ドイツのメルケルが、グルジアで、
グルジアがNATOに直ちに加盟するとは思ってない、それがドイツの立場だ、
と語ったらしい。
Merkel denies prompt NATO membership for Georgia
https://www.presstv.com/Detail/2018/08/24/572092/Georgia-Germany-Angela-Merkel-NATO
"I do not see Georgia's prompt accession to NATO (membership). This is the position of Germany," Merkel said during a meeting with students at the Tbilisi State University in the Georgian capital.
実際このドイツの立場は少なくとも2008年からずっと知られている。オセチアで小さな戦争があった頃、他のNATO加盟国がグルジアを推す中、ドイツとフランスが反対して達成されず、今に続いている。
次にはウクライナのクーデター事件という、ドイツ民族にとってこれ以上の恥はないような事件が起こってはいるものの、前から書いている通り、基本的にドイツには、NATOのこれ以上の拡大に反対する勢力が強く存在してる。
が、それ以上何かしたかというと何もしてない。つまりドイツは、すべてにおいて半越しの常態と政治的には言えるでしょう。
しかし、この間のサッカー協会の行動を見ても、一つだけ大きな変化は達成している。
それは、一般人がロシアに侵攻した過去を直視するようになったことでしょう。これまでは、ドイツといえばユダヤ人殺しの話しか出てこなくて、あたかも、あの巨大なバルバロッサ作戦を含むほとんど史上類を見ないほどの侵攻作戦の目的がユダヤ人の民族絶滅であったかのような、おかしな歴史がジャーナリズムの「正史」だった。このおかしな40年(または60年ぐらい?)は壊れた。
6月22日、ドイツ サッカー協会ソチで花を捧げる
まぁ、でも、そもそもドイツが統一してNATOに入ってNATOを率いてユーゴスラビアを壊したのが間違いの素ですからね。個人間やビジネス間の付き合いとはまた別に、ドイツという国家に付いたふしだらで信頼の置けない奴という影はそうそう払拭はされないでしょうが、ともあれ一部洗脳が解けたらしいのは大変よかった。
そんな中、日本の自衛隊は、NATOとバルト海で演習をしていた。
バルト海ですよ、バルト海。自衛隊の活動範囲が極東どろこかアジアですらなくなったんだなぁとここでも確認できますね。
海自、NATOとバルト海で演習 護衛艦が参加
https://www.sankei.com/world/news/180823/wor1808230015-n1.html
日本は域外のパートナー国としてNATOとの連携を強め、7月に政府代表部を設置。海洋安全保障分野では昨年10月、ストルテンベルグNATO事務総長が海自横須賀基地(神奈川県)を訪れ、護衛艦「てるづき」を視察している。
今回の演習にはNATOから常設海上部隊の艦船、海自から練習艦「かしま」と護衛艦「まきなみ」が参加。海上で作戦を実行する際の連絡手段の確認などが行われたとみられる。
欧州方面では、地面の上に施設も建造。
リトアニアにNATO空軍基地が完成予定 バルト諸国では初
https://jp.sputniknews.com/world/201808145223601/
空軍基地はロシアとの国境から60キロ離れたところに位置する。基地では戦闘機による地上標的への攻撃および空軍による軍事演習が行われる。
基地の建設は2017年に着工され、完成は18年秋に予定されている。また、建設には米空軍工兵部隊(RED HOURSE)が加わった。
これってもう、ほとんど米軍が攻撃拠点を工兵を使って作りましたという話。はっきり言って、狂ってる。
ということなので、世紀の強盗集団、世界史長しといえどもこれほど悪辣な集団はなかっただろうというほど悪辣な強盗集団、北大西洋テロリスト機構ことNATOは、なんのかんのと勢力維持の趣。
最近のトランプの行動は、ドイツとトルコをロシアに接近させることで、NATOを無力化したいという意図だろうという話が出回ってるし、それはそれでわからないでもないけど、でも、NATOとアメリカ大統領はどっちが強いといったら前者なので、中露はその動きを込みで、最悪の場合、最悪の場合を想定しながら行動するしかないでしょう。