おもしろい本2
夏井いつき ローゼン千津 「寝る前に読む一句、二句」(ワニブックス)
金澤ひろあき
夏井いつきさんとローゼン千津さんは姉妹。お二人とも熟年再婚経験ありと。
この本の中で、俳人の句を取り上げて、二人がその句の解説と自分の体験・生活を引き合いに語り合いをする。
「はじめに」で、「(俳句を)誰かと赤裸々に語り合う中に、人生の喜び悲しみ、笑いや涙や共感が生まれてくる展開」とあって、全編その通りになっている。自分の人生と俳句を対比して、しかも両方とも客観的に見ている。何でも(死も不幸も含め)客観的に見て文字にしてしまう。これは、俳人の生き方なのだろうと改めて思う。
あまり引用すると、営業妨害になるから止めるが、これまで私が知らなかったおもしろい句を教えてもらった。そういう楽しみ方もある。
例えば、フクスケという人の句。
親芋の子芋にさとす章魚(たこ)のこと
「さとす」と「叱る」は違うよという話から、日本語の良さ・深さも伝えてくれたりする。
堅い入門書よりも、ぜひこの本をお薦めしたくなる。
夏井いつき ローゼン千津 「寝る前に読む一句、二句」(ワニブックス)
金澤ひろあき
夏井いつきさんとローゼン千津さんは姉妹。お二人とも熟年再婚経験ありと。
この本の中で、俳人の句を取り上げて、二人がその句の解説と自分の体験・生活を引き合いに語り合いをする。
「はじめに」で、「(俳句を)誰かと赤裸々に語り合う中に、人生の喜び悲しみ、笑いや涙や共感が生まれてくる展開」とあって、全編その通りになっている。自分の人生と俳句を対比して、しかも両方とも客観的に見ている。何でも(死も不幸も含め)客観的に見て文字にしてしまう。これは、俳人の生き方なのだろうと改めて思う。
あまり引用すると、営業妨害になるから止めるが、これまで私が知らなかったおもしろい句を教えてもらった。そういう楽しみ方もある。
例えば、フクスケという人の句。
親芋の子芋にさとす章魚(たこ)のこと
「さとす」と「叱る」は違うよという話から、日本語の良さ・深さも伝えてくれたりする。
堅い入門書よりも、ぜひこの本をお薦めしたくなる。
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