花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

どちらかな似た野草花 ヒルガオとコヒルガオ、センニンソウとボタンヅル、他。

2022-08-25 | 野草(花)
何年経っても似た花は迷ってしまいます。
繰り返し投稿していけば身につくかもしれませんので、再びです。

*ヒルガオとコヒルガオは葉の形から
ヒルガオ(昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属、つる性多年草、花期:6月~8月、
夏にアサガオに似た桃色の花を咲かせ、昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。
奈良時代に朝廷が派遣した遣唐使が、中国(唐)よりアサガオ(朝顔)が持ち帰られたときに、
アサガオに対する呼び名としてヒルガオと呼ばれるようになったといわれている。
薄いピンク色で直径5 - 6cm の花を咲かせる。花の形は漏斗形。
葉は長楕円状披針形で,基部の両側が耳となって下向きに突き出す


コヒルガオ(小昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属、多年草、花期:4月~5月、
ヒルガオと区別が難しいが、葉は互生し、長さ3〜7cmのほこ形で基部が耳のように横に張りだす。
コヒルガオは三角状ほこ型 部が張り出す。張り出した部分が2裂.。

ヒルガオとは、大きさや葉のほこ形の形の違いで判断といっても、実際は個体差があり、
かなり難しくなりますが、各花の葉の違いが分かりましたか?

*ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンも葉の形から
ヒメジョオン(姫女菀 )
キク科ムカシヨモギ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
どこにでも見られる雑草ですが、後から渡来したハルジオンにその場を追われつつある。
先端に白色又は淡紫色の頭花をつける。葉が茎を抱かないことでハルジオンと区別。
茎につく葉は互生する単葉で、卵形~披針形、縁にはまばらに鋸歯があります。


ヘラバヒメジョオン(箆葉姫女苑)
キク科ムカシヨモギ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
葉は長い柄があってへら状の披針形、縁には低い鋸歯があり
枝の先に直径1.5cmほどの頭状花を多数つける。舌状花は白色 、
筒状花は黄色、蕾のときにも下垂しない。

ヒメジオン              ヘラバヒメジョオン

ヘラバヒメジョオンはヒメジョオンとほぼ同様の場所に生育するが、
より痩せて乾燥した土地でも生育できるのでかなり多くあるように思うが、
交雑種があるのか、どう見てもあいまいに見えてしまう。

*センニンソウとボタンヅルも葉の形から
センニンソウ (仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属、つる性半低木(木質の多年草)、花期:7月~8月、
ボタンヅルとの違いは葉の形と萼片の長さと花糸の長さの違い等が分かり易いですかね。
葉は羽状複葉で、小葉は3~7個つく。小葉は全縁で先の尖った卵形が普通である。
変化が多く、小葉に切れ込みがあるものもみられる。

いずれの株もまだ満開は今しばらくですね。

ボタンヅル(牡丹蔓)
キンポウゲ科センニンソウ属、落葉つる性低木、花期:8月~9月、
和名は葉がボタンに似ていることによる。葉は1回3出複葉。小葉は長さ2~9㎝、幅1.6~7㎝の
卵形、縁に不揃いの鋸歯があり、先が尖る。


*イノコズチとヒナタイノコズチは穂状花の形から
イノコズチ(ヒカゲイノコズチ:日陰猪子槌)  
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、林下や竹藪に多い。
枝は疎らに広がり、葉と共に対生し、葉は長楕円形で両端が尖り、短い柄がある。
枝の先に細い穂状花序で、花被片は長さ4~5mm、


ヒナタイノコズチ(日向猪子槌)
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、日当たりの良い空き地、道端等に生える。
茎は太く紫褐色を帯び毛が多い。葉は倒卵状の楕円形、先は鋭く尖る。
枝先に穂状花序を出し、密にはなを付ける。開花時には開くが、果時には下を向く。

イノコズチは、日陰のとついているので、日のあまり当たらないような所にあり、
近くではヒナタノイノコズチよりは見かけることが少ない。

*ヤマノイモとオニドコロは葉の形から
 ヤマノイモとオニドコロは、これがまたチョット見ではそっくりで紛らわしい。
どちらもヤマノイモ科で雌雄異株なのは同じですが、よく同じ場所に混生している。
しかし今頃の近所では殆どがオニドコロです。
尚、19/8/3にヤマノイモとオニドコロ、ボタンヅルとセンニンソウは投稿してます。

ヤマノイモ(山の芋)  ジネンジョウ   
ヤマノイモ科ヤマノイモ属 多年草 花期:7月~9月
つる性植物で、雌雄異株、茎は右巻き、葉は対生、長卵形で先は鋭くとがり、基部は心形、
葉の脇に珠芽(ムカゴ)をつける。
葉の脇に2~5個の穂状花序をだし、白色の小さな花をつける。


オニドコロ(鬼野老) トコロ
ヤマノイモ科ヤマノイモ属、多年草 雌雄異株、花期:7月~8月、
葉は互生し、円心形又は三角状心形、先はとがり、葉柄は長く、はのわきから長い花序、
淡黄緑色で、6被片の花を多数平開する。
雄花
 雌花                 果実

ヤマノイモとオニドコロとしたが、似ているタチドコロ、カエデドコロ等もあり、
正直本当にこれで良いのかわかりません、もし間違っていたらご教示願います。

もちろんまだまだ多くの似たもの同士があり、名前に迷うものがあります。
身近なところでは、アザミの仲間、センダングサの仲間、等上げればキリがありません。
これからも少しでも多くのものを取り上げていけたらと思っています。
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