メコンで遊ぶ子どもたち。
(「バックパッカーの旅」カテゴリーは大学生時代の回想シリーズです。本文中の名前はだいたい仮名です。1Bバーツは当時3円程度。前回までの話はこちら)
ラオスに入国して一晩あけたフエサイでの朝。
朝6時くらいからでっかい音で町中に音楽が流れて目が覚める…なんなんだこの町は😳
8時にBeeと約束しているのでその前に郵便局へ葉書を出しに行く。7時半に戻るとホテルの前にBeeのバイクがとまっていて、Beeの家で一緒に朝ごはんを食べよう、と言われる。もちろん喜んで連れて行ってもらう甘いコーヒー、甘くないドーナツ、ゆでたピーナツ、いちじくに似た果物…スペシャルな朝食をいただく。
Beeに御礼になにか記念になるものをあげたい…そうだ、日本の硬貨をあげようと、財布から硬貨を取り出すと、それを見てBeeの顔がさっとこわばる…『私たちは友達じゃないかお金なんて受け取れない』と。「そうじゃないの。Beeはこのコインをお金として使えるわけじゃないでしょう?これは記念に、プレゼントなの。」と一生懸命に説明する。ごめんね、Bee、まぎらわしいことをして…やっとBeeの表情が柔らかくなったところで一つずつ硬貨の絵柄を説明する。Beeは10円玉が気に入ったそう。大切にしてくれると言う。ありがとう、Bee。
Beeと別れてホテルをチェックアウトする。200Bを500B紙幣で払おうとすると、おつりはkip(ラオスの通貨、キップ)でいいか?と聞かれる。どうせこれからkipを使うしいいよーと言うと、300B→51,000kipと提示される。1B=170kip。この時の公式レートは1B=114kipだったので、かなりいいレートと思ってすぐにOKしてしまった(が、これは甘かったことを後で知ることになる)。
インフレのラオス。
札束持って大金持ちな気分。