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読む日々

テーマばらばらの読書日記

熱海連続殺人事件

2016-03-14 | 
アンソロジー
五十嵐均「アマン」
夏樹静子「揺らぐ灯」
森村誠一「華やかな郷愁」

熱海を舞台にした事件をテーマにした3作。

アマンは双子を利用した死の隠蔽。犯人はまあ、いない。

揺らぐ灯は睡眠薬を利用した死亡時間の画策

華やかな郷愁はたまたま写真に写り込んだ人と犬と、そこにつけられたダイイングメッセージらしき印から着想を得た作家の大活躍。

ストーリーはどれも面白かったけど、五十嵐夏樹兄妹のは若者が主役なのに言い回しがお年寄りっぽくて少し残念でした。森村さんのは流石です。

満足度80

名もなき日々を

2016-03-10 | 
宇江佐真理「名もなき日々を」

髪結い伊三次捕物余話12
子供世代の話がメイン。
お吉が女髪結いの修行を始めたり、伊与太の師匠が亡くなって代わりに歌川国直に師事したり。
不破宅では茜が松前藩の世継ぎ争いに巻き込まれたり、龍之進夫妻に子供が無事産まれたり。

一つ一つのエピソードが面白くて温かい。登場人物のキャラも立っていて本当に面白い。

この後3冊出てますね。果たして完結したのかどうか?好きな作家さんだったので66歳での死が残念です。

由香里の死そして愛

2016-03-08 | 
穂積隆信「由香里の死そして愛」積木くずし終章


同世代の人ならわかるあの積木くずしの後日譚。
娘の由香里さんが若くして病気で亡くなられたのは当時ニュースで見て、なんだかいたたまれない気持ちになったのを覚えている。

積木くずしがドラマになった時、モデルとなった由香里さんがもっとずっと年上で、はるか昔のお話を描いているのだと思っていたら自分といくつも変わらない子が主人公で、しかも渦中の時からいくらも経っていない(つまりまだリアルに近い)という事を知った時は微妙な気持ちがしたなぁ、同世代として。そんな明確な言葉で違和感を感じたわけではないけれど。なんだかなー、と思ったのは覚えてる。

そして、不幸に不幸を味わい様々な苦しみを味わって、最後つかの間の幸せを体験して亡くなった由香里さん。壮絶な体験の大基に、母親の原爆体験があったのだとしたら切ないな…。

それにしても積木くずし時の警視庁心理官?の方のアドバイスはすごいな。いちいち納得。私も息子をいじりすぎる傾向があるから気をつけよう…。

由香里さん、安らかに。

遙かなる城沼

2016-03-07 | 
安住洋子「遙かの城沼」


江戸中後期?館林藩の若者の年代記。

特別な才覚がないことに悩む惣一郎だけど、賢い弟、武勇に優れた妹を横目に、周りに見守られながら自分らしい生き方を貫き幸せを掴みとっていく成長物語。

藩や父が関わった過去の事件の謎や、仲良し家族との生活ぶり、男の友情など読みどころもたくさん。
かなり楽しめたしところどころ涙したりも。

ハッピーエンドだし、満足度100。