川沿いを歩いていて中洲にタデが沢山生えているのが見えていました。
タデと言えば時には耳にする「蓼食う虫も好き好き」の言葉があります。
意味は、苦くて辛い葉である蓼は、ほとんどの虫が好まずに食べません。
しかし、辛い蓼を好んで食う虫がいるように、人の好みは様々で、一概には言えないという例え。蓼食う虫。
この時のタデとは、何をさすのでしょうか(?)
どんな虫がタデを食べているのでしょうか(?)
タデ科には色々な植物名があります。ギシギシやスイバ、イタドリ等も含みます。
イヌタデ属でタデと名の付くのも、オオケタデ, サクラタデ, オオイヌタデ 等多くがあります。
又、昆虫や幼虫の多くは、葉を食べていますが、辛い葉とは、ヤナギタデのようです。
タデと言えば時には耳にする「蓼食う虫も好き好き」の言葉があります。
意味は、苦くて辛い葉である蓼は、ほとんどの虫が好まずに食べません。
しかし、辛い蓼を好んで食う虫がいるように、人の好みは様々で、一概には言えないという例え。蓼食う虫。
この時のタデとは、何をさすのでしょうか(?)
どんな虫がタデを食べているのでしょうか(?)
タデ科には色々な植物名があります。ギシギシやスイバ、イタドリ等も含みます。
イヌタデ属でタデと名の付くのも、オオケタデ, サクラタデ, オオイヌタデ 等多くがあります。
又、昆虫や幼虫の多くは、葉を食べていますが、辛い葉とは、ヤナギタデのようです。
河原のタデは、
▼オオイヌタデ(大犬蓼)
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:4月~11月、道端や荒れ地、河原に生える。
茎葉よく分枝して高さは0.8〜2mになり、節はふくらむ。葉は長さ15〜25cmの披針形で、先は長くとがる。
▼オオイヌタデ(大犬蓼)
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:4月~11月、道端や荒れ地、河原に生える。
茎葉よく分枝して高さは0.8〜2mになり、節はふくらむ。葉は長さ15〜25cmの披針形で、先は長くとがる。
▼イヌタデ(犬蓼)
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:6月~10月、
葉は互生し、広披針形〜披針形で先はとがる。
花序は長さ1〜5cmで、紅色の小さな花を多数つける。まれに白色の花もある。
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:6月~10月、
葉は互生し、広披針形〜披針形で先はとがる。
花序は長さ1〜5cmで、紅色の小さな花を多数つける。まれに白色の花もある。
▼オオケタデ(大毛蓼) 別名:オオベニタケ
タデ科イヌタデ属、1年草、中国原産、花期:8月~10月、
タデ科イヌタデ属、1年草、中国原産、花期:8月~10月、
▼ボントクタデ(凡篤蓼)
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:9月~10月、
花は長い穂状にまばらにつき、穂の先は下垂する。
花被は緑色で上部紅色、5裂し、腺点があり、長さ3mm。
よく似たヤナギタデは、葉が細長く、表面に黒斑がなく、葉や葉鞘が無毛。葉に辛味がある。
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:9月~10月、
花は長い穂状にまばらにつき、穂の先は下垂する。
花被は緑色で上部紅色、5裂し、腺点があり、長さ3mm。
よく似たヤナギタデは、葉が細長く、表面に黒斑がなく、葉や葉鞘が無毛。葉に辛味がある。
▼ハルタデ(春蓼)
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:4月~10月、水田や畑,荒れ地などの湿った所に多い 。
茎はふつう赤紫色を帯びる。葉は互生し、長さ4〜14cmの長楕円形〜披針形で先は長くとがり、
中央部に黒っぽい斑紋があるものが多い。
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:4月~10月、水田や畑,荒れ地などの湿った所に多い 。
茎はふつう赤紫色を帯びる。葉は互生し、長さ4〜14cmの長楕円形〜披針形で先は長くとがり、
中央部に黒っぽい斑紋があるものが多い。
▼ハナタデ(花蓼) 別名:ヤブタデ
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:8月~10月、
葉は互生し、卵形〜長卵形で、先は急に細くなり尾状にとがり、中央部に黒っぽい斑紋があるものが多い。
花序は細長くのび、紅色〜淡紅色の小さな花をつける。
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:8月~10月、
葉は互生し、卵形〜長卵形で、先は急に細くなり尾状にとがり、中央部に黒っぽい斑紋があるものが多い。
花序は細長くのび、紅色〜淡紅色の小さな花をつける。
色々挙げてきたが、ヤナギタデを撮った写真はありませんでした。
タデと言えば、このヤナギタデを指すそうですので、河原の中にはあったのかもしれませんが、
タデと言えば、このヤナギタデを指すそうですので、河原の中にはあったのかもしれませんが、
近くで歩く所には見当たりませんでした。後日見つけたら追加します。
そしてこのヤナギタデは、人間も食べているようです。
刺身のツマや鮎料理に欠かせないタデ酢の材料として利用されています。
そしてこのヤナギタデは、人間も食べているようです。
刺身のツマや鮎料理に欠かせないタデ酢の材料として利用されています。
色々なタデの葉があまり虫に食べられていないが、これは食べられた後です、
近くに虫などはおらず犯人は、分かりませんでした。
近くに虫などはおらず犯人は、分かりませんでした。
調べたましたが、
蓼食う虫は、ハムシの仲間にいるようです。イチゴハムシ、カミナリハムシ、ヤツボシハムシ等
蓼食う虫は、ハムシの仲間にいるようです。イチゴハムシ、カミナリハムシ、ヤツボシハムシ等
ヨトウムシの仲間にもいるようです。シロシタヨトウムシ、
等の名前がありましたが未確認です。
過去の撮った写真でタデの葉の上で虫が撮れているのはありませんでした。
過去の撮った写真でタデの葉の上で虫が撮れているのはありませんでした。
花穂に、マルシラホシカメムシが取り付いているのだけがありました。
結局上手くまとめられずにお終いになりまして、気まずいです。
蓼食う人間が平安時代から薬味としていたのに、
蓼食う虫の、この言葉は何から来たのか気になりました。
出典は、中国南宋時代の随筆集『鶴林玉露(かくりんぎょくろ)』にある
「氷蚕は寒さを知らず、火鼠は熱さを知らず、蓼虫は苦さを知らず、
ウジ虫は臭さを知らず」といわれ、日本では江戸時代の狂言台本『縄綯(なわない)』に
「たでくふ虫もすきずきと申すが…」とある。
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沢山のお写真に、色々な蘊蓄が盛り込まれ、とっても読み応えのある記事ですね!
近くで見られるタデについて整理してくださっているので、図鑑としても役立ちます。
蓼食う虫から始まって、本当にタデを食べる虫は?のくだりで、思わず私も自分のタデ科の写真を見てしまいました。
確かに、葉っぱがどれも綺麗で食べられた形跡がありません。
花には、チョウやクモ、カメムシとゾウムシがいましたが、チョウ以外はたまたまみたいです。
ハムシですか・・
今度は気を付けて見てみますね~
ヤナギタデはかつて地元宇治川に群落がありましたが、浚渫工事でなくなってしまいました。
実際かじってみたら辛かったので間違いないと思います。
惜しいことをしました。。。
お忙しいのに、嬉しいコメントを頂き有難うございます。
もう少しマトメようかと考えましたが、時間がかかりそうなので途中で止めて終いました。
ヤナギタデも,もう少し近くにあるかなと思いましたが、河原には降りれず、通る道は草刈りばかりでした。
それでもそれらしい、細い葉で黒い斑がなく、花穂がまだらのものを見つけては、
葉を摘まんでみたが辛みがあるものはありませんでした。
又、それぞれの虫についても、食草は、チョウジタデとか、タデ、ギシギシとかイタドリ、オオイタドリ等のタデ科名がでてきますが良く分かりませんでした。
もう少しタデについて機会があれば探してみます。Thanks,
私もすご~く面白く拝見させて頂きました。
なるほど~
また植物を観る目が変わりそうです。
こんな風に掘り下げていくのですねー。
その辺もお勉強になりました。
いつもありがとうございます。
嬉しいコメント有難うございました。
少しでもお役に立てたなら本当に有り難いことです。
もう少しキレイな映像にしたいのですが上手く撮れず半分は諦めています。
いつもコメント出来ずにすみません、自家発電機は停電時には心強い備えですね。