上田早夕里「ラ・パティスリー」
神戸の洋菓子店で働く新人夏織。ある日、厨房に見知らぬ男がいた。
記憶障害を持つ恭也で、そこを自分の店と勘違いして飴細工を作っていたのだ。
そのまま記憶が戻るか身元がわかるまで、という約束で働き始めた恭也と、だんだん彼に惹かれて行く夏織を中心に
様々な出来事が描かれていく。
最後まで記憶が戻らなかったのは驚きだけど、でも自然な感じでした。
夏織が、「もうすぐお別れ」と思った時に、捨て身で恭也にぶつかっていった勇気と、そこから始まった2人の、わすが1ケ月の関係がそれまでの10ケ月より濃密だった、というのがすごくいい。
そして神戸と広島と離れて働くようななってからの、地に足のついた、地味な関係もすごくいい。
なんだか、とっても感動してしまいました。いいなぁ。
満足度95
神戸の洋菓子店で働く新人夏織。ある日、厨房に見知らぬ男がいた。
記憶障害を持つ恭也で、そこを自分の店と勘違いして飴細工を作っていたのだ。
そのまま記憶が戻るか身元がわかるまで、という約束で働き始めた恭也と、だんだん彼に惹かれて行く夏織を中心に
様々な出来事が描かれていく。
最後まで記憶が戻らなかったのは驚きだけど、でも自然な感じでした。
夏織が、「もうすぐお別れ」と思った時に、捨て身で恭也にぶつかっていった勇気と、そこから始まった2人の、わすが1ケ月の関係がそれまでの10ケ月より濃密だった、というのがすごくいい。
そして神戸と広島と離れて働くようななってからの、地に足のついた、地味な関係もすごくいい。
なんだか、とっても感動してしまいました。いいなぁ。
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