読む日々

テーマばらばらの読書日記

雪ひらく

2012-06-12 | 
小池真理子「雪ひらく」

帯に
漣だつ湖面のような心を抱え、夜ごと、人を恋し続ける女たちの。六つの恋のあり様

とありました。

で。


読んだことある。確かにある。で、このブログで検索かけたけど発見されないので、だいぶ前に読んだんだと思います。

中でも覚えていたのが「場所」というお話。
結婚していながら、バイト先で知り合った年下の男と付き合っていた主人公が、別れた後、不眠となり、夜ごと六本木の高級スーパーのベンチで人を眺めていて、ある日、札幌に帰った男の妹から、男が事故でまずい状態と聞かされ、いつ電話がくるかと思いつつ過去を振り返るお話です。

なにがそんなに印象的だったのかなあ、と思うようなストーリーなんですが、結構細部まで覚えてました。

あとは、読んでいるうちに思い出しました。確かに「夜」と「恋」がキーワードかも。そして絶対どちらかか、どちらもかに配偶者がいますね。この作者は、そういう設定ばかりなのかな・・?

満足度としてはいまひとつ。60かな。

スクール

2012-06-12 | 雑感


今年度から行き始めた場所で、知らない人だらけで中々自分を出せずにいる息子。
でも最近は笑顔も出始めました。


でもやはり、もともと行ってた曜日・場所の方が落ち着くみたいです。

年に数回、同じ曜日の各校の生徒が集まってする試合も、月曜のはパス、水曜だけにする、と言いだし、
「え~、もったいないよ」と言ったものの、

要綱みたら、夏休みの平日、2日連ちゃんの日程でした
確かに、私もムリだわね。どっちかにしてもらおう

ママの遺したラヴソング

2012-06-12 | 
「ママの遺したラヴソング」ロナルド・エヴェレット・キャップス著/江崎リエ訳


 アメリカの小説です。時代はいつなんだろう?30年位前の設定なのかな。


こよなく酒を愛し、なんとなく人生の王道を外れた昔馴染みの中年男、ボビーとバイロン。
精神病院から出て、2人とホテルで暮らしてたロレイン。

ある日、ロレインが亡くなり、母の最期を知ろうと、ロレインの娘、16歳のハンナが訪ねてくる。

身よりがなく、すさんだ生活のハンナと、何故か3人で共同生活を送ることになる。


もともと、地元のヒーローといえる位、なんでも万能だったボビーとバイロンに育てられ、みるみる成長するハンナ。
ハンナを高校へ入れ、大学まで入学させるまでの二人の奮闘、二人と関わる事で大きく成長していくハンナ、それを見守る浮浪者達との友情、みたいな、なんだか不思議なファンタジー小説のようでした。

映画化もされていて、ただ、結構設定は違うみたい。

最初、ストーリーが動き出すまではちょっと退屈だったけど、だんだん引き込まれていきました。
「本当の賢さ」「本当の豊かさ」って、目に見えるモノだけじゃないんだなあ、と考えさせられます。

あと、文学者のバイロンがハンナに与える小説なんかが、すごく良くて。それらも探して読んでみたくなりました。

満足度90