小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
(リンクはご自由にどうぞ。ただし転載はご遠慮ください。)

身体はおぼえている

2006年06月29日 23時57分18秒 | 新潟県中越大震災・地震
先週末、都内の友達の家に泊めてもらった。
交通量の多い道路に面しているので車が通ると音がする。
明け方の4時か5時ごろだったろうか。
うとうとしている私の背中に「どどどどーーーっ」という振動が走った。
気がついたときには「アーーーッ!!こわいいっ!!」と声をあげてしまっていて、寝ている友達を起こしてしまった。

なんのことはない。
大型車両が通り過ぎただけのこと。
それなのに悪夢を見たかのような声を出してしまった自分自身に驚いてしまった。
・・・と同時にショックだった。
夜が明けたことも交通量がだんだん多くなってきていることも頭の中ではなんとなくわかっていたはずなのに。

余震がカラダにしみついてしまってる。
何度あの揺れを背中に感じたことか。

チビは震災直後からたびたび夜中にうなされてガクガク震えながら絶叫していた。
高熱を出したときもそう。
「このことか・・・・・」
そのときの恐怖が少しだけわかったような気がした。

新潟地震を体験したことのある千葉在住の方が、関東で地震があるたびにひどく怯えると言っていた。
私も液状化現象の実験を見ただけで心臓がバクバクした。

揺れなくなったんだよ、ここ最近。
すっかり落ち着いているのに・・・。
自分が小千谷以外の土地で。
しかも、地震じゃない車による振動なんかで取り乱すなんて。。
はっきりいってショックだった。

おおかれ少なかれ、大きな地震を体験してしまったらトラウマには苦しめられる。
その種類もさまざまなものがある。
崖崩れを見ただけでドーンと堕ちてしまう人。焚き火の煙を見ただけで涙が出る人。
それは人それぞれだ。

ものいわずとも理解してくれる共感してくれる家族や仲間がいるだけでどんなに楽になることだろう。
こういう思いをさらけだせるこのブログにも、読んで頷いてくださる読者の方がたにも、感謝感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもありがとうございます。

メイドイン東京

2006年06月29日 16時26分35秒 | 日常
東京駅でお土産買って帰ろう~と思って地下街に立ち寄ったらこんなの売ってた。

メイドイン東京

万が一これを買って帰ったとしても!
残念ながら喜んでくれる人はまわりにいませんw

手にとる気にもならず・・・。
でもちょっとだけ「じーーっ」と見ちゃったw

まーたKIOSKによくありそな「いかにもまずそうな」菓子だこと。
(あれ。今私敵増やした?)

『ご主人さまぁ~ 食べてくださ~い
萌える東京土産。メイドイン東京。