****とうとうここまで来てしまった。思い返せばあっという間の出来事。
残すところ3曲だ。しかもコッテコテに強力この上ないほどの爆裂弾連発。
体力の温存もバッチリ。
まだまだ十分にいけるよ。****
MASAによるMC
「滅多にやらないんだけど、メンバー紹介などをやっちゃおうかなあ・・・・人数が多いからちょっと時間がかかるよ。どこからいこうかなあ???・・・・・(グルっと見渡して)
よし、それじゃあ・・・・オンドラムス!」
シュウヤがすっくと立ちあがる。
「心強きリズムセクションの相棒です、シュウヤ、よろしく!!」
拍手!!!
「オンギター!今、真剣にチューニング中だけど、彼、他のバンドではベーシストなんですよ。
STA加入時はパーカッショニストだった。マルチプレイヤーの西やん、よろしく!!」
拍手!!!
「トロンボーン・・・彼、普段は由緒ある凄腕クラシック・オーケストラに所属しているのですよ。手にしている楽器を見てもわかるでしょう・・・・・山ピー、よろしく!!!(しきりに恐縮している)」
拍手!!!
「トランペット!彼の肩書はなんと北海道トランペット協会の会長です!」
「ええええ!!!!????」
「ハマピー、よろしく!」ハマピー、あわてて「シーシー・・・」あ、もう遅い、既に言ってしまったあ・・・ごめんね・・・・(笑)
拍手!!!
「紅一点、可憐に咲いた一輪の花、STAのキャンディ・ダルファー、そしてまたの名を保科友里!!(笑)・・・・ミキティ、よろしく!」
拍手!!!
「数年ぶりの合流・・・・彼は山下達郎のカバーバンド、プライムルースのメンバーです‥‥ヴォーカル&パーカッションはイヨちゃん、ヨロシク!!」
拍手!!!
「最後に・・・・STAを15年間にわたって牽引し続けています。
私リーダーのマサです、よろしく!!」
拍手!!!
「皆さん、もう一度メンバー達に盛大なる拍手をよろしく!!!」
当然拍手喝采だ!!!インパクト絶大。
「まだまだ続くよ。
毎回、色々なタイプの曲を用意しています
シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとのりのいい過酷この上ない曲を・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。
ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。
それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。
このメンバー達でなければできない、メチャクチャに強烈な、ディスコでも人気だったというわずか3分足らずの曲です。ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにどよめく会場内)。うちのイヨちゃんが情熱的に思いの丈を込めて歌います・・・・燃え上がってください(と、ここでイヨちゃんの方を指指すと大きく手を振り返す・・・・)。(笑)日本歌謡界にも多大なる影響を与えた、すこぶる燃費の悪い曲です。皆、聞いてね!・・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」
シュウヤが、待ってました!とばかりにスティック・カウントで・・・1・2・3・4(マサも)1・2・3~!
アグレッシブな「黒い炎」が帰ってきた。
歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。
このようなやさぐれたボーカル・スタイルのイヨちゃんを聞けるのも激レア。ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。さりげない仕草が板についてるね。
イヨちゃんがSTAに合流するきっかけの曲がこれなのさ。
だから熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。
イヨちゃんにかかったら問題なし。異彩を放っている。
昔取った杵柄。
堂々たるパフォーマンス。
会場内では大きく手拍子を打っている人々の姿が方々に見えますよ。
STA勢も、積極的に観客へ向けて手拍子の要求。
マサ折り紙つきの、ニシヤンによるジャジーなWOWOWペダルソロがこれまた秀逸。(名器VOXを使用)
ニシヤンはアドリブをこなしながらも、嬉しそうにプレイ。全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも絶妙なるスパイスだ。
ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧のアヴァンギャルドなギター・バッキングがドライブしていて光っている。
これがあるとないとでは雲泥の差。
マサも常に半身のポーズにてイヨちゃんとアグレッシブに暴れまくりながらのプレイが鮮烈だ。普段はポーカーフェイスな佇まいのシュウヤも、適材適所に要所要所でしのぎを削るかのように燃え上がる。
ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。
マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまい、
ミキティの真横にて休むこともなく煽りをかましていますよ。
頭上高く片手を突き上げて悦に入っている。
所狭しと前後左右にわたって動き回る。アクション決めまくり。
脳天がメラメラと炎上しているようだ。
その一挙手一投足全てがものの見事、様になっている。
脳天がメラメラと炎上しているようだ。会場内の熱気は沸点に達した感あり。
けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。
メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なる真骨頂サウンド。
後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。
ミキちゃんが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。
ハマピーを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、これには心配になってしまったよ。
突き抜け感が尋常ではない、ハマピーのハイノート・ペットがやはり群を抜いてる。
スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。体力の温存が課題だね、ここでは・・・・。ハマピーがこの曲をリクエストしていたのです。
STAで遂に念願がかなったというわけだ。
だから入魂の吹き鳴らしが半端ないのも納得。良かったね!!感無量の極致。
ニシヤンも、一種独特なるSTAワールドに手ごたえを感じているはず。
それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。
なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。
ここでもマサはニシヤンに、バッキングリフとソロという二重苦ともいえる過酷なる試練を求めたのですが、またもやサラッとこなしてくれました(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。実は彼ならば平然とやってくれると信じての、確信犯なんだけどね。
大喜びで受け入れてくれる、輝かしき漢だ。ソロなんてゾクゾクしちゃって、横でプレイしているメンバーさえもが聞いていて鳥肌立っちゃった。
山ピーに至っては、ここへきてもスパイスがピリリと効いていて燻し銀の光沢を放っていたのでした。
決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたヤスが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。美味しいトコ独り占め。
マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリ絶好調。
ブラス隊含めて全員が合図の残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。
燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?
まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!
その後に控えしは、
「 フリー!!!」
シューヤ怒涛のフィルインから、図太く延々とドラム音が不気味に爆発。
強烈なドラムロールを目印に、マサがモニターぎりぎりまで駆け出してきて「1・2・3--!!」
実験的要素満載なチャレンジ・ソング。
2分ちょっとの曲なんだけど、その間をメンバー全員が全力疾走するような息継ぎ不可の難曲に突入。
世の若者達の悩める想いが交錯するストーリーを多分に含んだ不穏な展開が秀逸。
マサとバックコーラス(イヨちゃん)とのコントラストがソウルフルなる様相をも呈しています。
喉が張り裂けんばかりの泥臭い雄叫びリフレイン。
時折ファンキーでゴスペルチックなコーラスでも魂の絶叫を重ねる。
厳かなる重量級なタッチで、ベース&ギターがストレート且つごく控えめに奏でられます。
疾風のごとく耳をつんざくホーンの狭間に、変態チックなリズムの鬩ぎ合い!
イントロ、エンディング、そして中間部分における変則的な流れは西やんの真骨頂。
何度もマサと意見を交わす。完全パートスコアをマサが送ると西やんがコードを把握。これにて光明が見えてきた。
ラインで数度のやりとりでマサのベースラインに修正箇所を施す。これでパーフェクト。西やんに切れ味鋭い采配で見事に問題をクリアした。
大した男だぜ、西やんは。
それにつけても本家シカゴの手強さには舌を巻いちゃうね。
ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、あっという間にエンディング。息も絶え絶え・・・・
ラフだけれども、ワイルドこの上ないね。
「ミキちゃ~ん!」と声援が飛んできた。
もう泣いても笑っても正真正銘の終盤に突入します。もうお約束の展開であれが飛び出しますよ!息の根が止まるから覚悟のうえでご用心をば
残響音が不気味に果てしなく支配する。
その余韻を引き摺る様に
「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)今の時間帯にピッタリ・・・・・・それでは極上のミッドナイト・ソングで締めくくってみたいと思います」
この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~~ン・・・・・・」
マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)
マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
イヨちゃん、ミキティを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」
驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。
ギターも、これ以上ないほどに過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、シュウヤも問答無用にシンバル類総出で
便乗する形にて熾烈になぞってくる。
疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、ニシヤン参戦でリズムの鬩ぎ合い!
あるバンドは「STAはスーパー・スペシャル軍団」
あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」
あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」
あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」
あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」
マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。
ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。
ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。
各メンバー達も負けじとフォーメーションを維持しつつも大奮闘。
なるほど心強き存在感。
白熱するホーン隊は拳を突き出すタイミングが絶妙。
ミキティもセクシーポーズでエキサイティングなプレイを披露しての挑発。
誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしの拳突き上げ体制)。
もうこれが本当にラストだと察してか、余力を振り絞って全員グチャグチャでどこもかしこも必死です。
STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。
更にマサはブラス隊の目前にまで駆け寄って、コミュニケーションをはかる。
ヘッドバンギングにて中央で両膝ついて、気迫のヴォーカルを続行。
ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。
でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター設置スペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。これも究極のフィンガリングで完成形とみた。オフステージの時にマサは西やんに言った。テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。そう言われた西やんもまんざらではないようで思わずニンマリ)。
そしてクニが近年ギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。トドメはきっついハイノートで息の根を止める。
ウォルター顔負けなアルト・サックスで対等に渡り合うミキティ。
パワフルなレディが在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。
男顔負けの存在感も誇っているのだ。ウカウカしてなどいられないよ、野郎ども!
マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。恍惚の領域に到達したのではないか!?
これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。
メンバー達が色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。
何が飛び出して、どんな展開になるのか。我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴(クニ曰く)ならではの持ち味のひとつだね。やはり役者が違います。
マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。
尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。
照明もSTAのメンバー達を追うのが大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにと希望提出しておきました)。
エンディングではベースのネックを天高くに突き立てホップステップ。
そして眼前のモニタースピーカーに弦を擦り付ける(3月のソリッド楽屋で彦が、あれをやるとフレットが傷だらけになったとこぼしていた。そこはちゃんと冷静に場所を考えているんだよん)
ベースギターを肩からはずして、マシンガン乱射のポーズ。
ここだけの話、出陣の際に可愛いアキちゃんから「最後はベースで私を撃って!また射抜かれたいんです!」とキュンとくるメッセージを受け取りました。
当然、正面のアキちゃんめがけて射撃しちゃったよ💛狙い撃ちさ!ハートにズバリ命中!!!
というわけでしてノリが最高!やはりこうでなきゃあね。
ダメ押しとばかり、片足上げて思いっきり床に振り下ろした。「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!
アッという間の出来事。疾風のごとき。心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくるところが癖になりそうだ。
「ありがとうございました!また会いましょう!!」
身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。
アッという間の50分が過ぎ去った・・・・・
当然アンコールの声があちこちから沸き起こった。
「ありがとう!それではお言葉に甘えてもう1曲いきますか!
あ!そうだ!堺マスター、お誕生日おめでとうございます!!
ブラスロックではないけど、マスターへのプレゼントとしてビートルズをやります。」「おおお!!」「今日のライブ中、一番ポップな曲だと思います。でも俺たちひねくれているから、あえてヒット曲はやりません(笑)。
でもね、管楽器が初めて本格的にロックへ導入された記念すべきブラスロックの原点と言われている至宝。
シカゴ、BS&T、EW&Fもカバーしているし、シカゴが1967年に結成して初めて演奏したのもこの曲で、コンセプトを固めるヒントにもなった曲。(皆が感心してうなずきながら聞き入っている)
いい機会だから覚えていってね!じゃあいきます。傑作アルバム・リボルバーの最後から2曲目に収録されている・・・ゴット・トウ・ゲット・ユー・イントウ・マイ・ライフ~~!!(STA2019年10月に演奏して以来の演奏)」
どうだ、参ったか!(笑)
間合いを見計らったかのように、シュウヤが景気のいいスティック4カウントを轟かせる。
間髪入れずに「ズドーン!」
とってもライブ映えする珠玉の名曲。
ニシャンは伝家の宝刀ともいえる隠し玉ストロークを忍ばせていて絶好調でしたよ。
サビ・パートにおけるマサと西やんによるユニゾン・ラインも、カッチリと収まっていたね。
当然のごとく、ザ・ビートルズ・ファンがとても多いので、特別に意識する部分があったはず。
西やんは、思い入れタップリだけにバッチリでした。彼のルーツの一つがビートルズなんですよ。それもあってマサが今回チョイスしたという経緯があります。
まさに百戦錬磨のアンサンブル適応力だ。
後半ドンドンとヒートアップしていくところをメンバー全員、冷静なる判断でマサの号令を待つ。
「1・2・3・4!」の掛け声で無事に終了。
ニシやんはバイタリティいっぱい。シカゴなどはずっとお気に入りだったんだけれども、パーカッショニストからギタリストに転向後は念願が遂に叶ったというわけだ。
いい顔して弾きまくっているもんね。
STAの新しいムードメーカー誕生の瞬間だ。
シュウヤは陽気な観客とリンクするように、向き合ってスティックを左右に高々と振って猛アピール。
マサもそれに感化されたのかホップ・ステップを繰り広げる。
ミキティもここにきてメキメキと頭角をあらわしてきています。札幌サックス界期待の姉御肌。
メンバー達は今後のSTAライブでも色々なことへ積極的にチャレンジしていきたい!と頼もしい言葉も投げかけてくれました。
今後の活躍に要注目だ!
いい汗かいたね。
この会場は私を含めて初のメンバーらもいたけれども(イヨ&ニシヤンの2人は体験済み)、なんとかかんとか無事に終えることができました
十分に満足してもらえたかな!!??・・・・・YES I CAN!!
またすぐにでも、STAはライブのため戻ってきたいですよ。
それまではお楽しみとしてとっておこうよ。痺れるようなかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。
スイッチオフ、ケーブルも抜いて後片付けを始めたメンバー達。ところがあろうことかもう一度アンコールがかかっているではないか!?
わが耳を疑ってしまった。アンコール事態が珍しいというのに2度もかい。
あわてて元に戻したメンバー達。曲は!?実はライブ直前にもう1曲追加して、と堺マスターからリクエストされていたのさ。
まあ、メンバー全員での演奏はスコアの関係上無理だけど、とびっきりの秘密兵器がこういう時のために控えていた。
ブラスセクションは一旦ステージを降りる。4人での演奏。この曲を演奏したことのないメンバーもいる中、正真正銘のぶっつけ本番。緊迫する。歌詞もうろ覚えさ。なるようになるって。図太さにかけては超一流。やったもの勝ち。
STAは基本的にアメリカン・ロックを中心にお送りしていますが、次はブリティッシュなやつ。(マサは喉を潤すべくドリンクをグイッと一飲み)
全然ブラスロックではないんだけど、以外にもこれ受けがいいんだよね・・・・(案の定、色めきだってきたオーディエンス)ヘヴィーメタルの元祖。
伝説のバンド、クリームからご機嫌なサイケデリックワールド・・・・・・といえば皆、知っているよね。いきます・・・・ネクスト・ナンバー・・・・・・サンシャイン・オブ・ユア・ラブ!!(エディット・バージョン)」
シカゴもデビュー前に取り上げていた金字塔。
実は、コアなジャンル好きのタイバンの一部メンバーらから歓迎のエールが密かに飛んできていました。
あんたも好きね!と思わず言っちゃいそうなくらいの一体感。
西やんは長年敬愛してやまないエリック・クラプトン師匠のソロにおけるセルフカヴァー・テイクをこの曲の参考にしているらしく、本来の野暮ったさをできうる限り排除して、よりモダンな味付けを器用に施してきました。
試行錯誤の結果、使用ギターとエフェクター類が最近ほぼ決定したそうです。
(マサもそのライブ動画を見せてもらってから一時相当にはまってしまいました。オリジナルを凌駕する勢いに圧倒されちゃったもん。)
じらしにじらしまくったかのような、あのリフを空間突き破るがごとく、伝家の宝刀ともいえるファズ・エフェクターで応戦。
しかし、その直後にリズム隊がメガトン級ユニゾンの塊となって猛追撃。
結局は、極上のハードロックに豹変。
照明もそれに応じるかのごとく、灼熱の点滅を繰り返す。
ヤスはずっとジンジャー・ベイカー直伝アフリカン・ドラムではなく、独自の解釈による現代的な味付けを盛り込むオリアンティ・バージョンで鮮烈に対抗してきたのですが、この日は特別で一昨年末に亡くなったジンジャーへ敬意を表して忠実なるオリジナルドラミング。
マサは憧れのジャック・ブルース役になりきっています。
ブラスのアレンジはコロシアムのテイクを拝借してきて歴代S・T・Aホーン・メンバーらが、ライブのたびに手直しを加えていったという裏話があります。
まあ、この辺に至っては、ほぼリラックスしながら望めるというもの。
スタミナ温存ソングという色合いなのだ。
続々と観客達もより間近で目撃しようと、食い入るように詰め寄ってきます。
マサは最前列の観客を指差してベース本体突き出して挑みかかる。
西やんはクラプトンはもとよりジミヘン、レイヴォーンなどなどを融合して散りばめたアドリブをほどよき刺激発散とともにバシバシと連発してきます。
ウーマントーン、プリングオフなどなど荒々しく持ちうる限りの天才的テクニックを、トリッキーに交えて惜しげもなく注ぎ込みます。
異常なほどの溶け込み具合で昇華。
エンディングでは全員が一丸となってノイジーに爆走しながら加速しつつも、徐々にスピードダウン。
マサがジャンプしながらフィニッシュで一瞬の静寂。
ライブレポートはこれにて完全終了。反省点も多々ありますけど。
精も根も尽き果てたよ。心地よき疲労感に包まれている。皆、いい表情だ。
出演者全員集合してステージ上にて記念写真撮影。
そのあとには1階にて堺マスターの誕生日のために改めて乾杯だ。
外は一日中雨模様だ。
****お世話になりました。小樽観光スポットの中心地。とっても気に入りました。それではまたすぐに会いましょう!!****
VERY SPECIAL THANKS TO・・・・・・IKU&KEI&AKI-CHAN&ABE-SAN&MATTSU&SAKAIMASTER&KOIZUMISAN&SASSAKUN&HIKO&KIM-KIM&ORANGE JUICE&GRAPE JUICE&HARADASAN&MIE-CHAN&EREKIDA&MUTCHAN&rock city bar lennon SENSE&OTARU BEER&OTARU UNGA&DIA PARKING&RED ROSE&LOVE TATOO&FUKUDASAN&FUMIOKUN&BACONANDEGGS!!!
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