MOMOSE'S DOOR Day book in New York

NY在住のシンガーソングライターが『自称シンプルライフ』を語ります。ぷぷっと笑ってホロっとなるよなDay book.

刺激炸裂5番街

2005-09-08 11:40:43 | day book in NY 2005~(FC2)
車のクラクションがあちこちで
響き渡るマンハッタン。5番街。

女優さんでしょうか、、。
いや、
モデルさんでしょう。

いずれにしろ、
どこからどうみても
『ほえ~~っ』
と、ため息をつきたくなるような
スタイル抜群の奇麗なおねーさんが、
信号待ちをしていた
アタクシの横に
バービー人形のようなモデル立ちで
しなやかに立ち止まったのです。
そのあまりにも奇麗な出で立ちと、
どことなくあまい香水のよい香りが
ふわ~んと漂うお姿に、アタクシだけではなく、
まわりにいたみなさんの目も釘付け。

こういうシチュエーションを垣間みると

田舎者のアタクシは瞬時に、

『おお~これぞ、絵に描いたようなNYだよな~~』

っと、未だに思ってしまうのです。

ですが、、。

そのきれいなおねーさんの
いい香りのする香水の臭いに混ざり、
突然、妙な臭いがふわ~っと漂ってきたのです。

それはまるで
腐った卵の臭いに
硫黄バリバリの温泉街の臭いを混ぜたような、、

まさしく、それは
 
  屁。

屁の香りなのです。

いや。
正しくは
ブっホンバっホン!
と、ご家庭のおとーさんがぶっぱなすような
激しく勢いがあるものではなく、
その腐った卵系の香りから予測する限り、

すかしっぺ。

 なのです。

しかも、
その放たれた臭いは
ビルの間に突如吹く
突風と共にますます強烈に漂いだしたのです。

奇麗なおねーさんのすかしっぺ、、。
まじですか、、、、。

っと、思ったのですが、
こういう時、人間たるもの本能で
キョロキョロしてしまいがちです。

でですね、
そのキョロキョロが悪かったのか、、
振り返ると
後方にいた人たちが
一歩2歩とさがりつつ、
冷たい視線をアタクシに投げかけているのです。

、、、

っつか、、ぬれぎぬ?
これって、
ぬれぎぬ着せられてるってか?

、、、激しく動揺。

っつか、違いますからーーーーーーーーー!!!

っとも言えず、、。

、、当然、動揺丸出し。

すると、信号が変わり、
モデルのような、女優さんのような、
奇麗な奇麗なそのおねーさんは
マンハッタン5番街の交差点を
顔色ひとつかえず、
颯爽とモデル歩きで去って行きました。
強烈な残り香を放ちながら、、。

 卑怯ですよ、、。

しかしながら、

 スカしたモデルのすかしっぺ。
 ある意味、アイデンティティを保っている、、。

妙に感心。
 
NY、マンハッタンという場所が
『最も刺激的な街』と言われる意味が
 違った角度でわかった気がします。

<本日の教訓>

何事にも動揺しない顔色とやらを研究しよう。