THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

スティーリー・ダン  彩(エイジャ) CD DVD

2024-04-30 18:29:53 | free form space
めちゃ長文の…
スティーリーダン^_^
私が彼らの存在を知ったのはそれこそスティーリーダンがデビューした直後。
何の予備知識もないまま、当時はまだ海外アーティストの映像がテレビで見れるのが珍しい時代ゆえに、深夜何気なくスティーリーダンのスタジオライブ二曲を見ていたのです。
今から思えばこれって貴重な体験!。
ラテン調のデビューヒット「ドウイットアゲイン」そして「輝く季節」を演奏。
世間一般的には「ドウイットアゲイン」があまりにも有名なのですが、捻くれ者の私は素直に「輝く季節」に軽くノックアウトされちゃいましたね。
淡々と盛り上がりにかけて怪しくも一本調子な「ドウイットアゲイン」に比べて「輝く季節」は…
最初普通に見ていた私ではありましたが、徐々にサウンドがヒートアップ。
爬虫類顔のドナルド・フェイゲンがあの独特の声でまくしたてるように早口で歌う姿。
ロックンロールで攻めるクールなバックとタイトなリズム。
私はいつの間にかテレビに釘付け。
後半はちょび髭ジェフ・スカンク・バクスターと巨漢デニーダイアスによる火花散るギターソロ。
2人ともにテレキャスターを使用。
今思い出しても新鮮で鳥肌が立ちます。
サロペットジーンズのデニーにピョンピョン飛び跳ねながら挑み掛かるバクスター。
あのツインリードの滑らかなフィンガリングは鮮烈でした。
まだスティーリーダンがバンド然としていた頃。
私は早速「輝く季節」のシングルレコードを買おうとするも、既に廃盤で入手不可能。
虎の子を手に札幌で何の迷いもないままスティーリーダンのデビューアルバムを買いましたよ!
私の周囲でスティーリーダンを語る者は皆無。
私は一人でこのアルバムをヘビーローテーション。
めちゃハマりまくって楽しみましたね。
まずジャケットが淫靡で変。
どの曲もまだAORとかフュージョンという言葉がなかったけど、ほどよくポップでジャジーでオシャレ。
聴けば聴くほどに病み付きになるバンド。もう最初から高度な世界観を確立していてオリジナリティに満ち溢れていましたね。
それでいて耳に優しい。
アルバムはどれもハズレなし。
このバンドはあまりツアーを行なわなく、しかもその後はドナルドとウォルター・ベッカーの2人体制となり一流ミュージシャン達を贅沢に起用するスタジオワーク中心となりましたが、私はずっとスティーリーダンフリークとして追いかけていました。
つねに時代の先端を行くバンドだったけど、いつの間にかスティーリーダンというジャンルが存在するほどになってしまいましたね。
流行に左右されないスティーリーダンの音楽は、いつまでもマイフェバリットミュージックです^_^

そんな唯一無二のスティーリー・ダンの2人体制が本格的に確立されたのが永遠の金字塔であり彼らの最高傑作「彩(エイジャ)」
6作目でこれが1番ヒットした。
(オリジナルメンバーのデニーダイアスも参加していますが、あくまでもゲスト扱い)
徹頭徹尾妥協しないで各曲に応じて超一流ミュージシャン達を次々と呼んではプレイさせる
さながらスタジオは2人の研究室で、プレイヤー達は実験台
何という贅沢な采配
信じられないよなあ
おかげでパーフェクト過ぎる完成度を誇っています
伝説化した逸話も膨大
ラリーカールトンの代表作品「room335」は「ペグ」のコード進行が元ネタなのは有名
その曲のギターソロには凄腕達が呼ばれてプレイするもボツ
7〜8人目のジェイ・グレイドンでようやくOKが出た(10人以上という説もあり)

ざっと参加アーティストを列挙‼️🎶
カールトン、デニーダイアス、リトナー、スティーブカーン、ジェイグレイドン、ディーンパークス、チャックレイニー、ヴィクターフェルドマン、ジョーサンプル、マイケルオマーテイアン、トムスコット、ウェインショーター、スティーブガッド、バーナードパーデイー、リックマロッタ、エドグリーン、ジムケルトナー、ティモシーシュミット、マイケルマクドナルド…他

因みにジャケットのモデルは、あの山口小夜子さんです
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