MOMOSE'S DOOR Day book in New York

NY在住のシンガーソングライターが『自称シンプルライフ』を語ります。ぷぷっと笑ってホロっとなるよなDay book.

What's the name of that song

2007-05-22 16:53:56 | 音にまつわるお話

先日、誕生日を迎えた午後。
マイサンと一緒に近所をぶらっと散歩してると道ばたに

『この箱の中のモノ好きに持ってっていいよ~~ん』

っと書かれたデッキャイ箱が置いてあった。

おおおお!!

バーゲンという文字にとんとメロメロな私だが 
”タダ”という文字には無条件で丸腰の白旗状態である。

そう。私のNYでの生活基準スローガンは未だ変わらず

『ひろう。もらう。タダ』

しかも、今日は私の誕生日。
なんと幸先が良いではないか。
何だかうれしくなった私はなぜか急に
あの、五輪で優勝した時の柔道の田村亮子選手の
金メダルをかじるポーズをカメラ目線で再現してみたくなった。

んんん~~~~
んんん~~~~~~~
んんん~~~~~~~~~
カメラはどこ~~ん~~~

ハタと気がつくと、
おしゃぶりを代用しメダルタムラを気取る私に
マイサンがストローラ越しに
かなりシブイ表情で私を見つめかえしていた。

とりあえずタムラはおいておくことに。

早速、道ばたにしゃがみこんで物色開始。
人目をはばからずダンボールに頭をつっこんで
ガサガサいじくりまわしてみると
何に使うかわからないコード類、
お菓子が入っていたであろうカンの奥に
セサミストリートのDVDが何枚かゴソっと出て来たのだ。

おおお~~~~!!お宝ハッケ~~ン。

っとくれば、
やはりここはメダルタムラポーズをいっとくしかない。

んんん~~~~
んんん~~~~~~~
んんん~~~~~~~~~
カメラはどこ~~ん~~~

>クスリとも笑わないマイサン..
>>っつか睨むなよ..

....再びタムラはおいといて。

早速、拾った数枚のDVDを持って帰宅し
マイサンと共に見てみると...
その中の1枚が

おおおおお~~~~!あたり!!

セサミストリート What’s the Name of That Song? あの歌の名前はなーに? [DVD]
セサミストリート
インデックス ミュージック



なっ、なんと!!

ブルースのダイアンシュア、
ゴスペルのパティラベル、
ジャズのダイアナクラールといった大御所たちが
ビッグバードやエルモ、クッキーモンスターといった
王道のセサミキャラに囲まれて

歌っとるではないか~~~~~~~!!

しかも。
子供向けなのにも拘らず
そのサウンドのクオリティの高さはもとより、
各出演者のみなさんが何気に普段のアダルト路線を
そのままキープしているところがニクイあんちくしょうなのだ。
特にダイアナクラールなんて、

ライヴ・イン・パリ [DVD]



思わずそのかわいらしさに
つい微笑ずにはいられないエルモが至近距離にいようとも
微動だにニコリともしないのだ。

エッセンシャル・パティ・ラベル

 

パティラベルなんてのは
容赦なくスキャット三昧。
でも歌っているのは"ABC"の歌。

 

>凄過ぎます。

コアなファンにとっては
このDVDはこれだけを見るだけでもモトはとれたようなもんだ。

そして、さきほどのタムラでシブイ顔のままだったマイサンも
パティラベルバージョンでノリノリに。

~~ドゥ~ダっ!ドゥ~ダっ!ドゥ~ダっ!

>既にウラウチ習得かよっ

しかしながら、その昔。
私の記憶の中のセサミストリートは
字幕がない状態だった為、
一体何を言ってるのかさっぱり分からなかったが、
あれから、何十年の月日が流れ、
今、こうしてセサミの本場アメリカ国内にて
既に英語耳になりつつあるマイサンと共に
誕生日の日に字幕なしの拾ったDVDを見ているというのも
どこか不思議な気がしないでもない。

が、

なにせ自分のルーツは
おもてうちばりばりのピンポンパン世代であるがゆえ、
ついついピンポンパン体操を踊りながら


ママとあそぼう! ピンポンパン ベストコレクション
PONYCANYON INC.(PC)(M)
PONYCANYON INC.(PC)(M)

『3代目は酒井ゆきえおねーさんなんだよ』

と、コアなネタを
マイサンにアツク語っている自分に
妙な安心感を抱きつつある平和な今日この頃だ。

>所詮あたしゃ米が好き。でもリズムはウラウチで。

ドゥ~ダっ!ドゥ~ダっ!ドゥ~ダっ!


カンチガイ人

2007-05-01 14:44:51 | day book in NY 2005~(FC2)
たまに。

ひょんな事から日本好きの外人に遭遇する事があるのですが

私は愛知県出身ですよ。

っと言うと、

『おおお~~~!!知ってるよ~~
ノブナガ~イエヤス~ヒデヨシ~サムライcityね~~』

っと、何気に歴史ツウぶりを得意げに言う方もいれば

『おおお~~~!!キタローねえーーー』
ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚
コナミ


っと、思いっきり勘違いした事をおっしゃる方もいらっしゃいます。

そう。勘違い。

この日本人に対する勘違いの定番といえば

未だに刀をもった『サムライ』ですが、
先日、ウチの近所で開催された
サクラマツリの会場には
やはり勘違いしたこんな方がウロウロしておりました。



しかも。このコスチュームで

『キアイため!』

っと、妙な奇声を発するこのお方。

この国ではウレッコ作家です。

>えええ~~~~~~~~~~!!!!!
>>えええ~~~~~~~~~~!!!!!
>>>マジっすかーーーーーーーーーーー!!!!

とりあえず記念に一緒に写真撮ってもらいました。

>えええ~~~~~~~~~~!!!!!
>>えええ~~~~~~~~~~!!!!!
>>>マジっすかーーーーーーーーーーー!!!!


私、ミーハーですから。

ちなみに。

日本にもタイツ姿の直木賞作家がいらっしゃいますが

志茂田景樹のよい子に読み聞かせ隊童話集—ただいま、子どもの“心おこし”全国行脚中! (DVD BOOK)
志茂田 景樹
小学館


実は、その方ともひょんな事からとある所でご一緒になり、
一緒に写真をとってもらっております。
しかもなぜかマラカス持って。

>ミーハーというよりもマニアですね。

しかしながら。
コスプレ好きの作家というのはどの国にも存在するものなのですね。

勘違いもここまでくれば優勝です。

そして。

いろんな意味でそろそろ春なんです。>しみじみ



>『キアイため!ためてーーーためて~~~!!』

>>だから誰に向かってだよ!