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ナチ世界の外では、見えるものを語り解放を喜ぶ

2022-03-16 21:46:57 | WW1&2
ウクライナの話は、シリアの時と非常に似てると思ってるので、西側が何を報道しているかには、私はあまり気を払ってこなかった。

だがしかし、ここまで来てもまだ、ウクライナが勝ってるかのような、勝てるかのようなアホみたいなピクチャーを維持している意味は何だろうと考えると、やっぱりこれは偽旗ストーリーの導入なのか、と思ってる。

そう考えてる人たちがネット上には結構いて、いろんな動画で話してる。

要するに、ロシアは苦戦してる → だから生化学兵器に訴えた、としたいんだろう、ということ。


まぁ、実際問題は、単にクリーンナップが進んだエリアが拡大していっているだけで、その中でキエフ政権の側の過激派が民間人狙いでえぐいことをまだ続けている、という状況。だけど、重武装に足るものは見つけ次第没収されたり、ぶち壊されてるし、武器庫、車両の爆破も続いているので、ここからクーデター政権のキエフに取ってのミラクルはない。


そんな中、インドの退役軍人のおじさんの動画が面白い。というか、ちゃんと解説してる。

'Russia Going All Out': Maj Gen GD Bakshi's Analyses As Russia-Ukraine War Escalates

ロシア軍の戦略は最初の数日がかなり変わったものだったが、そこから変更して普通に、包囲して追いつめて、撃つところは全力でいくというスタイルになった。これを最初からやってたらまぁ2週間で終わったかも。(※私はここは賛成ではない)

だけどロシアは急がない。だってどこも地上軍入れてこないし、飛行禁止区域は自分で作ってるから。

毎日毎日(西側が)、ロシア軍に兵器がたりない何がたりないとか言ってるけど、そんなの子供じみてる。

とかずばすば言ってて、思わず大笑いしてしまった。

実際、ロシアに弾がないって、どうしてそんなことを思い付いたの?という説だよね。中国に軍事支援を頼んだ、とかいうガセネタも、記事書いて話を作って、言論的に詐欺を働こうという意図でしょう。馬鹿かって感じ。中国も、呆れてるでしょう。


総じていえば、アメリカの軍人集団はもはや恥を知らない集団になりおおせた。ごく少数の、これはいかんだろう、これは、といった感じでfacts on the ground(地上の事実)を語ろうとする軍人が孤軍奮闘しているだけ。

まぁねぇ、これは、シリアの時からずっとだね。シリアの時には、アルカイダの空軍状態になっていることを必死になって伏せて、ロシアは苦しんでいる、苦しんでいると騒いだ結果がアレッポ陥落ですから。


で、上のインドのおじさんの話みたいな話が西側で聞かれないのは、

だけどロシアは急がない。だってどこも地上軍入れてこないし、飛行禁止区域は自分で作ってるから。

というのがまさに核心部分だからだと思うな。スコット・リッターが1日目に大興奮していたのもそこ。あっという間に制空権を取ったから。

そして、我が方の退役空軍大将も同じところを見ていた。タモさんは、いろいろ賛成できないところも大有りだが、でもホントに面白い存在。

 


結局、それが見たくなくて2週間、馬鹿話で引っ張っって、ゼレンスキーを連れまわして、いかにもウクライナは大丈夫、というストーリーを作ったんでしょう。

冷静に考えて、現在のウクライナで選挙やってゼレンスキーが当選する見込みはまったくないでしょう。

2014年の暴力クーデターで殺された人は戻って来ないけど、生きて逼塞してたり、ロシアに逃げてた人も表に出て発言してる。ウクライナに戻ってる地方議員さんも見た。これから国を作るんです、みたいなことを言っていたが、まさにその通り。それが混乱だとしても。

いやしかし、ほんと、脱ナチ化はグッドなプログラムでした。

脱軍事化・脱ナチ化が進むウクライナ


ナチ派が一掃されたヘルソンでは、住民が集まって、この町からファシストを追い出す、と気勢をあげてた。2014年クーデター以来、バンデラ・ウクライナになっていたために行えなかった、大祖国戦争を記念する行為を再び行えることを喜んでいるようだ。


動画はここ。

また、いろんな地点でせっせと回収している武器、弾薬の類。これも重要。アンチ・タンクのミサイルなんかが、ほんとーーーに、たくさん出てくる。普通の住宅街の民家に貯蔵してるわけですよ。もちろん、親切でお金持ちの西側のみなさんが買って差し上げたもの。

結局、軍がでばっていって回収したり、過激派を追い出さない限り、どうにもならなかったんだなと改めて知らされる。




今の西側ってドイツのナチより酷いと思う。ナチは自国民を使って戦ったが、今の西側は、他国人を、知らぬ間に過激派の隠れ蓑にして、そこに武器弾薬まで備える始末。シリアもそうだし、アフガニスタンもそう。一体、これはどういう罪だと言ったらいいんだろうか? 


■ オマケ

2014年3月16日、クリミアがロシアに復帰した。

 


真面目に思うわけだが、住民の9割ぐらいの人が断固バンデラ・ウクライナは嫌だといって意思表明をしてウクライナを抜けて、ロシア連邦に編入をお願いして、ロシア連邦が承認するという手続きを取ったものを、西側なる集団は一体どうやって覆せると思ってるの? 住民意思の完全否定?

それが通るなら、アメリカの独立承認も取り消せ、とか言っていた人がいたのを思い出す。マジでそう。



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9 コメント

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毎日がベルリン市民人質作成 (ローレライ)
2022-03-16 22:32:28
毎日がナチスのベルリン市民人質作戦や沖縄市民人質作戦なのがウクライナのアゾフ親衛隊などの戦法,だから難民早く逃げて、がロシアの基本となる!
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ルーブル (夢のメトロ)
2022-03-17 00:27:23
ルーブル円ですが、一旦半値になりましたが、半分戻しましたね。
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強烈なプーチン声明 (石井)
2022-03-17 22:30:50
昨日のプーチン声明はかなり強烈でした。
https://www.youtube.com/watch?v=nLghvAvhH40&t=948
「特殊作戦」の不可避性を説明した後の部分少し訳してみます。

「西側マスコミの客観性、独立性は単なる神話であることがはっきりした。情報に制限を設け、人々へは大量のフェイク、偽プロパガンダ情報を詰め込んでいる。某アメリカのSNS会社はロシア人殺害を呼びかけるような書き込みを許可すると公に表明した。我々は「嘘の帝国」にはこうした下地があるのは分かっている。ただ、真実に対抗する不正義というのは脆いものだ。ロシアは首尾一貫、世界のために自らの立場、誠実でオープンであることを貫く。目一杯あけすけに述べたい。今日の西側連合の偽善的対話は、敵対的地政学目的であり、彼らにとり、強い自立したロシアは不要で、ロシアの独立と国益を否定している。彼らが北カフカズの分離主義者やテロリストを援助し唆していたことを我々は覚えている。弱い依存性の強い、領土一体性の損なわれたロシアにしたいのだろう。彼らは、所謂「第五列」司令部設立を試みている。それは国に対する裏切りであり、彼の地に住みながらここで金儲けをしている。住んでいる場所というのは地理的な意味ではなく、彼らの意識、つまり奴隷根性のことを言ったのだ。マイアミやフランスのお屋敷に住み、フォアグラやエスカルゴなしで生きていけないという人のことを非難しているのではない。こういう人たちの多くは、あちらのメンタリティーに溶け込み、こころここにあらずで、私たちやロシアと一緒にやっていけない。彼らの特徴は、自身は上位カーストに属し上級人種であり、この種の人間はいつでも最上位カーストに母国を売り飛ばす用意がある。西側連合は我々の社会を引き裂こうと一所懸命である。戦争による損失や制裁による社会的経済的影響を悪用するだろう。彼らの第五列を使い市民の間の対立を煽るだろう。どんな国民、特にロシア国民は真の愛国者と裏切り者の人間の屑が明確に別れる。ハエが口に入れば吐き出すだけだ。こういう自然の必然の社会の自浄作用は我国を強化し結束を強め如何なる挑戦にも対応できるだろう。西側連合及び第五列は、何でも売れるし何でも買うことが出来ると信じ切っていて、我々が譲歩するとでも思っているのだろう。彼らは我々の歴史や国民性を知らない。多くの国は、随分前から生きるために変化し妥協し、背を曲げ、自らの主権に関する決定すら卑屈に受け入れてきた。残念ながらヨーロッパでもだ。しかし、ロシアは絶対にこのような哀れな屈辱を受け入れない。我々の現在の闘いは我々の主権のためであり、将来の国のためであり、子供達のためである。真実のために闘いロシアであり続ける。」

これ以上ないくらいにハッキリ述べています。「作戦」開始前は常に「我々のパートナー」という言い方を西側について表現していましたが、今後はこれはなくなるでしょうね。
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嘘つき帝国の暴露 (ブログ主)
2022-03-17 22:53:48
石井さん

ありがとうございます。昨日、たまたまその会見を見てました。RTロシア語ページが開いて見られたので見てました。プーチンの表情ももうこれまでとは違いますね。自軍兵士を死なせて戦ってるわけですから、これは当然。

西側は本当は対ロの戦争をしているのに、知らん顔してやっているというところが、カエルの面になんとかといった感じの軽薄さだ、などとも思いました。

フランスやマイアミのお屋敷に住んで上のカーストに入るために魂を売る奴らが主体になればこのような軽薄さが日常になるのでしょう。

懸命にロシアメディアを見られなくしているのは、よほど、暴露されることが怖いんでしょう。
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プーチン大統領をまた一つ理解出来ました (地球戦国)
2022-03-17 23:28:11
石井さん、ありがとうございます。ロシア発の英語版情報は読めなくなったいま、プーチン大統領の現時点での胸の内を知ることが出来、深く感謝です。ウクライナが善良な国民の為に解放され、そしてプーチン大統領が経済制裁にも打ち勝ち、正義と真実の世界を打ち立てると信じています。それは武力で勝利する事よりも困難な道のりと思います。主権の為、国の為、子供たちの為、真実の為に、ロシアとプーチン大統領に栄光を!!!!
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Unknown (kiyo)
2022-03-18 10:23:51
石井様
ありがとうございます。歯切れがいいですね。一国の代表はこうでなくては。日本や欧米のメディアは人々を幼稚化させます。
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Unknown (かたばみ)
2022-03-18 22:04:54
進行中だったことが次第に浮き彫りになるにつれ、2.24はロシアの主権にとってのレッドラインだったのと同時に、ww3のレッドラインだったのだと思わずにいられません。間を置かずして米要人の台湾訪問、それはヨーロッパの危機がアジアに拡散されなければならなかったことを意味しているのでは。
3月に計画されていたドンバスへの総攻撃とジェノサイド、ゼレンスキー氏の核ミサイル配備発言とともに小型戦術核使用の可能性、そして生物兵器の流出。そのどれもがトリガーになり得たでしょう。

米英NATOが育て妄想と狂気の塊と化した怪物の暴走は間近に迫っていました。ウクライナのその先の自爆など些末なことに過ぎない者たちによって、ww2に於けるナチスの役目を負わされる筈だったウクライナ、民族浄化の照準に定められていたロシアのみならず、世界の破壊は避けられなかったと思います。
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Unknown (にゃんこ)
2022-03-18 23:16:47
遣らなければならなかった事だった。軍隊とは、このためにあるものですね。
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プーチン大統領の顔には憤りと悲しみも見られた (Исао Симомура)
2022-03-27 22:48:57
石井様 大分の翻訳に感謝もうしあげます。実に読みやすく、分かりやすい。その上、プーチン大統領の憤りと悲しみまでが伝わってきます。もういちど感謝。
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