MOMOSE'S DOOR Day book in New York

NY在住のシンガーソングライターが『自称シンプルライフ』を語ります。ぷぷっと笑ってホロっとなるよなDay book.

身丈にあったプレゼント

2009-12-07 20:31:55 | day book in NY 2005~(FC2)

気がつけば、今年もMy sonsにクリスマスプレゼントを選ぶ季節到来。
日本では、何やらいろんなジャンルで空前の80年代ブーム到来とのことで、
これはさぞかしリバイバル系面白グッズがあるに違いないと
期待度を胸に日本のショップサイトのサーチを始めること5分。

おおおーーーーーーーーーーーー!!!発見!!>大興奮

その名もCrunchingDog

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即買い。

>任務完了。

って、これのどこが80年代なんですか!!!

ちなみに大人向きはこちら。




下半身ヘコヘコヘコします

>いらんわ!


>ですね・・・


では、気をとりなおしつつ、
引き続き今度は衣服部門へのサーチを続行開始すること今度は数分で
この見出しがヒーット!

”ディスコで大フィーバーママ必見。
今年親子でキメるなら断然これっきゃないとファッショ~~ン”



おおおお~~~~~~~~!!!!



”ディスコ”に”これっきゃないと”に”大フィーバー”


キタキタキターーーーーーーーーーーー!!
死語3連発きちゃったよーーーーーーーー !!

瞬殺

>ズキューン

ちなみに、この瞬殺コメントがついたお品というのはこちら。




その名もサルエルパンツ。


もともとはイスラム文化の民族衣装がモチーフになった形らしいのだが、
70年代後半にパリコレで一躍脚光あびるや否や、
オリジナル文化が得意な日本のファッション産業が往年のディスコブームの落とし子と言われた
あの”竹の子族”がこよなく履いていた”竹下通りブティック竹の子”の通称竹の子パンツを
今風にアレンジしたら爆発的にヒットしたらしい


とのこと。


どーりで・・・

アラフォー世代なら食いつかないわけがないあの見出し。
私もまんまとしてやられてしまったくちだ。
いや、むしろ、竹の子族に反応してしまった脳内は
既に80年代に逃避行しドーパミン大放出かもしれない。



>は~~~ん~~♪いいきもちっぃ~~ん

きゃーー!!!ひろくーーーーーーーーーーんー!!!!


そう・・

ヒロくんといえば忘れてならないのが、やはり川上麻衣子ねーさん。
My sonsと一緒にみてたセサミストリートアジアバージョンに出演していたことを知った時は、
衝撃よりもむしろ目頭がじわっと熱くなったのは私の記憶の中ではまだ新しい出来事だ。

そして、麻衣子ねーさんといえばこちらの麻衣子ねーさん。



近年、節約エコ芸人として再度名を馳せている伊藤麻衣子ねーさんだが、
彼女が出演していた80年代の不滅の名作ドラマ’不良少女徒呼ばないで”に共演していた
松村雄基にーさんが履きこなしていたそのみごとなまでのボンタンズボン



そして、工事現場のおっさんがこよなく愛するニッカポッカ

 



このいずれかにキャラが思いっきりかぶってみえるサルエルパンツをだ。

仮にもMysonsに履かせてみたところを想像したら・・・






萌え?  


>萌えないでください!


しかもアクセサリーは右手に竹刀。


萌え2倍?

>だから萌えませんから。

ついでにサルエルって文字も”族”風に猿獲流と変換してみたら

萌え50杯?

>んん・・そ、そうね・・

しかも、萩原風流し目かましながらアメ人相手に

さるえる・・猿獲流・・・
それは猿を獲物にした流れ者さ。ふっ。


なーんてのはどうよ?




>きゃーーーーーしっぶーーい。


っと、ここまでひっぱっといてなんなんですが。
結局のところ、購入に至る直前で予算的な問題にぶちあたり購入見送り。

>さっきの腹筋犬もいりませんから!

確かに・・・・


そうなんです。分相応という言葉があるようにですね、
サルエルパンツも腹筋犬も今の私の生活上、
結局のところ、まったく必要なものではなかったりするんです。

見返りを期待した欲ってーのはよ~、
人の心を曇らせてなあ~、大事なことを見逃すだけにしかね~んだよな~

これ、どことなく長渕剛にーさんが言いそうなセリフのようですが
実は、その昔。
私が20歳前後のクリスマスの日だったか、
当初つきあってた彼氏からもらった花束を抱えて帰ってきたところ、
玄関先で父ーちゃんが言った格言なのです。

当初は、父親の娘に対する単なる嫉妬心の台詞だったのか、
はたまた何を意図としてこれを私に言ったのか、
本筋のところよくわからなかったのですが、
今、このNYという異国の地で、日々父ーちゃんの形見のコートを着込み、
My sonsを連れ、その日に必要な買出しの為に近所をぶらっとしてる方が、
流行りモノのプレゼントを選んでる自分よりも心がほっこりする気がするのです。

サンタクロースが目に見えない存在のように、
本来、人にとって身丈にあったプレゼントというのは、こういうものなのかもしれません。


と、抽象的なことを申しておりますが。
やはり、物質的なもので心がほっこりする一番のお品はこれに限ります。

ずばり。



>ずばり?



明日の米。



>なんとかならんのかい、その生活。


おしまい。


>おい!



みなさん、素敵なクリスマスをお迎えください 



メリーメリークリスマス 2009