読む日々

テーマばらばらの読書日記

銀のみち一条

2014-05-30 | 
玉岡かおる「銀のみち一条」

明治~大正にかけ、銀の町生野の地を舞台にした大河ドラマかつ花登こばこ風物語。

江戸時代はそこそこの名家だったが反体制に動くのが早すぎた祖父。祖父と離れ離れになり、銀山抗夫として生きた父。
祖父に育てられた主人公の雷太と、その祖父が育てていたフランスの鉱山技師の孫らしき伊作(あとでわかるけどイザークと名付けたらしい)、祖父が亡くなり父に引き取られ、祖父の血を引くならうちの書生にと医師に望まれながら、父と暮らすことを選んだ雷太と、代わりに書生になった伊作。
父の隣に住む抗夫仲間一家の娘芳と、医師の娘咲耶子、その小間使い志真が織り成す、時代の波に揉まれ、希望通りに生きられない時代を懸命に生きた人々の物語。

説明長い?

伊作の恩知らず、勘違いっぷり、芳改め芸妓の芳野の格好良さ、志真の純粋さ、咲耶子の運命の過酷さ、そして際立つ雷太のヒーローっぷり、がそれぞれよくわかって面白かったです。これ、ドラマ化してほしい!
雷太は窪田正孝くん。
咲耶子は橋本愛ちゃん?髪長くないとだめだけど。
志真は忽那汐里ちゃん。
伊作は悪役だからなぁ、無名の売出中若手で。

なーんて妄想全開中。

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