墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
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画家と庭師とカンパーニュ

2008-09-12 21:46:32 | 映画(か行)
「好きな事、好きな物、好きな人に囲まれている。なんて素敵な事なのだろう。」

古い友人。
二人の間にどれほどの時間の差があっても再会の瞬間に、あっという間にその溝も埋まり、打ち溶け合えるものである様に思う。
二人の初老の男は、仕事に家庭にうん蓄のある言葉を交わしつつも、まだまだ失敗してみたり、いろいろ…。
そんな友情がまた、人を育てる。

文章で書くと重苦しいですが、こんなことを自然に描いています。
自分の大好きな事・もの・人に囲まれていると、たとえどんな状況下であっても幸せに感じられる。
そんな人生おくれるかなー。おくれるようになりたいなー。
うらやましい。

画家、キャンバス役は、先日観たばかりの「ぼくの大切なともだち」に出演のダニエル・オートゥイユ。彼、味ありますね。日本だと高倉健といった感じでしょうか。

ヒューマン物を好きな方は、十分楽しめると思いますよ。
すごく素敵な映画でした。

とにもかくにも、友情と人生を語る映画に出会ってしまった。
だから、映画好きはやめられない。

絵は、ジャルダンが育てた大きなかぼちゃ。
大きな庭の中で育った、ジャルダンの大好きな物のひとつを私も描いてみました。


【STORY】
都会での家族との生活に疲れ、生まれ故郷に戻ってきた画家のキャンバス。
故郷のカンパーニュに戻った初老の画家が庭師として雇った男は、かつての幼なじみであるジャルダン。
すぐに昔のように打ち解けた2人は、豊かな自然の中で様々なことを語り合いながら幸せで穏やかな日々時間を過ごすが……。
「クリクリのいた夏」のジャン・ベッケル監督によるヒューマン・ドラマ。
画家役に「ぼくの大切なともだち」のダニエル・オートゥイユ、庭師役に「サン・ジャックへの道」のジャン=ピエール・ダルッサン。

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