MOMOSE'S DOOR Day book in New York

NY在住のシンガーソングライターが『自称シンプルライフ』を語ります。ぷぷっと笑ってホロっとなるよなDay book.

めばちこ(長男1歳4ヶ月)

2008-01-21 11:46:35 | MY SONSエピソード

風邪の菌が原因らしくプチものもらいができたかと思いきや、

あっというまにおいわさんのようになってしもた。

 

ものもらいも、麦粒腫霰粒腫の、2類あるらしく、

mySONの場合は、散粒種というやっかいな方で完治するまで結構かかるらしいとのことで、速攻で治す全身麻酔をかけた部分手術方をすすめられる。

この年齢の場合、暴れるのを想定して部分麻酔ができない為だとか。

あほか。

この年齢に全身麻酔のほうがおそろしいわい。

 

っということで、完治まで長期になるかもしれないが、

とにかくあっためて膿を爆発させて出すといったアメリカ式自然療法をチョイス。

2~3日ほど、タオルを温めたものをこまめにあててやっていたら、

膿爆発。中から白い脂肪液体がうにょ~。。

膿がでればしめたもの。

ここからは、

消毒はこまめに。

甘いものは厳禁。

 

にも関わらず・・・

 

MYSONの場合、年齢が低いこともあり、

どうしても爆発した部分が気になり、汚れた手で目をこすってしまう為、

なおってきたかとおもえば、また膿の細菌が繁殖・・の繰り返し。

 

しかも、

んまいね♪

 

治るわけがない。

 

結局、完治するまで自然治療で約8ヶ月かかりました。

 


足の指、香ばしいかなビックリドンキー。

2008-01-16 16:04:15 | 食にまつわるお話
それは、元日の朝だった。
私は何やら息苦しさと共に、
どこか香ばしい香りに誘われながら目覚めたのである。
いつもなら、まだうすらぼんやりとした感覚に身をまかせ
隣で寝ているはずのMYSONの寝息を確かめながら
起き上がるという図式なのだが今日に限って何かが違う。
起き上がろうとする力に抵抗するかのごとく
ものすごい圧迫感に加え異物感があるのだ。

なんだ。これは。この異物感は。
く..くるしい...

脳裏がだんだんはっきりしてくると
原因不明の息苦しさも手助けしてか
その異物感は得体の知れぬ恐怖感に変わっていった。

もしや、お迎えか...

だが、その一方で。
私のまだ目覚めぬ脳裏とは裏腹に、
嗅覚神経とやらが何やら香ばしい香りにビンビン反応をしているのである。

なんだ、この香りは。
どこかで...
どこか懐かしい...このかんじ...

はっ!

私は、息苦しさという窮地に追い込まれながらも
この香ばしい香りが、
あのビックリドンキーのハンバーグディッシュの匂いだと
ハタと気がついたのだ。
そして、私は息苦しさに身を任せながら、迷わず酔いしれたのだ。

苦しいけど、きもち~~~い。

これぞ、まさにマゾマゾヒズム状態である。
こんなセリフをはいて、
女王様の前でひれ伏したことのある方ならこの気持ち。
きっと分かって頂けるのでないかと思うが...そんなことはさておき。

そうこうしているうちに、かなり脳裏がはっきりしたきた私は
やがて、息苦しさとビックリドンキーのハンバーグ臭の根源となっていた
その”事実”とやらに、やっと気がつくのであった。

そう。

それは、ムスコの足の親指が、
私の右の鼻の穴に突っ込まれていたという
通常、あり得ない”事実”だったのである。。

そして、その事実を受け止めた私は当然のごとく、

...あり得ない。

っと、静かにつぶやきながら、
ムスコの親指を私の鼻の穴から引っこ抜いたのである。

スッポン!

その瞬間、酸素という酸素が体全体に行き渡る感じがした。
そして、私はまたつぶやいた。

生きてるってすばらしい....

そう。
生きてるというのはすばらしい事なのである。
そう。
生きていれば、例え不可能な事と言われる事でも
充分可能になる可能性を秘めているというものである。
そして、生きているということは、自動的に腹が減ることなのである。
そう。
腹が減る。イコール。何か食いたい。イコール。それはハンバーグ。
そうだ。ハンバーグだ。
ハンバーグが食いたい。
びっくりドンキーのハンバーグがくいて~~~~~~~!!!!!!!

酸素が充分に脳に行き渡っていなかったせいもあってか、
狂喜乱舞になりつつある思考回路。
しかしその時、この感情とは別にこんな冷静な思考回路が働いたのである。

海外生活事情において、今まで日本に帰らなければ食べる事は
不可能だとあきらめていたビックリドンキーのハンバーグを
この手によって、再現する事は可能ではないのだろうかと。

まったくもって無謀である。
その昔、びっくりドンキーはなぜ海外進出をしないのかその理由をのべてみよ。
と、ドンキー本部に詰め寄った、
あの時の私の説破つまった感情よりもとことん無謀である。

>え?本部につめよったんですか?
>>はい。
>>えええーーーーーーー!!!!!

だが。無謀といえども、そう思い立ったらハラがなるなる。法隆寺ゴーン。
いてもたってもいられなくなるのが性分である。
とはいえ、私は根っからの職人気質の創作人間でもあり、
やるからには徹底してやるのがモットーである。
そこで。自らを奮い立たせるべく

『足の指、香ばしいかな、びっくりドンキープロジェクト』

と、お題目をかかげ密かに私の中の巨大プロジェクトが動きだしたのだった。
ネット上で転がっているあらゆるレシピをかき集め、
それを軸に、NYにある食材を吟味し、いかに安く仕入れ、駆使しながら
独自に研究に研究を重ねたのだった。
それは、血のにじむような戦いであった。
もう、これまでか...と思うような時も幾度となく訪れた。
だが、その都度、ムスコの足の指の匂いをかいで自分をフルイたたせた。

>変態度100パーセント

そして、正月からこの10日間を経て、
とうとう、ビックリドンキーのハンバーグを見事に再現に導くことに成功したのである。

ざかざん!



あくまで理想はこんなカンジだったが
現実はこんなカンジに...




>おもいっきり見た目ちがいまんがな..
>>あくまで味重視ですから...

しかしながら、
我ながら一つのことをなし得たという大満足の2008年の幕開けである。
とはいえ、よくよく考えたら、
ムスコの足の匂いから覚醒した思いつきであり、
今年もくだらない思想と現実の幕開けであったような気がしないでもない..。

>まっ、人生に無駄な事は何一つないですからね

っということにして頂いて。

本年もよろしくお願いいたします。

momose

ちなみに。
ドンキーもどきハンバーグですが、
味の決めては、マヨネーズと西京ミソにあり。>レシピ非公開