DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

森友学園問題、加計学園問題の追及に共通して言えること!

2017-05-19 09:53:51 | 雑感

 森友学園問題、加計学園問題に共通して言えることは、野党側の追及する時の詰めの甘さだ。肝心要のところが抜け落ち、ただ、心情に訴える。それでは、立証できることも立証できず、空振りに終わってしまうことが非常に多いことだ。

 なぜ、このようなことが起きてしまうのだろうかと考えてみた。野党の出身をみると、弁護士経験のある人はたくさんいるが、検事経験者はほとんど見かけない。それは、在職中には、国家公務員として、政治活動は禁止されている。そのため、政治活動とは無縁の世界で生きていることが多いことが挙げられよう。

 ところで、検事はみなさんもご存知のように、警察の捜査で見つかった証拠を積み上げ、容疑を明確に指摘していく。その過程の中では、証拠事実等を緻密に組み立て、容疑者が言い逃れできないようにしながら、容疑を立証していく、もし、漏れがあれば容疑者の言い逃れを許してしまい兼ねないというリスクを背負った仕事である。

 今の国会でのやり取りを見ていると、素人である私が見ても、隙ばっかりで、主張が軽く受け流され、それ以上、追及ができなくなってしまっているのではないだろうか?もし、野党に検事の経験豊かな人が加わっていたら、全く別の疑惑の追及の仕方をするのではないだろうか?

 弁護士は、確かに裁判に関わり、追及の仕方を知ってはいるが、視点が検事とは異なり、検事の主張する容疑を晴らすことに主眼がある。すなわち、容疑に突きつけられた証拠等の問題点を指摘すればそれで事足りることだろう。そのため、証拠の積み重ね、あるいは言質の取り方等に甘さが出てしまい、疑惑の解明に至ることができずに居るのではないだろうか?検事経験者の持つノウハウを質疑応答に応用することを考えてみてはいかがなものだろう?このままでは国会中継を見ていても、じれったいやら情けないやらで、何を時間の無駄遣いしている、もっと問題にする事柄が他にたくさんあるのではないかと野党批判が頭を擡げてきてしまう。問題として追及するのであれば、もっと緻密に質問(尋問)を組み立て、簡単に言い逃れできないようにして欲しいものだ。

(時にはトランプ?いや違った、トラップを各所にちりばめた質問を期待したい!)

コメント (2)
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