THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL、198 FUN☆FUN☆LIVE36 小樽GOLDSTONE(S・T・A編 PART,3)

2023-03-25 17:34:48 | Live Set List




マサによるMC

「ありがとうございます。
YEAH!!
時間はまだまだたっぷりとあるので、ひじょうにマニアックなものに開き直って突入します。

次の曲は5大ブラスロックの一つで、シカゴの強力なるライバルとも言われた悲劇の一発屋バンド。
ダンサンブル・ビートが大受けしてもてはやされた、アイズ・オブ・マーチで・・・・ヴィークル(STAが長い夜に次いで、最も多くライブで取り上げている曲。
だって文句なしに受けるんだもんなあ)」

 これも、「イントロダクション」「一体、現実を・・・・」「アイム・ア・マン」「長い夜」同様のエディット・バージョン。

MCの一言一言に頷いてくれている人もいた。
わかってくれているんだね。
 観客席からも威勢のいい連中がエキサイトしているではないか。

エロチカヘヴンのメンバー達もSTAと共に両手を高々とあげ、全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示しながら拳で合流。

工藤さんは最早いても立ってもいられない、といった様子での参戦だ。
好き者にとっては極め付けとばかりに、血液逆流しそうな炎のナンバー。

文句のつけようもないくらいに、ヒップなアタック感で熱狂。

マサはこの曲、12回目のリード・ボーカル担当。(今年1月21日の土曜日、ここゴールドストーン・マ・シェリ・ライブイベント以来)
STAにとっては第1回ライブから取り上げている十八番だけに、まるで自分達のオリジナルソングのように捲くし立てる。
ボーカルがノビノビとしていて優雅で圧巻。
熱唱に次ぐ熱唱という構成。
今回のライブセットリスト構造は、全曲に多彩な仕掛けをぶち込むという強引なまでの強硬システムを導入。
ホーン隊は体を仰け反らせて、渾身の吹き込み。

マサは、ネックをグルグルと上下にひねり回し振り上げる。
後ろへ振り返ったり、お馴染みのパートではドラムセット前にてクルクル。
一時たりともジッとしていません。

その様を逐一冷静に見ながら片手を頭上高く掲げ、客席に向けアピールしているアッキーちゃん。
レディス版エマーソンになる日も近いか!?

手数王モッチンも、シンバルの乱れ打ちで対応。
まるで、千手観音のようだ。
勢いあまってマサの左肩にぶつかったシンバルスタンドが、傾き倒れそうになるも、グイ~ンと元に戻った。
ジェームス・ブラウンのマイクパフォーマンスさながらの状態。
長年ライブをやっていると、予期せぬ突発的なことが起こるというもの。

後日に気付いたんだけど、この曲中マサはベースヘッドをアンプにセットされたマイクにぶつけて床に落としてしまったのさ。
丁重なる謝罪をしたら許してくれたよ。
本当に申し訳ない・・・・。
それはともかく、時折モッチンとタッキーが向き合っての相乗効果を煽りあう、火花散るインター・プレイも微笑ましい。
マサが「ギター!!」とシャウトしながら、ギターソロへと橋渡し。
70年代初期を反映したかのように頷きながら呼応する、不敵な西やん渾身のギター・ソロは確実に的を得ているね。

フロントにまで飛び出してきた西やんはこの手の曲でも、的確なるコードワークの度に腕を突き出して盛りたてる。
凄まじき光景。
ギター・リックも伸びやかなるサスティーンも、一際異彩を放ち、ここでも獅子奮迅・・・・といきたいところだったのですが、ここでとんでもない事件が勃発した。

ライブってのは魔物が潜んでいるとしつこいくらいマサが言ってきたが、今回も怪しげに忍び寄ってきたのさ。
モニターに足をぶつけたり、足元のケーブル類が絡みついてきた・・・・!!
「オー・マイ・ゴット!!」
咄嗟に心の奥底で叫んでしまった。
まあ、そこはベテランのなせる技。
最後まで男気を貫いて、難なく乗り切ったよ。
これも一つの糧。
トラブルは、ないにこしたことはないけどね((´∀`*))
グッと渋みを増した、アキ&タッキーのコーラス・ワークもピカイチ。
決めのブレイクタッチ・フレーズでは、メンバーと観客達が何度も大合唱。
続々と詰め掛けてきた観客の中には、プレイ・スタイルを真似ている輩も出現。
エンディングにおける一瞬の空間を突き破るがごとく、目一杯なひねりもきかせて喉を振るわせる、ブルージーなマサ絶叫ソロ・ボーカル・パート。

腰をやや低く落とし気味に構えてもなお、自己陶酔の極み!
このひとことで観客達が「ヒューッ!!」と歓声。

ここでも、カメラマン達が、ベストショットをとらえるべく、左右以外にも前から後ろから舐めるように激写(対バンのお友達も、写真や動画を撮影してくれたよ)。

プレイしている我々でさえも、手前味噌ながら震えがくるほどの高評価を下したくなるほど。
口笛ピューピュー吹きならされる・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。


残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に
「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER。
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録。
この曲がワールドワイドに大ヒットをして人気を決定づけた)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほど過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
追随してアッキー、ウパ、マッツ、タッキー、ミキティ、そしてマサらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」

驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかタッキー&アッキーは伝家の宝刀とばかり、タンバリン&マラカスを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! (この曲でマサはシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじと大奮闘。
なるほど心強き存在感。

マサのリードボーカルにタッキー&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ミキティ―を筆頭に拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも、チャーミングなポーズで、エキサイティングなジャンプ・プレイを披露しての挑発。
以前に礼儀正しく優しいルチュも、アッキーの超絶技巧パフォーマンスをスターライトで称賛していた。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしで拳を突き上げる)。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのままに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。
沖田くんもその件に関して詳細に語って褒めたたえてくれたよ。
さすがギタリストだけあって全フレーズを飲み込んでいる。
 オフステージの時にマサは西やんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われた西やんもまんざらではない様子)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。

トドメはミキティのきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックス・トリオで、対等に渡り合うマッツ&ウパ&ミキティ。

パワフルなウッドウインズが3人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめでキャピキャピ((´∀`*))な彼らも、いざステージに立つと存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな。

マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
再びモッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはアッキーのところへも訪れて一緒に爆笑ダンシング。

最近、モッチンとタッキーが虎視眈眈とスタジオで企てた、「長い夜」スタジオバージョンにおけるドラム重ね録りの再現。
リズムとフィルを分担してプレイ。
二人羽織を地で行く超難解な作業だ。
よほど息が合わないと事故る確率のパーセンテージの方が絶大。
それをいとも簡単に、この二人は実演してるではないか!!??
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこんな離れ業も楽勝みたい。
しかも、リラックスしながら和気あいあいと楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつ・・・・。
恐るべきアバンギャルドなツワモノコンビ。
大体にして、こんな、奇想天外な発想をすること自体、無謀すぎるよん。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ。
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達。
恍惚の領域に到達したのではないか!?
これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛がなければ話にならないね。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。
やはり役者がヒトアジ違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。
 無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、震えがくるほどの高評価を下したくなる。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、一昨年の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」。
小樽では可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。
「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

というわけでしてノリが最高!
やはりライブはこうでなきゃあね。
正真正銘のライブバンド面目躍如だ。

疾風のごとき出来事で恍惚状態。 (初見の人々は誰もが度肝を抜かれたようだよ。
 まあ、その内に慣れるさ・・・笑)

心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。
身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。
「ありがとうございました!
またいつか会いましょう!!」

アッという間の幕切れで、30分が過ぎ去った・・・・・
万雷の拍手が鳴りやみません・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。
いい汗かいたね。
大団円さ。

十分に満足してもらえたかな!!?? 
・・・・・YES I CAN!!
すぐにでもまた、ここに戻ってきたい気分だよ。 ((´∀`*))
しっかりと約束しておこう。
それまでしばらくは、このワクワク感をとっておこうよ。
痺れるような、極上のかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。 

何の悔いも残さずに・・・・「I'T ONLY BRASS ROCK・・・・・」



とにもかくにも、本日は、こんな偉大なる「FUN☆FUN」ライブ企画に立ち会え同席できて光栄の極み。

全てのタイムテーブルが終了後、照明が灯り、いかしたミュージシャン達、至れり尽くせりのスタッフ、華やいでいたオーディエンスらと会場内にて談笑会。
各自が、後ろ髪を引かれながらも、キリがないので頃合いを見計らってのお別れだ。
話したいことは山ほどあるんだけどね。
それは次の機会にとっておこう。
またの再会を誓い合う。

追記・・・
1、応援に来てくれたお客様にお礼を述べる。
2月の「雪明りの路・小樽公会堂」にも来てくれていた家族連れ・・・・今回も大人数で来場してくれた。
その中の可愛いらしい男女チビっ子2人は何度も手を振ってくれるのさ。
更には一生懸命折ってくれた折り紙を何個も手渡しでプレゼントしてくれた(写真参照の事!)
大切にお守りとしてハード・ケース内に入れておくね。
女の子はプリキュアの靴を履いていてマサともっと意気投合。
この日のためにお婆ちゃんに買ってもらった服もとってもお似合いだったよ。

2、後かたずけ。
手慣れたものさ。
会場内の忘れ物も念入りにチェック
(それでもしっかりと、バンド・ロゴマーク入りの上着を忘れちゃったメンバーがいた!!
即座にマサとオンちゃんが隣のパーキングへ追っかけていって、そのバンドマンに、無事届けたよ((´∀`*))。
皆で協力しあって、あっという間にTHE END GOOD-BY
ここで、マサはSTAFF全員に感謝の言葉を述べてお開き。

帰路も車中ではライブの話題で和気あいあい。
生涯にわたって忘れられない、恒例のイベントとなりました。
エヴリバディ!
小樽は最高だぜ、BABY!!

国道5号線よ、今夜もありがとう(^^♪

VERY SPECIAL THANKS TO・・・ONCHAN&MI-CHAN&ORIGAMI&RICE BALL&ANPAN&MAOKUN&SAーYA&MICHIYOSAN&LITTLE KIDS&ORANGE JUICE&GREENTEA&CHOCOLATE&SUGICHAN&STAFF&NORTH CANAL&ATSUSHIKUN&OKITAKUN&RAーCTYO&TYAMAKIKUN&RIECHAN&FUMIOKUN&MARCUS&TSUKASAKUN&IKU&KEI&SUJIKO&TEKUZOH&YACTHI&MIZUNOKUN&SHIMIZUKUN&KIMKIM&EREKIDAKUN&MARCHAN&FUKUSAN&TANEDAKUN&FRIED NOODLES&DORAYAKI&AICHAN&
KUDOHSAN&OHCHAN!!!










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