読む日々

テーマばらばらの読書日記

ガラシャ

2014-05-22 | 
宮木あや子「ガラシャ」




細川忠興の妻、ガラシャ夫人は、小学生の頃、大河ドラマ「おんな太閤記」で岡まゆみが演じてたのを見て興味が湧き、以来いろいろ、彼女が記載されている本を読みました。永井路子の「朱なる十字架」もガラシャが主人公で、たいていどんな本も忠興とは断腸の思いで引き離され、味土野での隠遁生活が彼女に信仰心をもたらした、という展開になってます。

宮木さんの歴史小説は、新解釈が多いので楽しみにし読みました。
確かに新解釈。
味土野で、イケメンと出会い恋をしたり、その人への思いを絶ち切って夫の元へ戻ったのに側室がいて傷ついた、と。

そしてガラシャをキリシタンへと導いた清原家のマリアはガラシャそっくりで、最後は身代わりとなり、ガラシャは味土野で恋しい男と一緒になり、女の子を産むと。

面白かったですが、それはないでしょうね。。戦国武将の娘が、夫の側室如きで傷つかないはず。


それにしても秀吉の身勝手さ、いやらしさ、はわたしが思う通りの描き方です!!ここは大満足。

小説としてはかなり面白かったので、満足度は100

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