先日に引き続き、こちらも以前書いた記事ですが、再アップしておきますね。
エクリン汗嚢腫のボトックス(ボツリヌストキシン)治療については、以前からブログでご紹介しており、毎年夏になると多くのお問い合わせを頂きます。
エクリン汗嚢腫とは・・・・
汗が皮膚の中にたまって嚢腫(ふくろ)になっているもので、夏場の汗をかく時期には大きくなったり数が増えたりし、冬の間には症状が軽快することが特徴です。
汗管腫と間違われることも多いようですが、汗管腫は一年を通して変化がなく、エクリン汗嚢腫は数や大きさが変化します。
「両頬や目の周りにたくさんのブツブツ」
「夏にひどくなる」
「運動後やお風呂上りに目立つ」と、特徴的です。
一般的には皮膚科などに受診しても「悪いものではないから大丈夫」で済まされてしまうことが多いようで
確かに悪いものではないのですが、汗をかくたびに顔にぶつぶつがいっぱい出る、というのは、患者さんご本人にとってはかなりのストレス
で悩まれている方がたくさん。
こちらの患者さんは…
スポーツをして汗をかくと、目尻~頬にかけてぶつぶつが出るんです、と来院されました。
ボツリヌストキシン治療(ボトックス、リジェノックス、ニューロノックスなど)を受けて頂きました。
必要な部位に適した量のボツリヌストキシンを注射すると、その部位の汗の量が減ります。汗をかかなくなるとエクリン汗嚢腫が改善し、お化粧崩れもしにくくなる、という嬉しい効果もあります
治療後2週間。
ぶつぶつがなくなってすっきり
つるつるです
エクリン汗嚢腫の患者さんのお悩みは深く、みなさん「ずっと悩んでいました
治療はできないのかと思ってあきらめるしかないのかと…でも夏になると辛くて辛くて。こんなに綺麗になるなんて
」と治療後はとっても喜んで下さるので、私も嬉しい治療です