花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

秋のキク科の野草(11月)ベニバナボロギク、フジバカマ、アキノハハコグサ、他

2020-11-16 | 花の写真
10月にキク科の花として投稿しましたが、その続編としてアップしておきます。
相変わらず、似た花が多く困ります。

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)
 キク科ベニバナボロギク属、1年草、アフリカ原産、花期:9月~11月、
 花序全体が下向き、花冠の先はオレンジ色、下部の葉は羽状に切れ込む。
似たものにノボロギクがあるが、花色が黄色です。
20/4に撮影したものです。

サワヒヨドリ(沢鵯)
キク科ヒヨドリバナ属、多年草、花期:8月~10月
頭花は淡紫色まれに白色で、密な散房状につく。筒状花の先は5裂し、2裂した長い花柱が伸び出す。 
単葉で、柄がなく、対生する。(葉の基部まで3深裂して輪生状になることもある) 
似たヒヨドリバナは、単葉で裂けず、柄があり、対生する。


フジバカマ(藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属、多年草、花期:8月~10月、
茎の先に淡紅紫色の頭花を散房状に多数つける。 花柱が分枝して白く長くのびる。
 白や赤、淡青の品種もある。 
下部の葉は3深裂し柄があり、対生する。

コウヤボウキ(高野箒)
キク科コウヤボウキ属、落葉小低木、花期:9月~10月、
枝は細く、灰褐色でいちじるしく枝分かれする。
1年生枝に卵形の葉を互生し、枝先に白色の頭花を付ける。筒状花が10数個集まったもの 。
和名は、この枝を高野山で箒に利用したことによる。

カシワバハグマ( 柏葉白熊 )
キク科コウヤボウキ属、多年草、花期:9月~11月、
茎は枝分かれせず高さ30~80cmになる。先に穂状に頭花をつける 。
ハグマとはチベットに産するヤクの尾の毛のことです。
今年は既に花は終わっていました。これから実が熟すと冠毛が白い綿毛になるかも。
下右は以前(9月末)に撮ったものです。
 

アキノハハコグサ(秋の母子草)
キク科ハハコグサ属、1年草、越年草、花期:9月~10月、
茎の先端に淡黄色をした多くの頭花をつける。 
春に咲くハハコグサに対して秋に咲くことからこの名があるが、
実際はハハコグサで秋に咲いているあるのでややこしい。
違いは、上部でよく分枝し、その枝が長く、葉の表面は緑色で裏面は緑白色、葉の先はとがるのが特徴。
ハハコグサは枝をあまり分けない。葉の先は尖らない。 
ハハコグサ(20/4撮影分)


▼タムラソウ(田村草)
キク科タムラソウ属、多年草、花期:8月~10月、
枝先にアザミに似た花をたくさんつける。頭花は径3-4cmの紅紫色で上向きにつく。
アザミと違うのは、花が咲く時期も違いますが、明確な違いは、茎や葉に棘がないことでっす。
花柱の先が二つに割れて反り返る特徴がある。


シラヤマギク(白山菊)
キク科シオン属、多年草、花期:8月~10月、
茎や葉にはざらざらした毛が生えている、花は径2cm程で、舌状花の数は少ない。
ヤマシロギク(シロヨメナ、イナカギク)とよく似て見分けがつかないが、
下部の葉は長い葉柄があり心形の葉柄には翼がある。 上葉披針形で鋸歯 。
長い葉柄と翼があるのがわかりますか?

キクと言えば、キク科キク属の植物で、狭義には家菊、栽培菊など鑑賞用の菊は多くあります。
名前は細かく分かりませんが、次回回しとしました。
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