読む日々

テーマばらばらの読書日記

贖罪

2011-11-07 | 
湊かなえ「贖罪」

 田舎町で、10歳の女の子が殺された。15年後、その時一緒にいた友達4人が次々と人を殺してしまう。
そんなことが引き起こされた原因は、15年前に殺された少女の母親が、町を去る時に4人に投げかけた言葉「犯人を見つけなさい、さもなくば私が納得できる形で償え」に、縛られていたからなのか。4人の、過去を振り返る言葉や手紙で、最後に犯人と、その犯罪に隠された悲しい過去が浮かび上がる。

と言ったお話でした。

4人の子ども達のうち、最初が「紗英」って子が、15年前に殺された少女・エミリの母親にあてた手紙だったんだけど、独白というか語りかけ、というかが「告白」とかぶって、少し「なんだかなぁ」って気分になりました。

が、次の「真紀」の章がものすごく面白くて、ぐいぐい引き込まれました。その後は一気読み。満足満足。



これって映画化されたのかなあ。


満足度90

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