DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

日本に軍隊はいらない!(憲法改正問題)

2017-05-09 05:12:18 | 雑感

 安倍首相は、憲法改正の主眼として、自衛隊を憲法に明記するのだと強く主張しているが、本当に国を守るために軍隊は必要あるのか?これは、大きな時代錯誤ではないのか?と、問いかけたい。

 第二次世界大戦後、武力が問題解決に役に立ったことがあったのか?ベトナム戦争に、アフガン戦争、中東戦争等々を考えてみると、武力を行使したことで、問題は更に混迷化を招き、解決の糸口さえ見えなくしてしまい、泥沼化してしまったではないか?

 武力を行使し、内紛を制圧に成功したように見えても、反対派は地下で反撃の機会を狙い、そして、テロ化して行ったではないか?安倍首相は、盛んにテロとの戦い、テロは許せないと事有る毎に口にするが、テロを生む原因を作ったのは、武力による無理に制圧したために起こったことだろう。こんなことを繰り返していても、何ら解決は見出せないのだ。

 昔は、相手の国を武力で制圧し、自国の領土を広げてきた歴史があったと思うが、現在は、そんな無茶な、無謀な行為は、国際社会の中で、容認されることはないということをきちんと認識するべきだろう。唯一、日本に外国の軍隊が入ってくる可能性があるのは、沖縄県に独立運動が起こって、外国(主に中国)に日本の非を訴え、支援を求めたときだろう。最近の安倍首相の、自民党の沖縄に対する横暴さをみると、沖縄にも我慢の限界があると同時に、かつて、琉球王国という由緒のある国だった誇り、その誇りを無残に打ち砕き、まるで植民地に対するような傲慢な安倍首相の態度を見ると、それも起こりえることかもしれないという気がしてきた。沖縄に限ったことではない。政府の傲慢さが国民の不満を煽り、その不満が爆発し始めたとき、時の政府は武力を持って制圧という手段をとってきた。中国、ロシア、アフリカ諸国等の例を見れば、あきらかなことだ。そうした内紛を避けるためには、丁寧な政治を行っていくことが肝要だと思う。

 かつて、アジアの中で、アメリカ等の列強と、派遣を争って起こした太平洋戦争(第二次世界大戦)を起こした政策の失敗をきちんと認識し、対話による解決に全力を注ぐべきだろう。また、使用する可能性のほとんどない軍隊を維持するために、毎年、何兆円もの出費を続けるのは全く愚かしいことだと私は思う。

 国を守るために大事なことは、国際協調と同時に、他の国の主張の如何によってぶれない姿勢を維持し、強きものに同調することなく、正当な主張を展開することだと思う。そう考えていくと、日本に軍隊は必要ない、むしろ、軍隊は日本をだめにするものだ。

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