小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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疎外感・置き去り感

2006年05月08日 15時20分51秒 | 新潟県中越大震災・地震
山屋・片貝から越路を抜けて新産のヤマダ電機に行った。
1週間前ここを通ったときとまた町並みが変わっていた。
色とりどりのチューリップが民家の花壇でまっすぐ咲いていて、新緑が一気に増えた。
手入れの行き届いた樹木はなんていう名前かわからないけれど、車を降りて写真を撮りたいと思うほど美しく、運転しながらキョロキョロしてしまう。
山を見てもついこのあいだまで茶色だった部分がこの大型連休中に黄緑に変わっている。
車の屋根に桜の花びらがついている。
そろそろ毛虫の季節だなぁ(笑)
新緑の中 車を走らせるのはすがすがしくて気持ちいい。
好きな音楽でもかけながら窓を開けてドライブしよう。

GW明け。
チビは赤ちゃん返りすることもなく、朝お友達に会った途端に
「あ!○○くんだ!!」と走って行った。
まる一年「ママがいい。ママといっしょにいる。」と泣いていたことなど嘘のよう。
「みんながこんなふうに笑顔に戻れたらいいのに。」とおもう。

昨夜小千谷市在住の方から一通のSOSメールがきた。
「気持ちがいっぱいいっぱいでダウンしそうです。親も地震病で大変危険な状態です。今度ダウンすると自虐行為に走りそうです。」と。

まわりが元気になれば元気になるほど疎外感や置き去り感にさいなまれてしまう人たちがいる。
チビのように元気になった人がいる一方で、心がすっきり元気になれず前向きになったりネガティブになったりを繰り返している人がいる。
もう一年半が経った。
そろそろ地震のことも封印しようと「語らない」を徹底している人もいるだろう。

気にしていたい。
まるごと受け止める度量はないけれど。
私も気持ちに少しゆとりができて家族ひとりひとりに目を向けることができるようになるのに1年半かかった。
ずっといっぱいいっぱいだった。

聞いてもらうだけで楽になることもある。
同じ小千谷市民として。
それくらいのことしかできないけれど。
ひとりで悩まないでメールをくださったことがうれしい。
素直に感情をはきだしてくださったことがうれしい。
マイナスの感情も小出しにしていかなくては、このままではつぶれてしまう。

停電いつまで?復旧は朝??

2006年05月08日 01時02分36秒 | 小千谷(新潟)
地震のときみてーだぜ。
こんなときに限ってパソコンしたい。
某テレビ局の取材に協力したときにもらった謝礼の懐中電灯がすごく役立ってます。ハンドルをにぎにぎするだけで点くのだ。
子供みんな寝てるし寒くもないし別段困ってないので夫と飲んでます。
雷も鳴ってないのになんなんだ?
夫のあほ野郎はまたまたガソリンエンプティだということが発覚!
学習せいっちゅうの。あたしはちなみに満タンです。
あーいつになったら電気つくん?
もう一本飲もうっと。