読む日々

テーマばらばらの読書日記

家康の子

2013-07-30 | 
植松三十里「家康の子」


徳川家康の次男、結城秀康の生涯。

この方の歴史物は解釈が優しくて好きです。今回も、あまりメジャーとは言えない結城秀康を、生まれおちた状況などからとても自然な流れで、生涯を描ききってます。

かなり泣けました。

家康から疎まれていた、というイメージが強かったけど、その認識は完全に覆りました。家康の幼少時代と似た環境にあり、忍耐を身につけた武将のすごさ。兄 信康の、「父に逆らってはいけない」との遺言を守り、さらにそれを乗り越えて確固たる立場を築いたのに、若くして病にたおれた痛ましさに号泣でした。

派生して、息子や孫達、越前騒動などの話しも読みたいような読みたくないような…
越後とも子孫は関係があったんですねぇ。やっぱ読みたいかな。

機会があれば探してみます。

満足度100


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