昆虫を探していると、小さな白いクモをよく見ます。
クモは脚が8本ですので、分類上は昆虫ではありませんが、虫として投稿します。
<クモ目>
▼アズチグモ♀(安土蜘蛛)
カニグモ科 大きさ ♀ 6-8mm ♂ 2-3mm 時期:6-9月
後方が膨らんだ形の腹部を持った、第1脚・第2脚が長いクモ。メスは緑白色)、
オスは小さくて赤褐色。脚や胸部・腹部に斑紋のある個体もいる。
全て♀のようですが、全部違う場所の撮影なので至所で目にしたが、♂には小さくて気が付かなかった。
こちらはピンボケですが、黄色い小さなクモです、少なくとも一部の種は、
花の色と一致するように数日間にわたって色を変えることができます。
色の変化は、通常、白、ピンク、黄色の範囲です。 のようですが、、
▼サツマノミダマシ(薩摩の実騙し )
コガネグモ科 ♀ 8-11mm ♂ 7.5-9mm 7-8月
緑色の綺麗なクモ。
夜行性で夜間に網を張り、虫を捕食するが、日中は網を畳んで葉上で休んでいる。
夜行性で夜間に網を張り、虫を捕食するが、日中は網を畳んで葉上で休んでいる。
和名はサツマの実(ハゼの実)に似ていることから名付けられたもの。
ワキグロサツマノミダマシと酷似しているが、本種は腹部前方から側面に沿って黄色の線がある。
▼ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)
コガネグモ科 ♀ 20-25mm ♂ 8-12mm 8-11月
腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモ。
円網を張る。網には、ジグザグの直線状や円盤状など、さまざまな形のかくれ帯をつけ、その中央にとまる。
ナガコガネグモの幼体
▼ジョロウグモの幼体(女郎蜘蛛 )
ジョロウグモ科 ♀ 0-30mm ♂ 6-10mm 9-11月
腹部に黄色と暗青色の縞模様のある大きなクモで、人家周辺や山地の至る所で見られる。
複雑な円網を張る、メスは大きくオスはその半分以下で同じクモとは思えない。
▼ウヅキコモリグモ(卯月子守蜘蛛)
コモリグモ科 ♀ 5.5-10mm ♂ 5-9mm 1年中
コモリグモは、活発な徘徊性のクモであり、やや小型の種が多い。
体色は灰色か褐色を中心とした、地味なものが多い。
♀は丸く白い卵のうを尻に付けて保護することからコモリグモの名前がある。
卯月の和名があるが、産卵期は4~6月と9~10月がピークとされる。
▼シラヒゲハエトリ(白髭蠅捕蜘蛛)
ハエトリグモ科 ♀ 8-10mm ♂ 7-9mm 7-9月
灰色の毛におおわれ、体側が黒色のハエトリグモ。触肢に長い毛がはえていてヒゲのように見える。
▼ササグモ(笹蜘蛛)
ササグモ科 ♀ 8-11mm ♂ 7-9mm 5-8月
黄緑色~黄褐色で、腹部に赤色と白色の美しい模様があるクモ。脚にはえている黒い毛が目立つ。
▼イオウハシリグモ(硫黄色走蜘蛛 )
キシダグモ科 ♀ 20-28mm ♂ 15mm前後 7-10月
脚の長い大きなクモ。個体によって色彩変異が大きく、黄色や褐色の単色のもの、
褐色で体側に白い帯があるもの、黒褐色のまだら模様があるものなど、さまざま。
▼ヤサガアタアシナガグモ?
アシナガグモ科 前脚2本のみが異常に長い、アシナガグモより細く見えると思うが、
▼デーニッツハエトリの幼虫
ハエトリグモ科 ♀ 8-9mm ♂ 6-7mm 3-11月
黄灰褐色で腹部に赤褐色の太い条を持つハエトリグモ。幼体のうちは頭胸部に背面中央に黒い斑紋がある。
▼ハエトリグモの幼虫
小さい虫で鮮明な画像でなくて申し訳ありません。詳細名は未定です。
クモは害虫か?益虫?
見た目が気持ち悪いとのことで、害虫と思われていることが多いですが、
多くの種類は害はないのです。わざわざ殺虫剤を使って駆除することがありますが、毒蜘蛛でない限りは触っても問題ありません。
但し、よく聞くセアカドクグモ等のような毒蜘蛛もいますので注意は必用ですが、
小さなクモの多くは家の中にいます。家にいるということは餌となる虫もいるということです。
昆虫と比べれば、糞の量はとっても少ないです。
糞が飛沫する可能性が少ないことから、そのリスクは小さいと言えそうです。
虫を主に食べる生き物であり、家の中に住み着いているということは、餌になる虫がいるようです。
クモは害はないどころか、益虫としての側面が強い生き物です。
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