花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

大きな花から小さい花の野草花。ハナウド、ノゲシ、ジシバリ、ノミノツヅリ、他

2020-05-10 | 野草
近くの散歩道で出会った野草達です。

ハナウド(花独活)
セリ科ハナウド属、多年草、花期:5月~6月、川沿いややや湿った所に生える。
大形の複数形花序(径20cm)を作り、白色の5弁花を多数開く、外側の花弁は大きく、2深裂する。
       


ノゲシ(ハルノゲシ)(野芥子 )
キク科ノゲシ属、越年草、花期:3月~10月、
茎は太くて中は中空で枝分かれして、葉も柔らかく、不規則は羽状に切れ込む、
黄色の頭花は2cm内外、総苞の長さは1.2-1.5cmで舌状花の数が多い。
似たオニノゲシがあるが、オニノゲシには葉に鋭い棘があり葉を触ると痛い。
 
左:ノゲシ              右:オニノゲシ       

オニノゲシ:ノゲシ、オニノゲシは19/12/10投稿済です。

シシバリ(地縛り)      別名:イワニガナ
キク科ニガナ属、多年草、花期:4~6月
葉は長い柄があり、円形ないし広い楕円形である。 
花茎は途中で分岐し1~3個の頭花をつける。頭花は全て舌状花からできている。


オニタビラコ(鬼田平子)
キク科オニタビラコ属、越年草、花期:5月~6月、
葉は倒披針形で羽状に深裂し、茎葉は少なくて上部では小さい。
茎の先に直径7〜8mmの黄色の頭花を散房状に多数つける。
 
冠毛は長さ3mm、           総苞に包まれた果実。

ニワゼキショウ(庭石菖 )
アヤメ科ニワゼキショウ属、多年草、北米原産、花期:5月~6月、
茎に扁平で緑色の2個の狭い翼があり高さ10-20cm、茎の上部にへら形の苞が1~2個あり、
その間から細い花柄を出し、花径15mm、花被片は淡紫色6個、1日花です。


ノミノツヅリ(蚤之綴 )
ナデシコ科ノミノツヅリ属、越年草、花期:3月~6月、どこにでも生える雑草。
細い茎がよく分枝し、小さな葉と花をつける様子はよく見れば繊細な美しさがある 。
葉の腋に細い花柄を出し、花径5mmの小さな5弁の白花が開く、萼片は5個で倒卵形の花より長い。

ヤブニンジン(藪人参)    セリ科ヤブニンジン属、花期:4月~5月
花は20/04/11に投稿済でした。
1mm以下の小さい花見つけたと思ったら、ヤブニンジンが実になったものでした。
小花序の周囲に果実が6個(両性花)ある。果実の先に花柱が残る。
ヤブニンジンの花           ▼オオヤブジラミ  小果柄約7mm
ヤブジラミ    花径3mm  オオヤブジラミより小果柄1.5-2mmと短い。

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