作・演出 三谷幸喜
出 演 藤原竜也 ・ 中村勘太郎 ・ 吹石一恵
--------------------------------------------------------------------
才能がありながら文壇に認められず赤貧洗うがごとくの不遇をかこつ啄木。文学には縁もゆかりもない香具師のテツ。仕事のかたわら親分のいいつけで借金とりを手伝うテツが、啄木の借金をとりたてに行ったことから二人は知り合う。何の接点もない二人はなぜか意気投合。夜な夜ないきつけのカフェーで飲み明かすまでに。いつしかカフェーの女給のトミも楽しい仲間に加わる。そこには微妙な三角関係が生じるが、妻子ある啄木がトミと結ばれ、トミに恋するテツは涙をのんだ。ある日、例によって金に困った啄木は、小金を貯めこんでいるらしいテツにお金を出させる一計を案じ、トミも巻き込んでの大作戦を展開する。しかしこの事件について言うことは三人ともばらばらで、まさに”真実はやぶの中”。
一体その時三人には何か起きたのか?
---------------------------------------------------------------------
今年は
三谷幸喜生誕50周年祭映画に舞台にテレビドラマに・・・新作の予定が目白押しで楽しみ～
その第一弾、「ろくでなし啄木」を観てきました
若くして死んだ才能あふれる病弱な文学青年
・・・のイメージを覆す啄木像。いやぁ～笑いました面白かった藤原竜也さんの、だらしないダメダメ男っぷりも良かったし、吹石一恵さん演じる純粋なトミ、体当たり演技も良かった～
でもでも、一番輝いていたのは中村勘太郎さん
台詞回しも動きも素晴らしい
テンション上がって上がって、振り切れそうなシーンもあり、じっくり落ち着いて凄みを効かせるシーンあり・・・もう釘付けでした
ラストの啄木の独白は藤原竜也さんらしい見せ場
・・・だけど、バランス的にはちょっと長かったかな～
トータルで、とにかく楽しめる１本でした
家に帰ってから、膝裏で音を鳴らそうと試してみたのは・・・私だけじゃないはず
