ロシア連邦外務省のtweetにこんなものがあった。
冒頭に、1943年のナチのSSガリチアを撮影した当時の短い映像が入ってる。そして、最後に、「スラバ・ウクライナ」というSSガリチアが「ハイルヒトラー」と並べて使っていたスローガンを口にする、ボリス・ジョンソン、フォンデルライエン、ナンシー・ペロシが登場。
#TheTruthAboutUkraine
— MFA Russia 🇷🇺 (@mfa_russia) April 29, 2022
❓ What are you chanting?
Don't remain ignorant, learn more on Nazi collaborator's slogans, now used by politicians, repeated thoughtlessly. pic.twitter.com/seD7yPgOPi
いくつかクリップすると、
1943年、ガリチア地方コロミア
第14SS武装擲弾兵師団(ガリチア第1師団)のマーチ


で、当時のドイツでもおなじみの、ボルシェビキは敵だ、というポスター。
ガリチア師団はボルシェビキに抗するために設置されたのだ、というわけ。

そして、現在のウクライナはこの師団を盛大に賛美している。

そして、そのイデオロギーの変容として、ボルシェビキの代わりにロシア人が入って、だから、ロシア人は殺していい、という発想が奨励される。
そのためにこの10年以上、ウクライナという場でロシア人であることはおろか、ロシアと文化的な紐帯があるに決まってるでしょ、みたいな発想を公言することすら危険だった。この傾向は2000年代の初頭には既に存在していたように見えるが、2014年にアメリカとEUが主導したクーデターがあって以降は、本当に命にかかわる危険な話になっていった。
私ですら、2004年にオレンジ革命があった後、アメリカ、カナダで、ウクライナ人が、ウクライナでロシアと文化的に同じだなんてことを言うと、有名人だったら狙われるという話を聞いた。私は最初、キエフやドネツク、オデッサがロシアでないなんて、誰がそんな無茶を言うの?と半分本気にしていなかった。
その後、2008年のどこかでオデッサにはアメリカ人がたくさん行っていて、狙いはクリミアのロシアの軍港セバストポリらしいという話を読み、なるほどそういうことかと思い、2008年の秋に、CFR(外交評議委員会)がやっているサイトにあったポッドキャストで、アメリカのNGOがクリミアに行って、クリミア住民にNATO加盟を賛成してくれるよう活動しているというのを知り、文字通り椅子から転げ落ちるほど驚いた。NGOが住民を騙すようにして「イエス!」と言わせて済む問題か???と思ったから。
その後、2014年のクーデターを迎え、そこからは結構マメにウォッチして今に至っているが、今でも、2008年ごろのあの軽々しいNGOの話が頭から離れない。だから、ナチの残党を使ってロシア世界を破壊し、騙し、生身のロシア人を殺したり、殴ったり、脅したりなんだりかんだりしていることも、結局は、やらせているアメリカ人、イギリス人、ドイツ人、etc.にとっては、深刻な問題であるという意識はないんだろうと思う。
今となって思うのは、この軽薄さこそ西側を支えるある種の性質なんだろうと思う。
だからこそ、こんなにも明白な事実さえ認められない。
WW2の決定的な勝者はソ連だよと人々が言うの巻
ソ連に苦労してもらってナチを倒して、日本を倒して、その果実を盗んだアメリカ。
アメリカ覇権とは、ソ連の人2700万人の死体の上に乗っかって、知らん顔しているようなもの。
アメリカ覇権とは、ソ連の人2700万人の死体の上に乗っかって、知らん顔しているようなもの。
西側の人間の大多数はその作られたナラティブを妄信している、ある種の信徒のようなものでしょう。
だがしかし、ロシア人や中国人やインド人がこのナラティブを通したマインドコントロール下に置かれなければならない義理はない。
ということで、ついに、ナラティブ崩壊が進み、1年前私は「ナチが好きだったと言い出すのか? 」と書いていたわけですが、ついには西側リーダー層が「すらば・うくらいーなぁ」とか言い出すところまで来た。
1年後:2020年 the Westのナラティブ管理崩壊年
どうなることやら。
また、去年の5月にはこんなことも書いていた。
公式ナラティブが崩壊したということは、それはそのレジームはもう求心力はないということなわけで、それはつまりもう終わりだという意味なのだな、と。
多分、現実もそうなっていくでしょう。そして、それが嫌だからこそ、主流メディアという今般の、いうところのアメリカ一極支配を支える司祭クラスが賢明に嘘を書き続けている。私たちはまだエライのだ、物語は続いているのだと叫んでいると思えばいいわね。
多分、現実もそうなっていくでしょう。そして、それが嫌だからこそ、主流メディアという今般の、いうところのアメリカ一極支配を支える司祭クラスが賢明に嘘を書き続けている。私たちはまだエライのだ、物語は続いているのだと叫んでいると思えばいいわね。
ビクトリーデーの反応:中国&ドイツ
まさにそうなっていた。
U−Nextで観るのにBBC制作のドラマから目をそむけると見尽くした華流と韓流のみになって困っております。それは措き、この間の欧州と米国の動きを聞きまして、近現代文明文化というのはなんだったのだろうかとぼう然といたします。突然停電したような闇となり・・・さりとて、現代のソ連、ロシアと中国の思想文化で触れたと思いつくのは、ソ連時代の『雪の女王』と『霧につつまれたハリネズミ』というアニメーションのみ。自分の無知にあ然としています。
経済社会的な支配構造に対応するのであろうと覚束ない想像しか持てないナチ・ファシズムの本質とはいったいなんだろうと見ているなかで、この2月に再選されたというドイツのシュタインマイヤー大統領のナチスドイツ降伏記念日のスピーチ和訳を見つけました。感動したあと、自分が無恥な日本人かと気がついて唇を噛みます。
ドイツが二度と失うべきではないとシュタインマイヤー大統領が訴えている欧州の結束が、いま何なのか、欧州人として、というのはいま何を意味するのか、ため息をついてしまいます。見るたびに息を吞む、EUの皮をめくるとナチ?!の旗の絵がいまなのか、日の丸をめくるとなにが?
・・・申しわけありません。URLを付して抜粋しましたが、送信を受け付けてくれませんので、とタイトルのみを。どうかあしからずご容赦ください。
というのを見つけました。確かに、urlを貼るといかないですね。なぜだかわかりません。
個人的には、ドイツ政府は言うことは立派ですが、やってることが糞なので感心してません。
ご助言とともにご親切なご確認に安心いたしました。ありがとうございます。
英国現王室を輸出したドイツ、やはり言辞だけが立派なのですか。この間憤懣やるかたなく、長いつきあいのドイツ産の大衆車をあきらめて買い換えようとしたのですが、・・・マリーヌ・ル・ペン支持がおそらく上回っていると聞くフランスから来るクルマはディーラーが遠く、スウェーデン製とて、はて日本産にするのか、と意気阻喪しております。
乗用車事情から世界の姿を認識すると非常に歪んで見えると今さら気がつきました。まったくたのしくありません。
しかし、へこたれずに、ロシアの兵士たちの侠気を遠く見ます。
ウクライナ・チェーンの腐敗と暴力という不正義が、正義の価値を逆照射するように実感します。
「終戦の直前、東京湾に米軍が上陸してきた場合、南下して迎え撃つ想定で、栃木県佐野に配置された戦車隊に所属していた司馬は、東京方面からの避難民をどう交通整理するのかを連隊に来た大本営参謀に質問したという。答えは「ひき殺していけ」であった。」
日本軍の沖縄戦での行状も有名ですね。今のアゾフそっくりです。このような行動を日本語でどう表現するのか、よく分かりません。特に詳しいわけでもないですが、ロシア語では多分”цинизм”(ツィニズム)と言うと思います。日本語ではシニシズム、冷笑主義、皮肉とかに訳され、いまいち具体的な行動が思い浮かびません。ロシア語の感じをいうと「極端に一般道徳に反した鉄面皮な態度、行為」となり、テレビではアゾフの残虐行為のビデオを流した後、よく司会者がこの言葉を使っています。
この”цинизм”こそが、西側の「普遍的価値」ではないでしょうか。この2ヶ月で益々このことがはっきりしてきたと思います。これを支えているのは幼児的な優生思想とか選民思想であり、個人主義が変形し利己主義に陥り、協調ではなく対立、征服を指向する。これは、何もナチズムに限らず、近代西洋社会が行ってきた植民政策から続く「西側」の根本的な性質ではないでしょうか。日本ではナチズムといえば、「ユダヤ人虐殺」くらいにしか捉えられていないかも知れませんが、もっと広義に西洋社会、現代社会の根っ子にある病としてその病状を明らかにすることにかなりの意義があると思います。貴ブログはその意味で大変有り難い存在だと感謝しています。
最近、ポーランドで起きたヴォルィーニ虐殺を知りました。凄まじい蛮行には言葉もありませんでした。ウクライナのネオナチは今回はロシア人を相手に同じ蛮行を繰り返しているようです。このような「伝統」を持っている彼らからすれば、先ほどのアゾフスタルの恐ろしいことになっているかもという想像は大袈裟ではないような気がします。
ヴォルィーニ虐殺をした連中を日本や欧米諸国は「スラバ・ウクライナ」と言って支援しているわけで狂ってます。これをどう見るか?
こうした連中が世界を支配するという見方もできますが、これは彼らの自壊の始まりだろうと思いたいのです。当事者でもないのに米は気が狂ったように武器援助をしていますが、終わる前の狼狽だと思いたいところです。
「ウクライナ民族運動(ネオナチ)とCIA」
https://quietsphere.info/ukrainian-nationalist-movement-and-cia/
そんな連中の考えることはロシアに関連した事はすべて抹殺することです.ロンドンのナショナル・ギャラリーがドガの「ロシアの踊り子たち」を「ウクライナの踊り子たち」に変えましたが,その根拠が飾りに青と黄が使われているということなど.しかし描かれた当時,青と黄がウクライナを表すという概念はありません.(そもそも当時ウクライナではなく,小ロシアでした.)
このような乱暴な文化の破壊が,反ロシアであれば許されるのが西側の現在です.もはや欧米はこれからの文化の担い手たりえないとつくづく思います.