THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,214 小樽☆浅草橋オールディズナイト21 (S・T・A 編)PART,1

2024-08-07 00:22:38 | Live Set List


****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

まずは機材類の詳細を。
ベースアンプはいつものハートキー・システム
ドラムセットはパール製
シェルはあずき色
ギターアンプは3台
ローランドの超絶なベストセラーJC-120&40

熱気を帯びた会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
B’Zのスーパー・ギタリスト、タック松本の「ミュージック・ステーション」でお馴染みのかっこいいテーマソングも壮大に飛び出した
他にもご機嫌な音楽がこれでもかあ、というほどにあふれ出てくる 
ファンキー・タウン(リップス)、ミスティー・ハート(クオーターフラッシュ)チキチータ(アバ),ギミ―・ギミー・ギミー(アバ)、ショー・ミー・ザ・ウェイ(ピーター・フランプトン)、オールナイト・ロング(レインボウ)、愛ある限り(キャプテン&テニール)、ボーン・トウ・ビー・ワイルド(ステッペン・ウルフ)、スイング・アウト・シスター(ブレイクアウト)、ヴェンチャーズ(10番街の殺人)、バグルス(ラジオ・スターの悲劇)、スティクス(ミスター・ロボット)、オリジナル・キャスト(ミスター・マンディ)、レインボウ(アイ・サレンダー)、マーシー・マーシー・ミー(マーヴィン・ゲイ)、ザ・ビートルズ(レボリューション)&(アイ・フィール・ファイン)、ストーリーズ(ブラザールイ)、ハイヤー・ラブ(スティーブ・ウインウッド)・・・・

空気がヒヤッとしてきたけど、グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方はいつの間にやら多少押し気味での進行
****このライブ・レポートも,もちろんまだ書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故、タップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

というわけで、お次に控えしバンドは・・・・
****いよいよこのライブレポートのメインイベント、我らがTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYが満を持しての登場となりました!

心して読んでくださいね。
それではよろしくお願いいたします。****

早速、タイム・テーブルを戻して・・・・・

13、「SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」
(CHICAGO/COVER)
17:55~18:25
札幌から連続15回目の参加
もちろん途切れることもなく、最多出場回数記録を更新中!
ただしリーダーのマサのみが皆勤賞の快挙。

例によって毎回メンバーには変動があります。

一刻もはやく、固定メンバーにしようっと。

でも、大好きなここ毎年恒例の小樽屋外イベントだっていうんだから申し分なしだ。

血沸き肉躍るよ。


:::近年の回顧録:::
STA結成1年の中、毎月ライブを必ず行っていたんだけど、まさかコロナ禍に陥ってたびたび活動停止状態になるとは夢にも思いませんでした・・・・(3年前なんか、たったの6本しかライブができなかったさ・・・・)。

にっくき新型コロナウィルスの奴らめ・・・・・こんちくしょう。
とっとと、くたばってくれい!!
さてさて、相変わらずコロナの状況は深刻だ・・・・
最近もまたしつこく暴れ始めているね

油断大敵だけど、主催者サイドの涙ぐましき尽力には頭の下がる思いだ。

とにもかくにも、この自粛期間は各メンバー同士でラインのやり取りを逐一繰り返しながらもコミュニケーションを維持。

良い機会だから、休むことなく個人練習にも汗してきた。

マサから提示された多方面にわたる複雑で難解なる宿題をこなす日々。

でも一向に収まりそうにない感染の毎日。

もうほとんど、しばらくライブは諦めかけていました。

(アメリカのプログレッシブハードロック、ドリームシアターの2020年札幌公演も予想していたとおり、延期、そして中止の憂き目にあいチケットは2度にわたっての払い戻し。
絶対、終息後は札幌にきてくれると思ってはいるけど、現実は望み薄だね‥‥(´;ω;`)。)

ところが一昨年くらいから小樽で最大なるコンサートの祭典が、通常通りに開催される運びとなったわけです。

7月浅草橋オールディズナイト、8月北運河サウンドエナジーの企画と銘打ってね。
やっぱり北海道の短い夏のライブは解放感一杯の屋外に尽きる。
粋な計らいだ。

小樽市からの規制は強化されて、スポンサーサイドの協賛金も厳しいようだったんだけど。

夜はさすがに北海道だけあって寒かった・・・・でもあれはあれで良い経験ができたね。

積りに積もった鬱憤払いもできたっしょ。

場所はお馴染み浅草橋のマリン広場・・・・だったのですが、遂にそこは使用不可能に‥‥(´;ω;`)。
それを聞いた時には皆が皆凄いショックだった・・・・・
各自たくさんの思い出深き会場なんだからさ。
新たな建築物が再開発のため計画されているそうで、目の前を通過した時にチラッと見たら早くも工事が着工されていました(その時には潮まつりの建物があった)。
色々な候補地が検討されていたけど、土壇場での形勢逆転で素晴らしいスペースに去年から開催決定。
そこは、より海寄りの埠頭。
ドカンと大きな倉庫も立っていてその前を会場に使うことに。
新鮮だよ。
ちょっと迷ったけどね・・・・(-_-;)
前日の土曜日もライブイベントが開催されていたから、地元在住のコバちゃんが下見に行って地図と写真をSTAグループラインに送ってくれた。
おかげさまでイメージ・トレーニングができたよ。
コバちゃん、助かったよ、サンキュー!!
(何せ初出演のメンバーが数人いるものでね)

はい、そういうわけでして、今年もどうなることやら・・・と思って正直な話が気を揉んでいたら、なんとかかんとか無事開催にこぎつけたようです。
ギリギリまで肝を冷やしてはいましたが。
今年、何事も無かったかのように、その新会場にて再び開催されることとなりました!!
とにもかくにも嬉しいよね。
全くもってやることが憎い。

土日の2日間で総勢31バンドが大集結。(去年よりも多い!)
道内一円、ありとあらゆるジャンルから猛者どもがやってきた。
ほとんどが顔なじみの音楽仲間。
STA出演の日曜日は15バンド
(早々にバンドエントリーが決定してしまい、出演をあきらめたバンド数の多かったことか・・・・パープル・ブリンガーもその一つ)。
まったくもって豪勢な布陣だ。

今年の天候は異常なくらいの猛暑・・・・。
おいおい、何事!?と思っていたら更に、ライブ日に熱波が襲来!

そんな馬鹿な・・・・・・・・理屈抜きに辛い・・・・・・・(泣)

週間天気予報によると、ちょうどライブの土日が最悪に暑いんだってさあ!!

まあ、屋外ライブはステージに屋根があるから心配は全くなしで、ノープロブレム。
どこにも日よけがない観客は悲惨だけどね・・・・ごめんなさい。
結果ですか・・・?
日ごろから行いのいい晴れバンドS・T・A だけにバッチリ快適だったよ!
笑っちゃうくらいに。
(まあ、終盤の演奏だったしね)
これ内輪ではけっこう有名。
19年間、数多くの奇跡的な伝説を生み出してきた。
生き証人のシュウヤと、よくその話題で盛り上がるくらい。
この日も改めてそれを実感した。
内心では鼻歌混じりに楽観視していた。
ここはポジティブにありがたやあ!!と受け取りましょうよ。(笑)
雨は大敵だからね。
多少の日焼けは我慢さ。(すでに6月の厚別ふれあい広場スーパーロックで一度皮がむけたのさ・・・・)
やっぱりSTAは絶対「ブラスロックの神様」に守られているんだ、と信じて疑わないマサなのであった!!
イベント主催者の中には雨男が潜んでいるらしくて(笑・・・・21回中90%は見事雨に祟られている。
冗談抜きにお払いが必要かも((´∀`*)))毎年必ずどこかで雨の被害にあうんだけど、今年はずっと北海道は快晴続き。
・・・・異常気象。
そんなものいらんわい!!
ドカ雪だけで十分さ。

一昨年は沖縄よりも暑い、最高気温は32度だったさあ。
太陽がジリジリまぶしすぎるのでサングラスと日焼け止め、極上に冷えたドリンクは手放せない状態だった。1(マサはこの3種の秘密兵器をフルに活用)

それはそれでいいとして、本番を迎えるまでにSTAは例のごとく色々紆余曲折がありました・・・・(´;ω;`)。

あちらを立てれば、こちらが立たず状態。
でも、人事トラブルがかえって良い方向に作用してくれたのだ。
厄介なガス抜きも大成功。

そこで現在の凄腕どもをちょっとここで紹介!

リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越え、長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ
リードボーカル&コーラスも担当

そして忘れてはならないキュートなレディがいる。
キーボードの魔術師アキ嬢がその人。
もうSTA加入から3年を経過したんだねえ。
あっという間。
時の流れというものは早いものだ。
彼女とはSTA企画ライブや、他のイベントで何年も前から面識があった。
その都度所属しているバンドが違うから混乱をきたすほど。
ある時はフュージョン、またある時はアニソン、そしてヘヴィーメタルかと思えばブルースバンド、更には吉田拓郎から椎名林檎にエゴラッピン・・・・まだまだたくさんあるよ。
そのくらいに売れっ子のミュージシャン。(今は拠点をSTAとパープルブリンガー、自身がリーダーを務めるマシェリに絞っている)
オフ時には常にチャーミングな笑顔を周囲に振りまく女性なんだけど、いざプレイともなると表情がキリリと豹変。
男顔負けの神業的鍵盤さばきは、全ての人達を魅了して方々で引っ張りだこ。
そんな彼女に目をつけマサが白羽の矢を立てずっと真剣に口説き続けるも、慎重派で多忙ゆえになかなか落ちてはくれなかった・・・・・
しかし、熱い思いが遂に届いたのか晴れて、念願が叶いました。
テンガロンハットまで被ってくれたし。

ギターは先述のコバちゃん。
地元・小樽が生んだジェフ・ベックと私はずっと呼んでいる。
ルックス、テクニック、センス、ステージング、トーン、キャラクターとパーフェクトにカッコいいことこの上ない。
毎度おなじみラルクアンシェルのカバーバンド「ショックス」のギタリストとしても気を吐いている(ボーカルはトミー!)
この日はこの2バンドの掛け持ち

ずっと頭を悩ませ続けていたテナーサックス・パートもコロナ騒動が一段落してタカが元気よく復帰した・・・・・
別格の存在なのに腰の低い好青年。
そして勉強熱心
素晴らしいテナーサックス!!
彼はテクニックはもとより人格も良識あるジェントルマン。
しかも、ただのプレイヤーではなかった。
スコアに俄然強くて、申し分なしのナイスガイだ!
これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも今後のライブ展開が待ちきれませんよ。
まさしく雨降って地固まるだ。
仲良しで音楽にとっても理解のあるお父さんがこの日も応援に駆けつけてくれたよ


アッキーとの縁で、頼もしきアルトサックスのトモちゃんを新たに迎え入れたことが、去年最大の収穫です。
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきているテクニックの持ち主(ミツの折り紙付き)。
サックス教室へと熱心に通って益々腕を磨いている
余裕と貫禄の演奏は必見だ。
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた。
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い。
本人もシカゴの演奏をとっても楽しみにしているのだそうだ。
(好きこそものの上手なれ、とは昔の人うまいことを言った)
特に組曲は大のお気に入り。
何という恐るべき努力家。
何事にも真面目で責任感も強いので、映像を検索してスタジオ入りまで必死に研究してきたのだとか。
今回のライブでもサウンドの幅をグッと広げてくれた。
スコア制作のためにファニーからトランペット譜を送ってもらいギリギリまで猛特訓を積んだそうだ。
なんら違和感もなくクリアしていた。
大袈裟ではなく、本当に凄いミュージシャンだ。
正直な話、嬉しいなあ。
ライブの度にファンが増殖しているモテモテのトモちゃん
チャーミングなルックスで人気急上昇中!

マサとは一番付き合いの長いのが札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ミツ
マサに次ぐ古株。
シカゴ好きで意気投合してからは、ずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
(ただしミツはⅢまでしか認めないそう
最近はⅤもそのカテゴリーに昇格しつつあるけれどね)
ファイターズVSヤクルトと応援球団も違う
でも、彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
活性化運動絶好調さ
あちこちから常にひっぱりだこのミツによる、絶妙なるトロンボーンは相変わらずいぶし銀。
ちなみにジャンプ競技やモトクロスバイクにも精通しているのだ
9月のシカゴ来日公演では大阪を見に行くそうだ
初シカゴ体験!
「やはり影響を受けたジミー・パンコウは観なきゃあねえ!」とのことさ((´∀`))
シカゴ通の彼はマサの良き理解者故に、下手な言葉など無用だ。
とにもかくにもシカゴやブラスロックを吹けることに無情の喜びを共有する仲。
これからもよろしくたのんまっせ!((´∀`*))

トランぺッターのトモキーは目を見張るプレイとパフォーマンスで観客一同から、惜しみない拍手を送られていたよ。
((´∀`*))
彼はパーカッション・プレイヤーのダンディなナイスガイ・ユーちゃんから紹介された
今も一緒に他でバンド活動中
人脈もジャンルにかかわらず膨大でこの日もあちこちでミュージシャン仲間たちと盛り上がっていました
本業はジャズ
石やん&もっちんと同じく今年の「シティ・ジャズ」に出演していたよ

心強き相棒のモッチンはマサとリズム・セクションに専念。
おかげさまで数段グレードアップした。
第3回の厚別ふれあい広場にも「アイちゃん&トミー」によるプロジェクト「バーク・ロック」で叩いていた
テイクオフでもドラムスを担当のワーカホリック
一体全体、どれほどのバンドに所属しているんだい!!??
今度、機会があれば訊ねてみようっと
ほぼ毎週のようにどこかしらのライブに立っているはずさ(梯子のライブなんてざら)
別格の存在でもあるドラマーのモッチンは音楽はもとより人生においても大先輩ゆえにこれからもご贔屓によろしくお願いします。
今年からはアキ、マサとの3人で全員リハ前にモッチンが中心となり、みっちりとコーラスの練習に励んでスキルアップを図っています
彼は伝説的なる大御所とも共演
今も尚、休むことなく心境著しい人。
モッチンはヒコちゃん&マヤマくん率いる「テイクオフ」にも所属。

もう一人、彼もSTA初ライブからの長年にわたる知り合いパーカッショニスト、ユーちゃん! 
この加入は驚きの出来事。
ダンディなユーちゃんは本番当日、素敵な奥様ノリちゃんをエスコートしてきて、夫婦一緒にパーカッションの準備や後片付け作業を行っていた。
羨ましすぎるくらいの微笑ましい光景!!
ところがだよ‥‥本来この日ゆーちゃんはスケジュールの都合がつかないと言っていた
ああ、それなのに、何故だか開演前から会場にいるではないか!!??・・・
ヒコちゃんの「テンダネス」に出演とのこと
それならばSTAにも是非とも参加してほしかったよう・・・(´;ω;`)

今夏もまだ口外はできませんがニューフェイスが目白押し!!
近年のSTA活動史においても3本の指に入る快挙なんだよ。
これで難関も見事に突破。

はい、STA史上最強でお馴染みの連中が固めているから、余裕のたたずまい。
観客席にて、ずっとジョークの連発で和気あいあいに和んでいる。

色々なゴタゴタを乗り越えつつも、クセモノの8人が出揃った。
ふてぶてしき布陣だ。
どうですか。
正に怖いものなし。

アキ達は語っていた。
「今のSTAならばちょっとしたいつものトラブルに直面しても、スムーズにクリアできる力が備わっているでしょうよ!」
情熱は伝わるもの。
同志が集ってくれるものだ。
継続は力なり。


スタジオリハはじっくりと定番の2回入り。
全員が揃ってのリハは残念ながら例によってあまり叶わず・・・・使用スタジオは2か所を利用)
妥協することもなく、とことん詳細に至るまで練り上げてきました。

ライブはステージに上がってから降りるまでが一つのパッケージアートなんだからね。
(ステージは毎度お馴染みのコンテナカーの荷台。
滅茶苦茶に高くて頑丈なのだ!
床がトランポリンみたいにグワングワンと揺れていたけど徐々に慣れたよ。
勢いあまって抜け落ちたら大変だけどね‥‥(-_-;))

アナウンス、カウント、間合い、メドレー、MC、ソロに至るまで完璧に。
そういうわけでして紆余曲折を経て「雨降って地固まる」を実体験した瞬間さ。
こうやって19年間、血と汗と涙を流しながらも難関を乗り切ってきたSTA。
トラブルに巻き込まれるたび、強靱になって蘇りを繰り返してきたのさ。
でも、自画自賛するわけではないけれども、そんなこと微塵も感じさせないほどの迫力だった。
演じている我々も細かい不安要素なんて忘れちゃうくらい、クールに堂々とエンジョイした。
それはホーン隊の凄まじき4人によるアンサンブル、そしてキーボード、コーラスだけでも大変なのにゴージャスなアレンジを施してくれた才色兼備のアキの手腕によるところも大きい。

****気分良く札幌からドライブの道中、海の青がいつも以上にキラキラと輝いて光っているものだからワクワクさ。
昼前にライブ会場へ到着。
ステージ後方の無料パーキングへ駐車。(去年は前方だった
売店のおばさんに教えてもらい移動)
最高責任者のサイトウ氏にご挨拶後、会場の位置説明をたずねる。
ちょうどオープニングアクトのリハが始まる時間帯。
スタッフたちにご挨拶。
すっかりと顔なじみだ。
懐かしい顔、顔に思わず笑みがこぼれる。
機材搬入のために裏の楽屋テントへ。
対バン連中と近況報告のひと時。
もちろん感染防止対策は念入りにね。

ステージ前のダンスフロアもスペースを維持。
きちんとマナーを守ってのダンシング!
ステージには、あのパーテーションがもうないよ!
 
さてさて、その後も次々と会場へ到着したメンバー達。
リラックスしていて、やる気満々。

マサは顔なじみの観客、スタッフ、対バンらと懇切丁寧に、随時挨拶を交わす。

STA のライブを毎回見ている女性客の方は,マサに「STAの演奏が始まると、ああ・・・・今年も帰ってきたんだなあ・・・としみじみ思うんだよ」とニコニコエールを送ってくれました。
正直な話、ウルッときちゃうね。

皆、自己判断でしっかりとマスク着用、消毒液を使用。
その姿もグッと少なくなったけどね。

数年前ならば、最高責任者のサイトウ氏がやってきて体温の測定。
2週間前に記入してきた体調検査用紙も提出していたよね。

テーブル席も各4人限定。

ステージマイクも持参するか、出演ごとに交換するという念の入れよう。


3年前は強風という恐ろしい現象が巻き起こったけど、今年はいかに・・・・・・????って、何事もなく穏やかに進行していたからご安心を((´∀`*))
あれ以来、反省の意味も含めてマサはたくさんのクリップをハードケース内に用意している。
スコア、歌詞カード止めとして役にたつ。
備えあれば患いなし、とは昔の人はいいことを言ったものだ。

結果・・・・・もちろん全てにおいて、ばっちりオーケーだ。
時間も巻きだったし。
これって奇跡だ。
テズカ君曰く「ステージに時計を設置した効果があったのでは」とのこと。


さあ、長々と前置きしちゃったけど、そろそろ出番だ。

頃合いとしては最もおいしい時間帯。
(先述どおりに、風も穏やか、STA以降はドンドンと気温が低下していき冷え込みが厳しかった・・・。)

ウォーミングアップもチューニングも完了。
ステージ裏ではメンバー達各自がストレッチ。
埠頭にまで一人赴いてサックスを吹く者、回し蹴りや準備運動に励む者、最終チェックに余念の無い者、楽器の手入れやセッティングに目を光らせる者、対バンとハグする者、前のバンドの演奏を楽しむ者・・・と様々。
実は10番目のバンドは「ショックス」
それはそれで異彩を放っていたよ
シタタカなるコバちゃんに乾杯!!

 一発キツイのをサラッとぶっ放しにいきますか!

あ!?ネタバレだけどね‥‥((´∀`))

不穏なる天候とコロナ騒動の影響で観客の入りやノリはずっといまいちだった・・・・皆もSTAの時を不安に思っていたんだってさ!!

STA が開演したとたんに、ゾクゾクとステージ前に集まってきたオーディエンス。
中には出演を終えたバンドや出番待ちのバンドマンの顔もちらほら。

それを見てメンバーらはびっくりした、とマサに話してくれた。

「なんもさあ、いつもあんな感じだよ」
「さすがあ!!STAライブにワクワク!」
「(即座に)もちろん!」


そして毎年、小樽でのライブを見に来てくれている男女のちびっ子たちも可愛らしい浴衣を着てオバサンに連れられてマサのところに来てくれたよ。
ちょっと照れていたけど、その成長にはビックリ。
マサが抱っこをして写真撮影。
ステージにはヒマワリの花束をプレゼントしてくれたよ。
(ポテトチップスもご馳走になった)
感動的な場面だ。

ある対バンの方はSTA の練りに練りこまれた真剣なコンセプトと、取り組み意識に共感してくれた模様。
フェイスブック友達申請にもつながったよん。
その成り行きを、知り合いの観客にも伝えたら手放しで大喜び。
これで鬼に金棒だ。

皆、事前にステージ衣装にもこだわりを見せてばっちりと決めてきたよ。

ニューフェイスたちのプロフィールは後ほど詳細に解説させていただきます。

司会進行はFM小樽のベテラン鶯DJヤチヨ嬢から、すでにサイトウ氏へバトンタッチだ。
ヤチヨ嬢はマサの姿を見かけたとたんに駆け寄ってきてくれたよ。
彼女もサイトウ氏も、もう何年も毎回お願いしていてお互い阿吽の呼吸で理解はしているんだけど、プロフィール読み上げの件で一応は打ち合わせ。
ヤチヨさんは夕方のバンドで 呼び出しアナウンスを終えるとサイトウ氏と交代なんだとか・・・。
(ちょうど半分の時間帯)
しっかりとそのバンド終演後は、斎藤さんがそのバトンを受け継いでくれました。
勝手知ったる段取り。
以前にもお願いしたことがあるから、ここは気楽に託したよ。
徐々に盛り上げていって、抑揚をつけバンド名を力強くコール!!

俄然ヒートアップして気合も入ってきた。
なんというこの上なき幸せ。
素晴らしいことだ。
すこぶる心強い。
カモメたちも優雅に最前列に飛来してきたし。
だからこそ、安心してステージに臨もう。
あとは本番に向けて頑張るだけだ。

結果??・・・・・もちろん、ばっちり完全燃焼でめでたしめでたし。

****舞台裏でのメンバー記念撮影も含めて、やっぱり理屈抜きにライブは最高だね。
ここに帰ってこれてホッとしたよ。
飲食も美味しかった。
トミーの愛犬ライラも人懐っこくて可愛いんだけど、この日は自宅でお留守番。
その方が正解だね。

やる気満々の意気込みがヒシヒシと伝わってくる采配。
期待感にワクワクときめきながらの観戦

ここいらで本編に入りますよ!

ステージの入れ替えには10分が用意されている
・・・・(-_-;)
慎重なサウンドチェックをとうに終えて、セッティングは完了しているので十分進行に余裕があります。

準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
華麗なる懐かしいシカゴ・ブラスロック・ショーの幕開け。
この手のジャンルを扱うバンドは日本広しと言えども残念ながらふしぎと皆無(ただ単に難しいだけなんだけどね
それが証拠にSTAの演奏に関わったミュージシャン数は130人を軽く突破している
その数字は今後も増え続けるでしょうね)
はい、さてさて、お手並み拝見と参りましょうか
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))
1曲1曲が無駄なく仕掛けを施しコンパクトにまとまって次々と飛び出してくるよ
おもちゃ箱をひっくり返したかのようなサプライズの巧みな連続技
こいつら、摩訶不思議で愉快痛快、奇々怪々なる微笑ましき集団故にご注意のほどを・・・・

***せっかくなのでこれまでにこのバンドがぶちかましてきた名演やドタバタ劇も交えてお届けしたいと思います
どうかご理解のほどを・・・・・***

 それでは最後までごゆっくりとご堪能くださいませ。
ライブレポートの本編は後ほど・・・・・****

***MEMBER***
MASA・・・B CHO VO
AKI・・・KB CHO VO PER
MOCTHIN・・・DR CHO
TOMOCHAN・・・AS
KOBACHAN・・・G
TAKA・・・TS
MITSU・・・TB
TOMOKY・・・TP

***SET LIST(100%CHICAGOで一大網羅!)***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)
4、SO MUCH TO SAY,SO MUCH TO GIVE(言いたいことがたくさん)
5、ANXIETY MOMENT(不安の日々)
6、TO BE FREE(今こそ自由を)
7、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
8、FELLIN' STRONGER EVERYDAY(愛のきずな)
9、FREE(自由になりたい)
10、25OR6TO4(長い夜)

狙ったかの様にノリノリなBGMが流れる
この陽気なサウンドに誘われてワイヤレスマイクを手にした司会者兼主催者の斎藤氏が頃合い見計らって
バンドを懇切丁寧声高らかに紹介する
((´∀`)ステージの下手から)

「はい、さてさて、小樽浅草橋オールディズ・ナイトはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
今日も昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・そろそろ涼しい風も吹いてきましたね
ゴージャスなバンドが出演しますよ
私はバタバタですが・・・(-_-;)1人でMCを担当させていただいてます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
お次に控えしバンドも力強いパフォーマンス展開だからもの凄いですよ。
興味津々のジャンルは往年の邦楽&洋楽カバーが中心。
今後もドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
のってきたら遠慮なく、手拍子のほどを!!
・・・・夏に相応しいご機嫌な音楽をたくさんお送りします!!
応援のほどをよろしくお願いいたします!
とことんまで楽しませますよ~~!」と告げた

颯爽と現れたバンドの面々は万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

景気よくライブのスタート!!
まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる。
臨場感満点。
期待にワクワクするね。
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り。
(このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
進行役を務めている斎藤氏が、再度アナウンスを発する
(事前にマサが手渡しておいたシナリオを読み上げる)

「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑っても時間となりましたよ。
今か今かとお待ちかねの皆さん。
いよいよはじまります!
元気いっぱいに熱演してもらいましょうか!!
滅茶苦茶にかっこいいですよ
絶対に惚れますから
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参ります。
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染み、北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
いざ、まいりましょう!
盛大なる拍手でお迎えください!
HEY THERE EVERYBODY!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
COME ON BABY
LET'S GO!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」
なんまら力が漲ってきたぞ。

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
賽は投げられた
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ。

一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違いの号砲炸裂。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、6年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にフィルインの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!
広々としたステージが文句なしに気持ちいい
ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。
方々からもマジに絶賛の嵐だった。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる。
(途端にガクンとモニターが前にひっくり返って閉まった・・・・(´;ω;`)
乱暴でごめんなさい
すかさずスタッフが立て直しに奔走してくれた・・・・)
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす。
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが広いから相当に動きまくってましたね」と言ってきた。
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれたのさ。
ありがたいことだよね)
以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる。
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ。

計算されつくしたコバちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど4人だとは思えない音圧だよ。
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・。((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。
会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア。
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

以前ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した。
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、カルチャーショックを受けたぐらいさ。
もちろん良い方向にね。
もうこうなったらイケイケ!!

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトしてやまないジミー・パンコウ師匠からの影響が大きいらしいよ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを書き直してきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・トモキーの出番。
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのトランペット・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はオリジナルのtrumpetソロを、トモキー自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・。
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

そして第3の男、コバちゃんのギターが火を噴いた。
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・ポーズ。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンのコバちゃんは、超売れっ子。
他にも、いくつものプロジェクトに関わっている。
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼のステージ・スタイルなんだね)
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭にコバちゃんを経て見事な連携で繋がった。
ここで繰り出したコバちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
トモちゃんからミツを経てタカ、そしてトモキーへのホーンセクションに受け渡す流れへ。


マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンピング二段キックぶちかましでフィニッシュ
(これ長年にわたって封印していたんだけど、このスペースだけに特別お披露目しちゃった
メンバー達が後で言ってたんだけど、ものすごい振動で床が揺れたそうで恐かったらしい
管楽器どころか上手のキーボードまで揺れたのだとか・・・・(-_-;)
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!
以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然としている。

****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
もちろんその通りだよ。
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている。
この日に出演した各キーボード達もアッキーの全身全霊をフル活用したそのパフォーマンスを羨望の眼差し込めて大絶賛していたもんなあ****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリ。
半端なく日差しが暑いので、とっくに全身汗まみれながらも、すこぶるご機嫌麗しゅう((´∀`))。

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります。
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。
これまたご機嫌なメドレー。
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ。
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、この場にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」
と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は筋金入り。
メイクもバッチリと施している
ワイルドな迷彩柄のスカートと黒ファッションで統一しているではないか。
デニム生地製テンガロンハットと激レアなシカゴTシャツも彼女最大のチャームポイント。
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが当時STAに在籍していたニシヤンや久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やん達もこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。
これが生命線なんだから。
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

コバちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
アベさんの大好物だけに熱狂的なエールを送ってくれた
それどころか一緒になって歌っているではないか
心底愛してやまないチューンなんだね
シカゴ愛好家冥利に尽きるよ
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求。
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ。
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(今春から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク。
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ。
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした。
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ。
3番の歌い出し入り口も高低のパートをぶっつけ本番で入れ替えた
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
妥協なく、またまたハーモニーにテコ入れを図った、(メインのボーカルとコーラスの入れ替え)
その様には、皆も感服していたよ。
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
アッキー&モッチン渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

ファッションリーダーのトモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
彼女も毎回シックな黒スーツ姿で佇んでいるんだけど、胸元も露わに着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
この日は涼しそうな上下白黒の服装にセンスの良いネールや髪型で、いつもにもましてオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列はオーディエンスでビッシリ状態。
目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている。



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