読む日々

テーマばらばらの読書日記

小夜しぐれ

2011-03-26 | 
田郁「小夜しぐれ」みをつくし料理帖


意外に早かった最新刊。シリーズ100万部突破だそうです。

美緒と源斉先生、澪と小松原の恋に大きな展開が・・・と帯に書かれてます。
わくわくして読みましたが・・・

・・・・・・・・・・・なんで・・・・・?
美緒は源斉先生を諦めて、親の言うなりに中番頭と結婚。そこに至るまでのわがまま娘の涙と決意は素晴らしいけど、
でも、なんで~  あんなに先生の事が大好きだったのに、あんまりな展開にがっかりです。
美緒の父は、澪と源斉の親しげな姿を見て美緒に源斉を諦めさせることを決意したみたい。

じゃあ、小松原(本名小野寺)は・・?と思ったら、番外編かのように小松原の仕事と家庭が描かれてました。
小松原は、澪の事が大好きなんだなぁ。本人もよくわかってないけど。妹に澪の事を聞かれて語る時の小松原の声に
「密やかな愛情が滲むのを本人は気付いていない」って辺りがよかった。

妹も一肌脱ぐ気になってくれたたみたいだし、超超身分違いの二人だけど、なんとかなるのかなあでもじゃあ源斉先生は?
小松原の話しの中にもちょっぴり噂話として源斉の事が触れられているけど、身分違いは同じ?でも武士に比べれば
医者の方がまだ町民との垣根は低いはずだし・・

うーん、どうなる

他にも、あさひ太夫絡みの話しやら、芳の倅が生きてる事がわかった話しやら盛りだくさん。
続きを早くよみたいな

あぁ、でも美緒が気の毒。どうして想う人と一緒になれないのかねぇ、大店の一人娘なのに。
まあもっともこの組み合わせは、美緒の片想いだけどね。だからこそ応援したかったな~。

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