「デスノート Light up the NEW world」 （ねたばれ注意）

前作の映画から10年も経っていたことに驚くが、月とLを演じた藤原竜也と松山ケンイチの以降の活躍には目をみはる。

この10年で世界はより混沌としたものになっているように思う。
「デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ」というシンプルなルールで、誰でも殺せる絶対的な力を手にできればどうなるか。
人間は正しく自らを律することができるのか。

できるわけがないというのが「キラ」であり、できるかもしれないというのが「L」なのだろうか。
人は過ちを犯すものであり、過ちから学ぶことで正しさに近付けるかもしれないというのが、三島の生き方に象徴されるのか。

死神が死を選んでしまうといった理屈では説明がつかないことが現実に起こることも表現されており、奥が深い作品だと思う。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：デスノート Light up the NEW world
製作年：2016年
製作国：日本
配給：ワーナー・ブラザース映画
監督：佐藤信介
主演：東出昌大
他出演者：池松壮亮、菅田将暉、川栄李奈、船越英一郎、戸田恵梨香、中村獅童、沢城みゆき、松坂桃李
上映時間：135分