読む日々

テーマばらばらの読書日記

生まれる森

2017-12-10 | 小説・現代
島本理生「生まれる森」



なんとなく青春時代を思い返したくなって、久々に島本理生さんの本を借りてみた。

予備校講師との恋に破れた女の子。
高校時代のクラスメイト、キクコ一家との交流で少しずつ癒され、キクコの兄、雪生と優しい関係が深まって行くひと夏の様子。

予備校講師とは会ったりはするけど所謂恋人関係ではなかったにもかかわらず、少し不安定な男に恋してしまって翻弄され、自分自身も不安になぅてしまってる女の子。
一人っ子なせいか、なんでも自分で解決してしまいがちな女の子が、母の死を体験した家族に関わるうちに、たぶん、少しずつ成長していけたんだと思う。

一人っ子で親が共働き、ってウチじゃん!
息子も確かにちょっと1人で決め込んでしまう所、あるかもなぁ。

満足度90