花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

初夏の野草花、”一重咲きはノカンゾウ、八重咲きはヤブカンゾウ”

2020-07-03 | 野草
家の周りの紫陽花もピークを過ぎたように感じます。
野に咲く花も当然違ってきますが、ノカンゾウやヤブカンゾウを見ました。

ノカンゾウ(野萱草)
ユリ科ワスレグサ属、多年草、花期:7月~8月、キスゲに似て一重咲きです。
葉の間から花茎を伸ばし、橙赤色のラッパ状の花が10個程咲く。一日花で昼間だけ咲く。

ヤブカンゾウ(藪萱草)
ユリ科ワスレグサ属、多年草、花期:7月~8月、ノカンゾウの近縁種で八重咲きです。
カンゾウと言うと、
やはり故郷の”佐渡カンゾウ祭り”を思い出します。(正式名:トビシマカンゾウ)
今年は大野亀で6/13-14に予定していたようですが、開催中止されました。
今年も又帰れませんが、いろいろなイベントも新型コロナで中止されているようです。
昔、撮った写真です。今もう一度です。

ミゾカクシ(溝隠)   別名:アゼムシロ(畔筵)、半辺蓮(漢名) 
キキョウ科アゼムシロ属、多年草、花期:6月~5月、湿地に生える。
溝を隠すくらい、畦を覆い尽くすくらいに繁茂する 。漢名の半辺蓮は花の形をよく表して面白い 。
花冠は唇形で上唇は2裂、下唇は3裂した、長さ1cmの白色に紅紫色を帯びた花。

ウツボクサ(靭草)
シソ科ウツボグサ属、多年草、花期:6月~8月
茎の先端に花穂をつけます。花穂は長さ3~5cmで、萼が整然と並び、松ぼっくりを思わせる形です。 
花色はふつう紫ですが、まれに薄いピンクや白花のものもあり 、シロバナウツボグサと言うことも。

ママコノシリヌグイ(継子の尻ぬぐい)
タデ科タデ属、1年草、花期:5月~10月
怖い名前の野草がピンクのコンペイトウのような花を咲かせていた。茎には棘があります。
血縁のない子供や嫁に対してのいじわるをする草として 名付けられた。

アレチギシギシ(荒地羊蹄)
タデ科ギシギシ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:6月~7月、
花は長さ約2.5mm、直径2.5mm。 形も花の感じがしません、
写真はは既に、内花被片に比して大きく白い瘤体が目立つ (白い果実)。

シオデ(牛尾菜)
サルトリイバラ科サルトリイバラ属、1年草、花期:7月~8月、雌雄異株。
雄花の花被片は長さ4〜5mmの披針形。葯は線形で鉤形に曲がる。
雌花の花被片は長楕円形でやや小さい。花柱はほとんどなく、
緑色の子房の上に3裂してそり返った柱頭がのっている。 
▼雌花です。雌花は径4mmほどと小さくて緑黄色なので目立たない。 
▼雄花は以前に撮った写真からです。雄花は径8mmほど。


ヒメヤブラン(姫藪蘭)
キジカクシ科ヤブラン属、多年草、花期:7月~9月、
ヤブランよりは小形で姿が小さく可愛らしい。
茎の上部に淡紫色の小さな花被片は6個楕円形が上向きに開く。
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