読む日々

テーマばらばらの読書日記

玉虫と十一の掌編小説

2010-11-14 | 
小池真理子「玉虫と十一の掌編小説」

こういうスゴイ短いお話は掌編小説っていうんですね。

先日読んだ「一角獣」がよかったので、引き続き同じ著者の同じような本を借りてきました。
「一角獣」の中のものも数編収められてます。

ただ、前回の方が衝撃的だったので、今回もよかったんだけど「一角獣」に比べたらインパクトが弱いかなぁ
(私にとって)
2篇目と最後のお話は、ちょっとドキドキしましたけど。

2篇目の「千年烈日」は、ただの不倫の話かと思いきや、デジャ・ヴを通して過去世自分がこの墓の中からこの景色を見ていた事を思い出す、というちょっとホラーなお話でした。でも本当なら、死ぬ事がこわくなくなります。

最後の「さびしい」も不倫話だ・・。別れた直後、女性が偶然見た男性側の嘆きの姿がせつないです
満足度は70。

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