないポップの宿命でもあるのだろうけど、ただ1990年代前半までの日本やそのカルチャーがなぜ勢いがあったかといえばこういったものの中に面白さや素晴らしさをいち早く発見していた唯一の国だったところだと思う。



<iframe width="100%" height="120" src="https://www.mixcloud.com/widget/iframe/?hide_cover=1&light=1&feed=%2FBIGLOVERECORDS%2Fbig-love-radio-vol224-may04-2019%2F" frameborder="0" ></iframe>

BIG LOVE RADIO VOL.224、絶賛公開中です!







今の若者はお金がない、とやたら聞くのでツイートもしたけど、だけどそんなこと言うのはやはり大人ばかりな気がして、おいおいだいたいどの時代も若者は金なんてないものだし、僕らだってそうだったじゃん。
もしやみんな金持ちだったの?
バブル時代だってジュリアナみたいなディスコで遊んでる人だって実際はなかった気がするし、もちろん羽振りの良い一部のボンボンや芸能人はいただろうけど。
それは今も一緒だし。





Drahla // Stimulus For Living

もちろん抗えない環境や出来事によりどうしようもなく貧乏な若者はいると思う。
それをどうにかしたいのは僕も一緒だし、だけど逆らうことの出来ない不幸はいつもどこかで誰かの人生に必ず襲ってくる、昔も今も必ず未来だって。
Drahlaだって金持ちじゃないはずだけど、今はインターネットがあって営業なしに世界中に自分たちの存在を知らせることができてそしてほとんどの場合勝手に向こうからやってくる。
なんて時代だ!

Drahlaは限定カラー盤を確保したはず。









CRACK CLOUD - THE NEXT FIX

僕が若者なら、今の若者はお金がない、とか言う大人の魂胆を見つける。
だって若者自身に聞いたらいつの時代だって、お金がない!って言うに決まってるもの。
そんなトリックを若者に仕掛けてめえの正義として叫んでいるような大人たちに、この新たなるアンセムは決して聞こえやしないだろう。

にしても2019年にこんなバンドによるこんな曲が登場し僕らは聴けるなんて。
レコードはまだだけど、絶対に出るはず、と確信しますがいつ出るかは知りません。