読む日々

テーマばらばらの読書日記

グッド・ドクター

2018-09-14 | 映画・ドラマ
山﨑賢人くん主演のドラマ「グッド・ドクター」



昨日最終回でした。
韓国ドラマのリメイクでアメリカ版もある、とのことで、あらすじは先にチェックしつつ視聴開始。

イケメン振りを封印したかのような賢人くんの演技。彼は演技の巧拙はともかく、「役になりきれる人」だと常々、前から!!ずっと思ってましたが、今回それが証明された感じ!!!

ネットでもほめ言葉がズラっと並んでました。陸王での役所さんや寺尾さん、羊映画で三浦さん等、ベテラン勢にもまれて巧くなった、との意見がチラホラ見られましたが、
いえいえいえ、彼はもともと、役の人になれるんですってば。


ストーリーも毎回感動ネタぶっこんできて、周りを固める方々の演技もだいたい素晴らしく、特に子役は毎回すごかった。どこから探してくるんだろうか。


ただね。初回から出ていた伊代ちゃんの物語・・。最終回でのオペだったんだけど、ストーリー的にあれはないでしょうよ・・。
たまたま同じ病院へ運び込まれた脳死の女の子、遺族が臓器移植を決意したとしても、順番があるよね。たまたま同じ病棟に入院している子、しかも移植が必要になったばかりの子に都合よく順番回ったらへんだよね・・。
けど緊急の場合は優先されるのかな・・。


ただ、賢人くんの演技には関心しきりの3か月でした。賢人くんを見ているとは思えなかったので、ときめき感が少なかったのが残念・・。
次はラブストーリーを希望しまーす(笑)

ファミレス

2018-09-12 | 小説・現代
重松清「ファミレス」



中学教師の陽平が主人公。
妻が寝室の本に挟んだ離婚届に同様するアラフィフ。
長女が就職で、長男が進学で家を離れ、授かり婚だったので実質初の夫婦2人の生活が始まりどうしていいかわからない。料理好き。

そこへ、料理仲間の一博、康文家族の問題やら、料理教室の講師の娘とその元夫の問題、陽平の教え子の母親の不倫問題、陽平の息子の被災地ボランティア、等さまざまな出来事が絡まって進んでいく。

最後は、各自メデタシメデタシの大団円ぽい終わり。そこここに、なるほどー、というセリフ多数。

例えば

正しくなくても優しいことだってある、世の中って。

優しさは間違いを許すことではなく認めること。

過去を失うことは未来を失うこと。

など。

作者の人生観みたいなものがしっかりあるから書けるおはなし、なんだろうなぁ。


そして!特筆すべきは出てくる料理の数々!!
しかも、パパッと手間をかけずに美味しく食べられそうなおつまみ系も多数。

あと卵料理の裏技とか。

使えそうなネタがたくさん!これから、手帳に控えようと思います笑。

満足度90

いのちなりけり

2018-09-06 | 小説・江戸時代
葉室麟「いのちなりけり」



佐賀の、元は鍋島の主筋だった竜造寺家の咲耶と、入り婿・蔵人との数奇な人生。

藩の中での陰謀などに巻き込まれ、離れ離れになった2人。
蔵人は、咲耶から求められた、自分を表現する和歌を追い求めながら、敵と戦い続ける。

咲耶は水戸のご老公に拾われ、水戸藩の奥女中として働きながら夫を待つ。

17年が経ち、ある出来事をキッカケに動き始めるが。


夫婦の感情には感動するけど、もっと幸せな結末が良かったなぁ。

て事で満足度80

三人屋

2018-09-01 | 小説・現代
原田ひ香「三人屋」



ひさびさに図書館へ行けたー。で、ひさびさなので控えめに2冊借りてきたうちの1冊。初めて読む作家さんです。
原田マハさんと何か関係あるのか?ちっくなお名前。調べたら関係なさそうですが。


ラプンツェル商店街にできたお店。元は懐かしい感じの喫茶店。
モーニングは三女でトーストやコーヒーなど。
ランチは次女で讃岐うどん屋さん。
夜は長女のスナック。

ラプンツェル商店街に住む人の悲喜こもごもが繰り広げられつつ、三姉妹の思い出が描かれ、家族再生みたいな流れに。

スルスル読めて楽しかった。
あと、出てくるトースト、うどん、ご飯、ぬか漬け、がどれも本当に美味しそう!

糖質制限中の身にはちょっと辛いかな笑

満足度85