花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

キショウブを見かけるようになりました。アヤメの仲間

2020-05-17 | 花の写真
川べりにキショウブを見かけるようになりました。
昔に比べて少なくなったように思います。
草花の花を撮り始めた頃(ネガフイルム時代)に、姿形が好きでキショウブを撮り
満足したものです。今はそんな感動はなくなりました。

キショウブ(黄菖蒲)   別名:イエローアイリス
アヤメ科アヤメ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~5月、
葉がショウブに似て、黄色い花が咲くので この名に。
外側に大きな花びら(外花被片)が3枚。花の中心部に小さな内花被片が3枚ある。

イチハツ(一初)
アヤメ科アヤメ属、多年草、花期:4月~5月、
茎先に花径10センチくらいの青紫色の花をつける。 外側の大きい花びら(外花被)には、
つけ根の部分から真ん中にかけて、鶏の鶏冠のような白い襞がある。
花弁中央部に白い鶏冠状の毛が特徴。

ダッチアイリス     別名:オランダアヤメ
アヤメ科アヤメ属、多年草、花期:4月~5月、
1つの花茎に数個の花がつき、花は径10cm以上になります。
花被片は6個あって、外側の3個の花被片は垂れ下がり、内側の花被片は直立します。


ジャーマンアイリス   別名:ドイツアヤメ
アヤメ科アイリス属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:5月~6月、
色とりどりの花を咲かせ、アイリスの仲間では最も華やかで、非常に多くの品種があります。





花弁のつけねにヒゲのような毛が密生するのでヒゲアイリスとも呼ばれます。

アヤメ(菖蒲)
アヤメ科アイリス属、多年草、日本及び東北アジア原産、花期:5月、
 茎先に花径5~8センチくらいの青紫色の花を1~3輪くらいつける。
 内花被片と外花被片が3枚ずつある。 外側に3枚の大きな花びら(外花被片)が垂れ下がる。 
この花びらのつけ根の部分にある網目模様と黄色い斑特徴である。   
 

見た目がそっくりで、一目見ただけでは区別できないときに、
「いずれがアヤメかカキツバタ」と表現しますが、
小さくほっそりしている方がアヤメ、大きくふっくらしている方がカキツバタ。
カキツバタは水湿地に育ち、花びらの根元に細長い形の白い模様がある。
5月中旬以降なので、まだ見てませんのでここに載せられませんでした。

*アヤメもショウブも漢字で書くと菖蒲で同じですが、
アヤメとショウブと菖蒲園などのハナショウブは別物です。
菖蒲湯に使う菖蒲はサトイモ科です。
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタはアヤメ科アヤメ属の同じ仲間です。
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