小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
(リンクはご自由にどうぞ。ただし転載はご遠慮ください。)

新潟県中越大震災から13年 10.23 じゅってんにーさん

2017年10月23日 23時12分44秒 | 新潟県中越大震災・地震
今日は10月23日。
この日を特別に思っている人の多くは、10月23日のことを 10.23(じゅってんにーさん)という。
選挙と台風が重なって、今日の日が何なのか、忘れてしまってた人も多いのかな。

つい先日、地震のころに出会った方とホント久しぶりにメールでやりとりをした。
「あれから13年だよ?」といわれ、「10.23(じゅってんにーさん)」を 特別に思っててくれてるのがわかってうれしかった。

今日は、あの日のことをシミュレーションしてしまってた。
17:40ごろだったかな。
いつもは手抜きしてしまうけど、今日は温かいもの食べさせてあげたいな、って、サトイモ、豆腐、油揚げ、ネギ、夏にこしらえたナス(収穫としては今期最後)、豚バラ、のお味噌汁を作った。

レンジがつかえる。コンロがつかえる。電気がついてる。
いちいち感動する。

そんなとき、末っ子(チビ)が帰ってきて家族がそろった。

なんのことはないけど、17:56に一緒にいられるのがうれしいと ひっそりと思った。

17:56
テレビの画面の左端が変わったとき、目を閉じてコンロの前で黙祷をささげた。

夕飯のとき、「今日は地震の日だね。」なんてことは特に話さなかった。
旦那は、中越地震のニュースがないことにちょっとだけいら立っていたけれど。

チビとおにいが防災士とりました。
まわりの人にノウハウ伝えてね。


10.23 中越大震災から12年 おかあさんといっしょ

2016年10月23日 08時14分43秒 | 新潟県中越大震災・地震
きのうは仕事で新潟市へ行っていました。
小千谷への帰り道、対向車線とすれ違うとき「10-23」のナンバーが目につきました。
たまたまなのかなぁ、それとも深い思いがあって「10-23」のナンバーをつけられているのかなぁ、などと思いながら、車のライトをつけました。
そうだったなぁ。あの日もすっかり暗くなってたんだよなぁ。

震災後、中越を応援してくださったボランティアの方がおっしゃっていました。
1年、2年、3年と経っていくうちに、日常の話題が増えていってるのがうれしい、と。

あたりまえじゃないふつうの暮らしのありがたさが身にしみます。

みなさんお元気ですか?

今日は珍しく子どもたちと遊びに行けそうです。
最近全然遊んでくれないくせに、親がお金を出すとわかったら一緒に出かけると言ったw

口には出さないけど、17:56を一緒に過ごせるのが母はうれしいです。

ちなみに上の二人は自動車免許取得しました。
これで出先で飲めるど!(嬉)

チビは家族の中でいちばん身長が高くなりました。
いっつもスマホいじってる今どきの高校生です。


阪神淡路大震災から21年 心に宿った灯火

2016年01月17日 23時42分54秒 | 新潟県中越大震災・地震
阪神淡路大震災から21年。
日本中のどれだけの人が「1.17」に思いを馳せたのだろう・・と思うような一日だった。

昨年、私の気持ちを大きく揺るがした出来事があった。
中越大震災発生直後、小千谷にかけつけて支援してくださった神戸の方に地元神戸の三宮でお会いすることができ、当時の思いを詳しく伺うことができたのだが。

衝撃だった。

それはその日から私の胸の奥で灯火となって宿っており、もう一生消えることはない。



家族旅行で震源地の近くのホテルに泊まったときの一枚。
画像の左のほうのどこかが震央?
海だから震央とはいわないのかな?w

小千谷から開設から11年

2015年10月30日 23時37分21秒 | 新潟県中越大震災・地震
このブログを開設していただいたのが10月30日。
あれから11年。
今日は「小千谷から」の誕生日です。

諸事情あって、しばらくログインできなかったのですが、ここを訪れてくださる方が今でもいらっしゃることを(アクセス解析で)つい先ほど知りました。
いつもありがとうございます。

やっと楽になったので、ちょこちょこ更新できたらと思います。

ゆったりとした時の流れの中で、出逢いの数々を思い起こせることはしあわせです。

ありがとうございます。

みなさまお元気ですか?


阪神淡路大震災から20年

2015年01月18日 03時20分43秒 | 新潟県中越大震災・地震
阪神淡路大震災発生から約10年後に発生した新潟県中越大震災。
何百キロと離れた西の地から我が子を思う親のように、たちまち中越に入ってくださったのが阪神淡路大震災で被災された方々でした。
超急性期、急性期、1ヶ月後、3ヵ月後・・。被災地ではどのようなことが起こりえるのか、的確に教えてくださり、それは「未来から来た人」のようだったと・・。
当時小千谷で災害対応された方がおっしゃっていました。

阪神淡路大震災の教訓が生かされたからこそ今の小千谷があるのです。
このリレーつないでいきましょう。

1.17
感謝の日です。

長野で地震

2014年11月22日 23時07分06秒 | 新潟県中越大震災・地震
22時すぎ。
スマホをいじってたところ、いきなり画面が緊急地震速報画面に。
「長野で強い地震。強い揺れがきますので注意してください。」
♪リゴンリゴン~
市から配布された緊急告知ラジオも鳴ってるし、テレビもあの緊迫した音がしてる!
どんだけ強いのがくるのか!?身構えたけど、ぐらんぐらん~と5~10秒くらい揺れておさまった。
LINEが入ってくる。「大丈夫?」
メールもくる。「大丈夫?」
返信を一件したところで、キター!いとこのおねーちゃんからの電話。
このいとこのおねーちゃん、中越大震災のときも心配のあまり本震直後に返信を求めるメールをいっぱいしてきたw
大丈夫?だけじゃなくて、近況を話しはじめるおねーちゃん。
な。。長い・・。
LINEにメッセージ入れてくれてる人にすぐに返事したい・・したい・・したい・・と思いながら、おねーちゃんの電話に応対w
結局20分の長電話にw

小谷と小千谷 地名がよく似てるのもあったのと、地図を見たら新潟に近いじゃない!ということで、心配メールくださった方ありがとうございました。
小千谷は震度3でした。(4くらいあったように思えたけど。)

マグニチュード6.8で浅さ10キロの直下型だなんて、中越大震災と同規模だ。
あの日も土曜の夜で寒かった。
余震も続く可能性があるし、朝起きたら被害があらわに・・なんてこともあるので、充分気をつけていただきたいです。

東日本大震災の3.11の翌朝4時半ごろの、長野北部を震源とした大地震が思い出されます。
中越、中越沖、長野北部地震で被害にあった方。フラッシュバックしないように、声をかけあい、気遣いあい、不安な気持ちをいなしたいですね。







【新潟県中越大震災から10年】つたえる つなげる

2014年11月01日 22時24分51秒 | 新潟県中越大震災・地震
過去の記事を遡って読んだ。
忘れてることが結構あった。
あのころはこんなことで泣いたり怒ったりしてたんだなぁ。
記事を読んでいてあのころの気持ちを思い出すことができて感謝している。

あれからどれだけの大災害に見舞われただろう。
新たに大きな災害に見舞われると過去の災害は風化するのは必至だ。

だからこそ!
風化させたくない!!

この中越大震災での教訓はまだまだ伝えきれていないと感じる。
小さくてもいい。
ちょっとずつ伝えられればいいと思う。
それが唯一の恩返しだと思う。

【新潟県中越大震災から10年】朝は来るから

2014年10月30日 23時33分43秒 | 新潟県中越大震災・地震
あの新潟県中越大震災から10年。
10.23からすでに一週間が経ってしまいました。

何から書こうか思いをめぐらせてるだけで、うれし涙があふれてとまりません。

流れ星がシュンシュンとひっきりなしに車中泊の車のフロントガラス越しに見えた夜空でした。
あの地震の夜だったから特別だったのか、それとも今でも、町が停電で真っ暗になれば、あのように流れ星が見えるのか?
わからないけど。
一晩中余震で揺れている車の中で、明日からの暮らしを心配し、明日の食べ物に危機感を抱き、うとうと眠りについたのは、1-2時間だったと思います。
空が白み出して・・朝が本当に来た。
『明けない夜はない』という言葉を体感した。
あんなに朝が来たのがうれしかったことはありませんでした。

【小千谷復興感謝祭】おぢゃれ元気フェスタ

2014年10月18日 19時25分46秒 | 新潟県中越大震災・地震
新潟県中越大震災から10年。
18日(土)19日(日)のこの週末は小千谷市総合体育館で『おぢゃれ元気フェスタ』という復興感謝祭が開催されています。
天候にも恵まれ、多くの人でにぎわっていました。


間に合った!陸上自衛隊第12音楽隊(群馬県榛東村相馬原駐屯地に所属のみなさま)によるコンサート!
会場にかけつけたときは、迷彩服のみなさんが『♪よーでる よーでる よーでる よーでる ようかいでるけん でられんけん』を踊っておられる真っ最中!
今、子供たちに人気の『ようかい体操第一』です。
これは盛り上がるー!
小千谷の人の自衛隊の方に対するまなざしは愛と感謝の気持ちがあふれておりました。
本当にお世話になりまして・・。ありがとうございました!

生演奏が心に染み入っていろんなこと思い出しちゃって、涙がぼろっぼろっぼろっと3粒ほど流れてしまっただよ。

この小千谷市総合体育館メインアリーナ、地震から3-4日目のピーク時は3000人の被災者であふれかえっていたんですよね。
10年経った今。
あふれていたのは笑顔、笑顔、笑顔。
「自衛隊さんは本当にありがたかったて。」という言葉があちこちから聞こえ漏れていました。

こういうお祭りに顔を出すと、てっとり早くいろんな人に会えるから楽しいです。
数歩歩いちゃ立ち話。また数歩歩いちゃ「おお!久しぶり!」って。
「元気?」っておしゃべりできるだけでうれしくなる。

 
災害緊急車両展示コーナーでは子供たちがコスチュームを着て記念撮影してました。
カワイイね。

しかし、頼もしいなぁ。
おなか8パックくらいに割れてるんだろうなぁ。


災害ボランティアセンター再現コーナーです。
当時のボラセン受付の写真や全国の方からの寄せ書きなども展示されていました。

明日、19日日曜日は
10:15から タイムカプセルオープニングイベントがあります。

9年前に「2014年の自分(家族)」にあてた手紙を書いた方。
なんて書いたか覚えてますか?

実行委員のゆーまがずっとずっとあたためてくれてました。
明日、ぜひぜひ! 足を運んでください。

「2014 おぢゃれ元気フェスタ」への道

小千谷復興感謝祭 おぢゃれ元気フェスタ 小千谷市ホームページ

『中越復興10周年記念事業【交流サミット】』のお知らせ

2014年10月05日 22時08分38秒 | 新潟県中越大震災・地震
新潟県中越大震災のとき小千谷でボランティア活動をされた方!
10年後の小千谷で10年前の小千谷を語りたい方!(飲みたい方?)
必見!!

小千谷青年会議所主催
『中越復興10周年記念事業【交流サミット】』のお知らせです。

ボラセン、サンラック、豪雪、シールプロジェクト・・・
ほらほら 懐かしいワードを聞いて、あなたも小千谷に来たくなってきました!?

いっしょに活動したあの人は来るかな?
会いたいな~。会えるかな?
・・と思ったら!
ぜひぜひ!お誘いあわせの上ご参加ください。

笑顔でお会いしましょう。
お待ちしています。

2014年10月23日(木)
会場:グリーンパーク
(小千谷市城内4丁目1−55)
時間:受付20:00より
   開会20:30
   閉会22:00
定員100名
参加費3000円(飲食代含む)

参加ご希望の方は10月14日(火)17時までに
↓へお申込みください。
とのことです。

お問い合わせ先
小千谷商工会議所 小千谷青年会議所 事務局 牛腸(ごちょう)様
0258-81-1300

あのときはね~

2014年09月29日 23時43分40秒 | 新潟県中越大震災・地震
今日、第四銀行のATMでお金をおろしていたら、中越大震災当時、親しくしていた人にばったり会いました。
顔を見た途端、お互い目がキラキラしちゃって、「あ~!!元気??!(ATMを操作するまで)ちょっと待っててね!このあと時間ある?」って言われて盛り上がっちゃって・・・w
結局彼女のお宅にお邪魔して珈琲ごちそうになりながら、近況や震災当時のこと、積もり積もったお話をしちゃいました。
今日はたまたま、午後からお休みだったので、このタイミングがよかったー!
いつもスーパーとかホームセンターで会っても2-3分の立ち話しかできなかったから。

やっぱり「地震のときはさー」って話がしぜんと出てきた。
同じようなことで悩んでて「そうそうそう!!」って共感しあったり、そんげこともあったよねーって笑ったり。
同じ市内に住んでいるのになかなかゆっくり話す機会がなかったから「いい出会い」だったな。

また落ち着いたらおいしいものでも食べにいこうね!といってバイバイしたのでした。

新潟県中越大震災から10年 10.23 17:56 はどこで迎えますか?

2014年09月27日 23時25分32秒 | 新潟県中越大震災・地震
2004.10.23 新潟県中越大震災発生。
来月の10.23で10年を迎えます。

・被災地小千谷はどうなった?
・この10年間どうしてた?
・小千谷に行ってみたいなぁ。
・しゃべりたいな。
・んで、飲みたいぜ。

全国の方々から、お問い合わせがちょこちょこ来ております。

どこで、どう、10.23の 17:56 を迎えようか、悩んでおられる方もいらっしゃるのでしょうね。
東山なのか、川口なのか、長岡なのか、小千谷市内なのかw
宿泊するとしたら、(仕事の)休みの希望も出さないとだしねw

私はその日、ふつうに仕事をして・・・。
この時刻には自宅に戻っていたいけど、おそらく家族はそろってないだろうなぁw

おぢやまつり2014

2014年08月25日 00時19分43秒 | 新潟県中越大震災・地震
おぢやまつり2014


あのときささえてくれたみんなの顔を思い出しながら花火を見ました。
この本町界隈の居酒屋、スナックを飲み歩いたっけね。
10年前は笑うことができなかった(と思う)あの子の笑顔が見られて安心しました。うれしかった。

やっぱりいいや。おぢやのまつり。

ばか笑いしたのはマルハンの仮装!
銀色パツパツの皮膚呼吸つらそうな衣装を身にまとったおにいさんたちが、軽トラにのって「♪えびしん~おーらい~」のノリで横にゆらゆらしてた。
隣にいた友達と爆笑!
これ、たぶん新潟県内でしか放送されてないと思われるパチンコ屋のCMをもじったもの。
こーいうの大好き!

ことしも楽しませてもらいました。
ありがとう!






まちなかキャンパス長岡の『まちなかカフェ』にお邪魔します

2013年05月18日 16時21分22秒 | 新潟県中越大震災・地震
大変ごぶさたしております。
突然ですが、おしらせです。

まちなかキャンパス長岡

『まちなかカフェ』
にゲストとしてお邪魔いたします。


『まちなかカフェ』は、おいしいお茶を飲みながら気軽に受講できる講座だそうです。
お客様と『お茶飲み』するような感覚で楽しい時間を過ごせたらいいなと思っています。

ブログで生まれた絆
~中越大震災・おぢやのおやぢママの記録~

2013年6月2日() 10:00~11:30

詳しい内容は、
■ブログをはじめた経緯
■ブログをたちあげる前の超急性期(当日から6日目まで)の避難生活について
■阪神淡路大震災で被災した友達からのアドバイス。『生かせなかったこと』は災害心理が影響していた!
■震災を体験したからこそわかったこと。震災を知らない方に知っていてほしいこと。
■我が家の防災ビフォーアフター。こんなふうに生活を変えました。
■どんなふうに人と人がつながっていったか。ネットワークが拡がっていったか。今の生活にどう結びついているのか。
■「実はあのときこうだった。」ブログにかけない裏話(?!)

などなど、思いついたまま挙げてみましたが、当日お越しいただいた方の「聞きたい」ことをお話させていただこうと思っています。

お申込みはコチラから
お待ちしております。



地震のニュース

2011年03月12日 13時04分17秒 | 新潟県中越大震災・地震
スーパーに行ったら食パンもカップめんも飲料水も売り切れ寸前状態でした。
カップめん売り場の前で「売り場がスカスカ・・・」って状況に面識のない主婦の人と目を合わせてつい話しこんでしまったんだけど。
「ニュースに夢中になってしまって手のこんだ料理作る気になれないですよねー。」と。
「わっかるー。そうそう!」って。

家で友達と3人で遊ぶ約束をしていたチビ。
そこに電話が。
「今日はおうちにいなさいってお母さんにいわれたから遊べない。ごめんね。」というキャンセルの電話だったみたい。
一方もうひとりの友達は家のリビングに入ってくるなり地震のニュースが流れているのに気づいてロコツに嫌そうな顔をし「もーうんざりするんだよ。」といったようなことを言った。

一日中これ(地震のニュース)ばかりだと滅入るんだろうな。

そういえば私が買い物から帰ってきたときも子供たちはバラエティ番組を録画してたのを見ていたよ。
(大人がいるときはニュースばかり見てるからつまんなかったんだろうな。)

目に飛び込んでくるひどい映像って大人の私たちでもショックなのに、大きな地震を経験した子供たちにしてみれば何度もあれを見せられるというのは想像以上に刺激が強いのかもしれないね。
今はちょっとテレビ消してみるよ。