DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

サイノスΒという車(2)

2016-02-29 22:28:27 | 雑感

 サイノスという車はあまり知られていない。平成7年頃にトヨタから「コルサ」をベースに作られたスポーツタイプの車だ。1000ccが主体で、一時女性に人気があったらしい。その中でも、Βという車種は、1500ccのツインカム、100馬力を超えるパワーを持ち、それでいて重量は850キロ程度と軽い。マニュアル車で、車高が低く、クーペタイプ、後ろに座席は付いているものの、狭すぎてほとんど使い物にならない代物。余程の物好きしか乗らない車だ。

 エンジンは高回転型で、8000回転くらいまでスムーズに回る。ローギアから引っ張ると時速40kmくらいに達する。そのままセカンドに入れ、アクセルを踏むと、セカンドギアーで時速80kmくらいまで引っ張れる。ただし、時速140kmを越えると、安定感はまだあるものの、音がうるさくて乗っていられたものではない。そんな具合の車だから、ちょっとした道路で少し元気に走ろうというときにはとても面白い車だった。

 ちなみに、栃木に住んでいる頃には、車好きの同僚に那須のミニサーキットに連れて行ってもらって、走らせた。エンジンの回転を上げ、急発進、エンジン全開で、時速70kmくらいに達し、すぐにフルグレーキング後、アクセルを踏み込みながら、ハンドルを切り、カーブを曲がる。コーナーではタイヤがきしみ、横Gが体に掛かる。実に新鮮な、ダイナミックな体験で、心も躍った。気分爽快、ストレス解消には持って来いだった。ハイレベルなスポーツ車なら難なくクリアーするような所を、苦労しながら走行するのも、何か自分が車を操っているという実感が持てた。私の車好きの心をくすぐるとても良い車だった。

 残念ながら、8年乗ったところで、仕事をやめて家に帰るために、手放した。15年を過ぎていたので、廃車費用を取られるのを覚悟していたが、ネットで査定したところ、4万円の値が付いた。後で、分かったことだが、どうも買い手が付いて、新しいナンバーが付いたらしい。世の中には物好きがいるもんだと思った。それにしても、トヨタの車は丈夫で、安心だとつくづく思う。

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サイノスΒという車(1)

2016-02-29 05:18:10 | 雑感

 サイノスΒという車は、とても思い出深い車だ。出会いの発端は、至極簡単、たまたま自動車販売店にあって、私にも買えそうな車だったということだ。

 単身赴任の生活をするようになって、6年、4回目の転勤で、新潟で働くようになった時だ。私の人生の中で、唯一、電車通勤をすることになった。最寄の駅まで歩いて15分、それから途中で一回乗り継ぎ、勤務先の職場まで徒歩という、面倒といえば面倒、でも、極普通の通勤だ。ところが、冬になると、吹雪くことがあると聞かされ、一気に滅入った。なんで吹雪の中を15分もあるくのか?息子はポンコツでも一応、車を持たせ、車で通学させているのに、何で俺が歩かなくてはならないんだと思いながらの電車通勤を続けた。3ヶ月した頃に、たまたま息子が東京で研修があるとかで、1ヵ月くらい車を使わないことがあった。息子から車を借りて、車で通勤したところ、案の定、その便利さに虜になってしまい、ネット上で、安い車を探し始めた。トヨタのウィンダム(3000cc)が17万円という広告に魅せられ、販売店まで行ってみた。車は傷もなく、まあまあの代物で気に入ったが、諸費用を込めると、40万円を越えてしまう。とても私には買える代物ではなかった。「もっと安いのはないのか?」と店員に聞くと、オンボロのカローラ、サニーなどを見せてくれたが、どうも乗る気にならない。さらに、他の車を見せてもらうと、75000円のサイノスがあった。ルームミラーが壊れて落ちている外は、特に傷はなく、内装も綺麗だった。車検、諸費用全て込みで、20万円だという。即、購入することにした。

 はじめはそれ程気に入った車ということではなかったが、乗ってみると、車にほとんどガタツところがなく、実に快調だった。たまたまダッシュボードの中の取り扱い説明書をめくってみると、中に、保険の領収書が挟まっていた。それを見ると、前の運転者が誰であるか、どういう人なのかということが分かった。18歳の女性、共済の保険なので、市役所等に勤める公務員というところまで分かった。それにしては、マニュアルで、オーディオも少し凝った物が付いていた。車好きの女性が通勤するようになって、親に買ってもらったのだろうと推察できた。内装が異様に綺麗だったということも、納得できた。車は若者向きのクーペスタイルで、マニュアル。とても家族で乗れる代物ではない。価格の安さも納得できた。息子に車を見せると、無言。息子が居候している妻の実家の人は、「ちょっと、若向き過ぎない?」と呆れられた。それでも、結局、この車との8年近い付き合いが始まったわけだ。

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文句を言われるのって嬉しいことなのかも?

2016-02-27 11:15:25 | 雑感

 義姉が帰った翌朝、妻が「姉が来ていたとき、足のマッサージに来なかったね!足のマッサージなんていらないと思ったの?普段、どういうつもりでマッサージしていたの?」などと、言って来る。どうも、姉にも足をマッサージしてとまでは言えなかったようだ。まあ、私は、色々と言いやすい存在なのかもと思い、少し嬉しい気分になった。

 人間ってとても変な動物だ。面倒だと思っても、頼られていると思うと嬉しくなる。まあ、そんなもんか、誰かに必要とされることって、大事なことだよね。やる気が出てくるような気がする。

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目が食べたいんだね?

2016-02-27 06:25:24 | 雑感

 昨日、手羽元のコーラ煮をよそって妻に出した。いつもの食事量から考えて、少し少な目によそったら、妻は、私の皿と自分に出された皿を見て、「大根が一杯の方が良い!」と言って来た。大して量は変わらないのだが、見た目に私の皿の方が多いと感じたらしい。「そんなに欲張っても、食べられないだろう!」と思いながらも、皿を交換した。案の定、大根が多い分を残した。私は内心、「やっぱり食べられなかったじゃないか!」と思いつつ、残した分は私が平らげた。

 同じようなことが、最近、しばしば起こり、繰り返されている。見て食べたいと思うらしいが、普段、少量しか食べないため、胃の許容量が限られていて、それ以上は食べられなくなっているのだ。その辺が私との違い、私は、子どもの頃から、動くのが億劫になるほど胃の中に詰め込めるだけ詰め込んで、「満腹、満腹!」と良いながら、大満足を得ていた。それは未だに続いている。そのおかげで、食べようと思えば、二人前は平気で食べられる胃を持っている。まあ、鍛え方が違うというもんだ。ところが、妻は違う。美味しいもの、食べたいものを少し欲しいタイプ。だから、弁当を買って来ても、私の方の弁当を見て、「美味しそう!少し味見して良い?」と言って来る。食堂に入って食べるときも、同様で、私の注文した品にも、箸を伸ばしてくる。これは若い頃から変わっていない。でも、歳をとって、食べられなくなってきた分、「目が欲する」ことが多くなってきたようだ。

 妻は、グルメ番組を見ていることが多く、余程、「美味しいもの」を食べたいらしい。まあ、私も、不味いよりは美味しい方が良いに決まっているが、それ程のこだわりがない。だいたい味が分からないので、どれだけ上手いのかということも想像できない。そういうことにあまり興味がないのだ。それよりはメカに興味があり、欲しいと思うのだ。まあ、何に重きを置くのかは人それぞれだから仕方ない。

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義姉に感謝、感謝!

2016-02-26 11:07:06 | 雑感

 妻の姉が今朝帰って行った。月曜日から今日まで、妹(妻)を心配し、介護を手伝うために、来てくれていたのだ。私も、多少、気遣うことはあるが、少なくとも、妻は、心置きなく、(私についての)愚痴を聞いてもらえ、気持ちが晴れたことだろう。また、兄弟であっても、言えないことや気遣うことはあるだろうが、夫婦二人だけの閉塞感は解消され、幾分心が開かれたような気がする。二人の中に、第三者が加わるということは、それだけでも意義がある。

 私は、5日間、食事のメニューを考えたり、食事を作ったりする面倒から開放され、とても楽チンだったわけだ。ただ1つ困ることは、いつもタバコを吸っているベランダへの通路になっている部屋を義姉が使うので、自由にタバコを吸いにいけないということだ。まあ、それも、外のメリットから較べれば、微々たるもの?と、言えなくもない。

 妹のためとは言え、夫を家に残し、遠くへ訪ねて、5日間も滞在するのは、たいへんなことだと思う。その苦労を考えると、本当に感謝、感謝で、頭の下がる思いだ。本当にありがとうね!

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