小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
(リンクはご自由にどうぞ。ただし転載はご遠慮ください。)

節約疲れ

2008年07月21日 04時21分42秒 | 日常
つくってもつくってもいつのまにかなくなってる麦茶と氷。
熱帯夜の夜はアイスノンの取り合い。
世間はすでに夏休みに入ったところもあるとか?
私も夏の予定をたてるのに「格安」や「割引」で検索検索の日々。

どぇ~。節約疲れしてきたよ~。

はっ!ガソリン3円/L割引券の期限、今日までだった!
とか
あたらしくドラッグストアがオープンした!目玉商品買いあさりに行くぞ!
とか
アイスが半額の日だから行かなくちゃ・・
とか・・・。

うぇ~。
無駄にいそがしいよ~。

きのうJが「おかげさまで復興開店記念祭」というでっかいチラシを入れてきた。
17時から「こどもに花火プレゼント」だというのでわざわざそのためだけに行ったのだけど・・・。

ましゃのトーキングFM聴き終わってすぐ!
17時5分にならびに行ったのにィ・・。

すでに’すっからぴー’
「ごめんね~」といわれた。

店長じゃんけんを想像してたから余裕~と思ってたよ。

ゲーセンにいるこどもたち、みんな花火を持っていた。

「なんだ!’ちんけ’なの。」
と つい負け惜しみを口にする私に娘が「まぁまぁまぁ」というような大人びた笑いを返してきた。

あ、

そんなママのほうが’ちんけ’でしたか?

まるでイソップの「きつねとぶどう」

最近、電気の消し忘れとか冷蔵庫の開閉にもこうるさく口出ししてしまう。
子どもたちが食べ物が多い少ないで喧嘩をはじめたら
「よその国では食べられない子どもがいるんだよ?」と軽くキレてしまう。

スーパーにくわえて最近ではドラッグストアのはしごもするようになった。
ドラッグストアはドライアイスがないから、買い物ツアーのいちばん最後に組み込まないとなんだよね~。

みんなぁ!
がんばろうねっ。

中越沖地震から1年

2008年07月17日 11時07分31秒 | 新潟県中越大震災・地震
昨夜午後8時すぎ。
ポスッポスッという音が網戸の向こうで響いた。
柏崎の追悼花火だね。
小千谷でも聞こえたよ。

新潟県中越沖地震から1年。
2004年の新潟県中越大震災から3年も経っていないのに、同じ新潟県中越地方でのまさかの震度6。

1年経って痛感するのは、未曾有といわれるほどの自然災害が多すぎて、過去の自然災害はすぐに風化してしまうんだということ。
新潟県ではローカル新聞でもテレビのローカルニュースでも中越沖のことをとりあげてはいるんだけど、それにしても報道が少ないなぁと感じる。
まだ1年前のことなのに・・・。

これから近い将来起こるであろう自然災害も同様に風化が早くなるだろう。
私たちに降りかかった「新潟県中越大震災」が1-2週間前に巻き起こした「台風21号」「23号」を打ち消してしまったように。

エグい話だけど、センセーショナルだとセンセーショナルなほど義援金は集まる。
しかしここ数年、これだけ自然災害が起こる世界だと、義援金だって「また災害?」というような馴れ合いの風潮が蔓延し集まり

づらくなってくる。
そこで、感動的秘話だとか、注目できる人物(動物)、絵になるものをマスコミは求める。
同じ被災したものとしてはそういうものに対して「ケッ」としらけてしまうんだけど、でもそういうインパクトがないと、哀しいかな、風化は早く、また残された風評被害には悩まされ続ける。

被災地以外の人にしてみれば
「テレビで繰り返し流れていた映像がいちばん印象深」く
「テレビで流れなくなったし被災地ももう落ち着いたんでしょ?」
と思っている人が大半なのだろうなぁ と感じた一日だった。

そんな柏崎にこのあいだ家族で遊びに行った。
おかずを釣りに。
坊主だったから 「むしろマーイ」だったのだけど。




「おいらは獲物ゲットしたぜ。」とばかりに海鳥があたしに見せびらかしにきた。
近くに行っても逃げないんだよ。
キーーッ感じわる~ッ(笑)




そちらは釣れてますかーーっ?
お互い油が高くて大変ですよね~。





釣りのあと、子どもたちが海岸に行きたがったので足だけピチャピチャして帰りました。

う~今度こそ~~ッ!

二荒さまのお祭り

2008年07月15日 08時13分28秒 | 小千谷(新潟)
「にっこうさまのおまつり行く?」
学校から帰った子どもたち落ち着きなし。
雨も上がったことだし行ってみるか~とぶらっと出かけてきました。

祈願することはただひとつ。
サマージャン・・・
もとい!
家内安全。
御神酒もいただきました。
また一年おいしいお酒が飲めますように?( ̄ー ̄;


10歩歩けば知り合いに出会います(笑)
ほとんどがママ友や子どもたちの友だち。
子どもたちは友だちと行動したがり、私はひさしぶりに会えた友だちと立ち話。
そうしてるうちにバラバラと一家離散。
待ち合わせの時間と場所だけ決めて、おもいおもいに楽しみました。
(→右写真は豊年獅子舞)



射的・カタ抜き・くじびき・輪投げ・・と
子どもたちの心をくすぐる露店。
男の子たちなんて露店のおっちゃんの口車に乗せられていいカモ。



暗闇でキラキラ光る剣を欲しがるチビ。
見た感じ1000円から1500円はしそう。
ダメ~それは買ってあげないよ。
泣くチビ。
泣いてもダメ~。
チビは射的でもひとつも落とせず悔し涙。
カタ抜きも失敗、くじもスカ(-_-)

それに引き換え、おにいちゃんはくじびきで欲しいものを当てていました。
あいつホントにくじ運いいんだよな~。
サマージャンボ あいつに買わせようかな~

キャンドルナイト

2008年07月07日 23時27分48秒 | おやぢ家の人々
こどもが学校からこんなチラシを持って帰ってきました。

ガイアナイト でんきを消して、ローソクの光の中で時を過ごすガイアナイト 2008.7.7 mon 20:00-22:00

イベント好きのこどもたち。
「ママ~うちにキャンドルあったよね~?」
とガイアナイトやる気満々。


きょうはすばらしい夕焼けが見られました。
まわりがまだ明るかったため我が家は夕飯が終わった7時ごろ早々と消灯。
テレビ点けたら意味ないの?
いやでもニュースは見たいよね、ということで・・。



北海道洞爺湖サミットのニュースをみんなで見ながら、暗くなった7時半ごろキャンドルに灯りを点しました。

警備のために全国から集まった他県の警察官の映像を見ていると「地震のときを思い出すね~」と旦那。
こどもたちは溶けたキャンドルの’ろう’をさらに溶かしたりして遊んでるだけで、特別地球環境問題について考える時間にはなってなかったんだけどね。

私はキャンドルに照らされているこどもたちの顔をみながら、
「2050年っていうとこの子たちは50代。
もう私たち親は死んでるかもしれなくて、この子たちには子どもや孫ができてるかもしれないんだなぁ・・・
こんなふうに笑顔でいられるんだろうか。」
とぼんやりと考えていました。

キャンドルの火はまだ消えていません。
結構長持ちするのね。(もう4時間になるよ。)

私たちは地震のときにちょっとアナログな生活に戻って悲鳴をあげていたけれど、ここに住んでいるおじいさんおばあさんたちは「数十年前はこんな生活だったんだて。なんにも不自由してないよ。あのころに戻っただけだて。」となんともたのもしいことをおっしゃっていました。

これから時代は遡ります。
他国に頼らなくてもいいように自給自足な生活ができること、いざというときに励ましあったり助けあえる仲間が近所にいること、自分の暮らしている町の資源を大切にすること・・・。
など、
本当に大切なことはなにかを教えたい(または子どもたちにも教えてもらいたい)

そんなことを思った夜でした