駅前が街頭演説で活気付いているぞ！（安倍首相の改憲宣言の影響だろうか？）

　街頭演説の声が部屋にまで入ってくる。少し耳を傾けていると、どうも安倍首相の改憲についての主張の影響らしい。そりゃそうだろう。改憲に反対する人たちが、真剣に反対運動を展開するようになったようだ。ここで、改憲されて、時代が逆行するようなことがあってはならない。特に、安倍首相の考えること、どうも戦前の治安維持法や大日本帝国憲法の臭いが漂ってくるからだろう。

　普通に考えるならば、憲法が作られて７０年、そろそろ現実に即していないことを是正していくことは必要だろうと思うのだが、時代に逆行し、国民が望まないように憲法を改悪していこうという一派がいるのは確かだから、憲法改正に拒否的にならざるを得ないという改憲反対派の主張も分かるような気がする。

　天皇の生前退位について見られるように、密室の中で、自分たちの都合の良いように物事を決めてしまおうとする今の政権には、納得できないし、どこかに怪しい影、怪しい力が働いているように思えてならない。

　もっとオープンに、かつ、懇切に説明がなされ、国民を煙に巻いてさっさと決めてしまおうとするのではなく、国民全体が自ら考え、決定に参加できるような態勢を作ることが大事なのではないかと思う。

大きな矛盾を孕んだ安倍首相の憲法改正発言！

　安倍首相は、読売新聞インタビュー発言で、大きな矛盾を孕んだまま、一気に、世間に受け入れられるような流れを作ってしまった。実に、この辺の言葉を操る手法は、天才的と言わざるを得ない。安倍首相のこの能力はいったいどこから来るものだろうか？だれか、どこかに影の参謀でもいるのだろう。国会で窮地に立たされたときに、感情を剥き出しにする安倍首相とは大きな隔たりがあるように感じられてならない。

　それはそうと、憲法９条の１項と２項を残したまま、自衛隊を憲法の中に、明記する？そんなことは常識的に考えて、あり得ないことだと思う。少なくても、今の自衛隊は戦いを前提として装備、訓練が行われているわけだから、矛盾も甚だしい。まあ、矛盾だらけの安倍首相の言動からすれば、納得できることなのかも知れないが・・・・・。

　いっそのこと、自衛隊が「迷彩服」の着用をやめて、目立つような爽やかな色彩の新しいユニフォーム（作業着）を着用し、災害救助隊として生まれ変わったら、どうだろう？とにかく自然災害の多い日本、自衛隊の需要は事欠かない。これが徹底できれば、国際災害救助隊として、国際貢献もできようというもの。これこそ、世界の平和に役立つし、ひいては日本の安全にも寄与できることではないだろうか？こうすれば、憲法９条の１項、２項と矛盾しないだろう！