小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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いい酒

2006年05月29日 04時39分04秒 | 新潟県中越大震災・地震
3年前にネットで知り合った友達と家族ぐるみのつきあいにまで発展した。
超遠距離なのにお互いの実家に遊びに行ったり、普段でも毎日のように近況を報告しあってる。
会いたいね会いたいね、と言うばかりでなかなか会えなかったんだけど、このたびのおにいさんの葬儀の際、彼女が車で名古屋駅まで出迎えに来てくれて葬儀場まで送ってくれ、その間2時間弱だったんだけど会うことができた。
嬉しかった。
顔見るだけで・・会えただけでウレシイ。
そういえば、彼女の実家に遊びに行く直前だったんだよ。おにいさんに最後に会ったのは。
「これから友達んちに遊びに行くんだ~~♪」って駅でおにいさん一家とランチした、それがおにいさんに会った最後だったんだ。

おにいさんの葬儀のあと東京経由でまた慌しく帰るのだが、接続の時間にモモパパさんと「いっぱいひっかける」ことができたのも嬉しかった。
「最近どう?」みたいな野暮な会話はない。
ブログをいつもチェックしてくれてるので小千谷の様子、あたしの様子はわかってくれてるみたい。
相変わらず穏やかででっかい人だった。
何も説明しなくても小千谷の現状をわかってくれてるってことが心地いい。
これはホントに気持ちいい。
もう地震なんかとっくに落ち着いたんでしょ、という空気の中、全然そうじゃないとわかってくれてる人がいるということがとてもうれしかった。

昨夜はおっき~さんが長岡に帰ってきているというのでジンギスカンパーティーにお邪魔しました。
「お肉お肉!」と子供たちも大喜び・・……(-。-)
昔エバラの焼肉のタレのCMでそういうのあったよね。
焼肉パーティーに招かれた家族が「野菜なんかあとでいいの!」というニュアンスで
「とっとととっととお肉から~」って肉ばっか子供の皿にとりわけてる光景。
うちのやつらも ンもーーー ギラギラしてて肉から肉からつっついてた。
あー恥ずかしい!
ごめんよ~~(恥)
でも楽しかったよ~。アリガトー!
子供たちもお兄ちゃんたちが遊んでくれるのでとても楽しかったみたいです~。

そのあとにもまた新しい出会いがありました。
昨年のおぢや祭りで神戸の消防士さんが挙げてくれた花火を覚えていますか?
その神戸の消防士さんが小千谷にご訪問されるというのでちょっと顔を出させていただきました。
かなり前から「小千谷から」を見てくださっていたと知り、また感激でした。
そして「まだまだ阪神淡路は終わってない。終わらないんですよ。」という言葉が印象的でした。
中越の我々にとってみれば、阪神の方は大先輩。
「わかってくださってる」と感じられたこと。
「気にしてくださっている方が今でもいらっしゃる」
それだけで救われます。

できることをできることから、という無理のないスタンスで。
「幸せとは何か」について語りあいました(^_^;)

いい酒が飲めた一週間でした。
感謝しています。
またがんばります。
一日一日を大切に。
それがなによりの幸せなんだとみなさんに教えていただいた一週間でした。
ありがとう。