旅の話14～チェンセーン泊～

（「バックパッカーの旅」カテゴリーは大学生時代の回想シリーズです。本文中の名前はだいたい仮名です。1Bバーツは当時3円程度。前回までの話はこちら）

 

 

ゴールデントライアングルからチェンセーンの市場までトゥクトゥクで帰り、市場をうろうろ。

・・・もりもりハエがいる

 

ハンバーグとあらびきソーセージの中間みたいな肉（すっぱ辛い。おいしい。）12B、パパイヤ10B、バナナ1房5Bを買ってJ.S.ゲストハウスへ帰る。

ゲストハウスのロビーはダイニングテーブル、ソファ、テレビがあって、親戚の家のような快適さ。ロビーでバナナを食べながらだらだらしていると、ゲストハウスのおばちゃんが「シティハンター（日本語）」を渡してくれる。読む。おばちゃん、水もくれる。親切

そこへ白人の男女二人連れが入ってくる。

アイルランド人のゴードンとドイツ人のカースティン。二人は7週間の旅行中とのこと…なんとうらやましい。ゴードンに「機関車トーマスのゴードン？」と聞くと「あははそうだよ、でもあいつはBad trainだ」と。カースティンに、私が大学の第二外国語で習った（はずだけど唯一このフレーズしか覚えていない）ドイツ語「Ich komme aus Japan（私は日本から来ました）」を言ったらまあまあウケた

地図を見ながらカタコト英語で二人の今までの旅行の話を聞いたり、私のこれからの予定を話したり。とても楽しかった…そして言葉の大切さを実感。

カタコトでも英語を話すことでとても旅が楽しいものになっている。そしてタイ語。挨拶や数字だけでもタイ語で話すことで相手の反応が全然違う。もっとタイ語が話せたらなぁ、と、もどかしくなる。

 

J.S.ゲストハウス泊。

 

日本美容外科学会総会

札幌で開催中の日本美容外科学会総会に参加しています。

コロナ禍の中、オンライン学会が多かったですが、最近は現地参加で対面でお話ができる学会も戻ってきて嬉しいやっぱり直接質問できる機会は貴重です。

旅の話13～ゴールデントライアングルへ～

（「バックパッカーの旅」カテゴリーは大学生時代の回想シリーズです。本文中の名前はだいたい仮名です。1Bバーツは当時3円程度。前回までの話はこちら）

 

 

チェンセーンは1㎞くらいのメインストリートがあるだけの小さな町。

郵便局の近くのJ.S.ゲストハウスに部屋をとって、ゴールデントライアングル（タイ・ミャンマー・ラオスの3国がメコン川で接する国境地帯でかつては世界最大の麻薬密造地域だった）に行くことにする。

ゴールデントライアングルまでは16時発のソンテウで10バーツ。ソンテウに乗ったのはタイ人のおじさん、おばさん、13歳の女の子。この女の子が英語を少し話して通訳してくれて、みんなでしゃべりながらゴールデントライアングルへ。ゴールデントライアングルで降りたのは私だけで、ソンテウはタイ北部のメーサーイまで行くらしい。

 

ゴールデントライアングルでメコン川を眺めながらイミグレーションポリスのお兄ちゃんとお喋り。このお兄ちゃん、ずーっと喋っていたくせに急に双眼鏡を出して真面目に仕事をする（ふりをしている！？）。そしてその双眼鏡（めちゃめちゃよく見える）を貸してくれて（いいのか？）、しばらく双眼鏡をのぞいて楽しませてもらった。

（私がいる岸はタイ、右がラオス、奥がミャンマー）

ゴールデントライアングルはすっかり観光地化されている。民族衣装を着た子どもたちが遊んでいるので「もしかして・・・」と思いつつカメラを取り出すと、全員がさー－－－っと周りを取り囲んで「シャシントリマショウ！５バーツデ。」と日本語で口々に言う。・・・5Bが惜しいわけではないけれど、なぜかどうしていいのかわからなくて、結局写真は撮らなかった。

 

チェンセーンへ帰ろうとソンテウを待っていると、売店のお兄さんが「もうソンテウバスは来ないよ。16時がラストだ。」と言う。え帰れないの…とびびっているとトゥクトゥクが来て「20バーツ」と。ソンテウの倍の金額だけど、チェンマイの観光地のようにふっかけた値段ではない。チェンセーンの市場まで20Bで乗る。

 

10周年とアラフィフ

残念ながら全員揃いませんでしたが、クリニックスタッフと10周年のお祝いをしました

お祝いの席で、私の誕生日もサプライズで祝ってもらいました

お誕生日当日は台風でしたが、家族とゆっくり家で過ごせて、両親にも会えてよかったです

アラフォー・・・と思ってましたが、いつのまにかアラフィフでした

旅の話12〜チェンセーンへ〜

（「バックパッカーの旅」カテゴリーは大学生時代の回想シリーズです。本文中の名前はだいたい仮名です。1Bバーツは当時3円程度。前回までの話はこちら）

バナナゲストハウスのシングルルームは1階にあってとてもうるさい。鶏の鳴き声やバイクの音で6時前に起こされ、シャワーを浴びて7時過ぎにロビーへ。

ロビーにはトレッキングツアーのスタッフ『イポー』や『パパ』、自称旅の達人の日本人『王様』がいて、おしゃべり。イポーはとても勉強熱心で、私に英語を見せてその日本語を教えて、と言う。そして『次にリコが来た時には僕は日本語を話してるよ❣️』と。

バナナゲストハウスの美味しい手作りストロベリーラッシーを飲んで、スタッフに見送られて出発。バナナゲストハウス、楽しかった。

これからの旅の予定はチェンマイから北上して、メコン川を挟んでラオスとの国境の町チェンコーンまで行き、ラオスに入国・・・ラオス国内を移動してラオスの首都ヴィエンチャンから再びタイのノーンカイへ入国、のつもり。まずは北部のチェンセーンを目指す。

こういう予定。

ソンテウでチェンマイアーケード（バスターミナル）へ行き、今日の目的地チェンセーン行きはある？と聞くと、直行便は12:40、ひとつ手前の町チェンライ行きなら10:00発とのこと。10:00のチェンライ行きのエアコンバスに乗ることにする。119バーツ。見た目はすごくオンボロなバスだったけどシートはとても柔らかくて快適で、チェンライまでの3時間はほぼ寝て過ごした。

3時間ちょうどでチェンライのバスターミナルに到着。トイレ（2バーツ）へ行ってすぐにチェンセーン行きのバスに乗り換える。これはかなりボロボロの路線バスで、エアコンもなく、ドアも窓も全開で爆走する。しばらくするとおばちゃん車掌さんが運賃を集めに来る。20バーツ。

おばちゃん車掌は車掌席（ドア全開のステップに補助席）があるにもかかわらず、私の隣の席に座る。客が立っていても座っている。

客はタイ人ばかりでオレンジの法衣のお坊さんも白い法衣の尼さんも乗っている。

道端にはたくさんのパイナップルスタンド（雛飾りみたいな段々にパイナップルがぎっしり）が立っているけど、停まっている車は全く見ない・・・売れるのか？

バスは爆走すること1時間半でチェンセーンに到着。メインストリート1キロくらいだけの小さな町。

タイの北部。

　チェンライを経由してチェンセーンへ。