読む日々

テーマばらばらの読書日記

瑠璃でもなく玻璃でもなく

2013-06-24 | 
唯川恵「瑠璃でもなく玻璃でもなく」




朔也という男を挟んで
その妻、英利子
愛人、美月 の両方の視点から進む物語。


ただの不倫話かと思ったら、ちょっと違った。
朔也は妻を捨てて美月を選ぶんだけど、英利子にとっても結果的にはその方がよかったみたいだし、
朔也の親にとってもよかったみたいだし
朔也にとっても、やはり本当に相性がいいのは美月なんだな、と。

よく「出会うのが遅すぎた」とかいうセリフ聴くと「はぁ?」とか思うけど、これは結構すんなりそう思えました。
相手、間違っちゃってたんだね、って。

最後みんな、本当にみんながそれなりに幸せそうで、いい読後感でした。

美月が、朔也の母にすんなり「二世帯住宅でも大丈夫」「料理教えてください」って言う辺り、なぜか涙が止まらなかったです。


満足度100

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